Nicotto Town


わが恋は 人とる沼の 花菖蒲


美しい日本酒

前回、奈良のことについて触れました。

私は住んでいる地域を除いては、奈良が最も訪れたことが多い地域です。
おそらく、聖地名古屋よりも多いと思います。

大和は国のまほろば。

私が奈良に惹かれるのは、その一言に尽きます。
大阪のベットタウン
(最近は『ベットタウン』と呼ばずに、
『ドーミタリータウン』と呼ぶようになったそうです。
『ベットタウン』というと、イヤラシいイメージがあるということだそうだが、
『ベットタウン』でイヤラシいイメージを持つ人って、
そうとうイヤラシい感性の持ち主だとおもうんだけど・・・)
として宅地化される一方で、飛鳥地方に行けば田畑が多く、
刈り取られた田圃で籾殻の野焼きをしている風景を見ると、
「2000年前もこんな感じだったのかなあ~」
と思いを寄せてしまいます。
何時間も、半日もそういった光景を眺めることが、
私の至福の一瞬でもあります。

蘇我馬子の墓として伝えられる『石舞台古墳』では、
近所の子供達が遊んでいて、
遺跡が地域に根付いていることを意識させられます。
そんな地域、他に日本にありますでしょうか!

今でこそ、どこを訪れても金に糸目を付けずに
(多少は糸目は付けますけど・・)
暴飲暴食にいそしむ私でありますが、
ハタチ前後のときは貧乏旅で、
「この100円を使っていいのか・・・」
「この1000円を使っていいのか・・・」
ひとつの行動に財布を気にしながら遊行しておりました。

必然的に、
新幹線ではなくて長距離バス。
在来線ではなくて徒歩。
というようになります。
しかし、私にとって歩き続けて手に入れた財産もあるのです。


奈良盆地の南、桜井駅から山中に入ると『談山神社』があります。
藤原鎌足を奉った由緒ある神社で、
境内からさらに山中に入ると同氏の墓もあります。
建造物そのものも朱色の華麗な社殿ながら、
風光明媚な眺めや、重厚な石垣。
そして、紅葉や桜の季節は、錦絵の中に入り込んだような、
幻想の世界が広がります。
団体ツアーのおばちゃんの笑い声さえなければ、
まさに夢の世界でしょう!

その談山神社は、JR桜井駅からバスで30分弱。
しかし、貧しかった頃の私はバスなど使わずに、歩いてテクテク・・・
談山神社への長い坂道の途中、
ちいさな酒蔵があるではないですか!
それが「西内酒造」です。
そこで醸されているのが清酒『談山正宗』です。

深山幽谷から湧き出た伏流水を想わせる澄んだ水。
飲みやすくて、でも軽いわけではなくて、コクのある味わい。
小さい蔵でもマジメにしっかり造った丁寧さが、味を通して伝わります。
美味しいというよりも、美しいではありませんか!


NHKの連続ドラマ「ダイヤモンドの恋」で取り扱われたそうです。
(見てなかったのでよくわからないのですが)


ここよりも美味しい日本酒はあると思うのです。
『出羽桜大吟醸特別限定酒』なんて飲んで見なさいよ。
「何これ?日本酒?!!」となるくらいすばらしいのだよ。
そりゃ、お金を出せば何とでもなるさ。
でも、味覚から丁寧な人柄が伝わるってのは、他にはありません。

そして、この『談山正宗』、
私は奈良でもなかなか置いてあるのが見たことがありません!
奈良市街の銘酒が置いている店でも、
桜井駅前のロータリーの反対側にある酒屋にも置いてないのです!
私の唯一の発見は、
長谷寺のみやげ物街にある売店の奥に、
ちょこんと置いてあったきりなのです。

そんなレアな『談山正宗』は酒蔵から直接取り寄せられるので、
検索してみてくださいね。
私はお正月に必ず用意することにしています。
昨年の酒造鑑定会では金賞は取れなかったみたいです。
あんなもの参考にならないけど、
今年はどうなるでしょう・・?

私のお気に入りの日本酒でした。


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2009/03/20 16:08
日本酒ですか(´ω`;)
もものお父さんがお酒大好きで
よく飲んでは酔っ払ってますよ←

教えてあげますねヽ(^Д^)ノ♪。
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2009/03/20 10:01

日本酒一回口にしたらおいしいかった(つω`*)
でももう飲まない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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2009/03/18 18:59
今回は日本酒のお話ですねwww

次はどんな話かなぁ・・・・



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