明星
- カテゴリ:日記
- 2010/11/30 09:25:13
義父は今年に入って
末期の肺がんと診断されました。
もって今年の夏まで、と言われ、
告知をしないで、
自宅での終末医療をする事に
家族全員で話し合って決めました。
家族と、訪問診療所、ケアセンターの献身的な看護、介護も
あってか、
義父は夏を超し、このままだと
年も越すなあ、
お義父さん、すごいなあ、と皆で言っていました。
9月半ば、一時意識をなくしたのですが、
その後、復活して
いっそう元気になったようにも
見えました。
義父は辛いはずなのに、
痛いとも、しんどいとも言わず、
介護の家族の心配ばかりしていました。
自分で出来る事は
自分でして、
ご飯も家族と同じくらい食べ、
トイレもふらつく足で行っていました。
ただし、タバコだけは止めませんでした。
皆も、たった一つの楽しみを奪うのはかわいそう・・。
看護師さんも笑いながら、「おとうさん、しかたないなあ~~」
と見守ってくれてました。
アクシデントで入院してしまいましたが、
最期は、苦しむこともなく
夫と娘に見守られて
静かに旅立ちました。
自宅に一緒に帰ってきて、空を仰いだら
東の空に明星が
ひときわ明るく光っておりました。
ここにおるで、といってるみたい。
お義父さん、本当にご苦労様でした。
ゆっくり休んで下さい。