金星探査機「あかつき」軌道投入失敗を考える
- カテゴリ:ニュース
- 2010/12/08 23:37:15
残念ながら「あかつき」は金星周回軌道に入ることが出来ませんでした。逆噴射開始から2分23秒後に大きく姿勢を崩した「あかつき」は、自立的にエンジンを停止してセーフホールドモード(機体を安定させるために回転する)に入ったことが確認されました。
現在のところ「6年後の金星軌道再投入を目指す」とニュースで報じられていますが、最新の情報では断定は出来ないものの、逆噴射に使用するエンジンのトラブルが原因の可能性が非常に高いようです。そうすると、6年後の金星軌道再投入も難しいかもしれません。
これをどうとらえるかは人それぞれだと思いますが、僕はこれもまた一つの経験であると考えて次に生かして欲しいと思います。
日本の惑星探査は、火星探査機「のぞみ」に続き2回目の失敗なのですが、チャレンジも2回しかしてないのです。アメリカやロシア(旧ソ連)は何度も失敗を繰り返して、そこから探査を成功させてきたのですから、たかだか2回のチャレンジでくじけちゃいけないと思うのです。
幸い、Yahoo! の「惑星探査を続けるべきか?」という投票では7割以上の人が「Yes」と答えてくれています。国民の後押しがあるのですから、諦めちゃいけません。
僕はこれからも応援していきます。
太陽に近づいたことによって、熱的に何か故障が生じた可能性はあるかもしれないですね。
「はやぶさ」は工学試験機なので、成功したこともトラブルも全部意味がありますね。
だから「はやぶさ2」をやらないと意味がないのですが・・・(-∀-#)