Nicotto Town



続きです^^;

ブリーフィングルームに居る残りの3人。
男ながら深い紫紺の髪を長く伸ばし、後ろで軽く束ねている青年はウエンリー曹長、鳶色の瞳に同じ色の髪を自然に伸ばしている短髪の少年がライアス伍長、無口で怒ったような顔をしているが本当は頼りになる頑強な体格を持つ銀髪の男ラジアス少尉である。

そんなやり取りに業を煮やしたのかツルギが口を挟んだ。

『かびごん大尉、エリオス軍曹、今はブリーフィング中なんだが』

ツルギの声にかびごんとエリオスが敬礼をして真面目な表情に戻る。

『ああ~すみません~私のせいです~』

おろおろするソフィアに席に着くように手で促し、ツルギは気を取り直して再びニューヤークの地図をポインターで指して説明を続けた。

『現在連邦の大皿はこの位置に停留している、敵の戦力は解析出来ていないがこちらと大差ないだろうと推測されている』

ツルギはポインターをビックトレーの停留している位置から崩れたドームの位置にずらして続けた。

『そこで、今回はグリーンマカクによるこの位置からの拠点用砲弾での砲撃で大皿を叩き、敵戦力を壊滅させる、ソフィア軍曹!』

ツルギに名を呼ばれソフィアが驚いたように体をすくませる。
ピンクのポニーテールが上下した。

『は、はい!』

ソフィアの返答を確認してツルギは続ける。

『君の乗るグリーンマカクがこの作戦の要だ、頼んだぞ』

今度はきちんと敬礼してソフィアが答える。
その表情は先ほどまでの柔らかい表情ではなく、厳しい軍人の表情であった。

『了解です、全力をつくします!』

ソフィアから視線をはずし、全員の顔を見渡しながらツルギは続ける。

『もちろん我々はソフィアを護衛、敵MSから守ることになる』

再びポインターで地図を指し、ダブデの駐留位置からつり橋を渡り、北側クレーターを抜けてドームまで続くルートを指し示していく。

『ソフィアはこの北側のクレーターを抜けてドームまで侵攻してくれ、ドームについたらドーム上から大皿を砲撃、私とウエンリー曹長はゲルググでソフィアの護衛につく、かびごん大尉は中央の高層ビルから狙撃機でバックアップを頼む、状況の報告も任せる』

『了解、状況分析ならお家芸よ!』

『ライアス伍長はグフで、ラジアス少尉はギャンで我々の援護を頼む』

『了解っす!』
『了解』

各自の返答を確認しツルギが大きく頷く。

『出撃は明朝0600、それまで各自体を休め出撃に備えよ!』

『了解!』




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