鑑識・米沢守の事件簿とTV局の苦悩
- カテゴリ:テレビ
- 2009/04/13 20:32:44
土曜日は映画館に「相棒」のスピンオフ作品、「鑑識・米沢守の事件簿」をレイトショーで観てきました。相棒ファンですからね。
ストーリーは「相棒シリーズ」らしさがあり、十分に面白いと思ったのですが・・・「これ、映画にする必要はないよな?(-∀- )」と正直、思いました。
別に米沢守役の六角さんや、その他の人たちの演技が悪かったわけでもなく、普通にドラマとして成り立っているのですが、でも「TVドラマ」の域なのです。
これであれば、テレビでオリジナルの「相棒 -劇場版-」を放映したあと、スピンオフドラマとして、地上波で放送しても良いんじゃないの?、と思いました。
ですが、これはたぶんTV局の財政状況の悪化により、別の方法で利益をあげる手段なのではないかと思いました。最近「ドラマの続きは映画で!」的なものが多いですしね。
地方のTV局は「とても財政が苦しい」と、レポーターの仕事をやっている知り合いに聞いたことがあります。でも、実はキー局も同じなのではないでしょうか?
たとえば、僕などはその典型ですがハードディスクレコーダーを買ってから、CM は飛ばして本編しか見ません。これが昔のテープのビデオデッキであったら、早送りなワケですが、その最中に早送りとはいえ、気になる CM は目に飛び込んでくるものです。
ところが、ハードディスクレコーダーは CM を完全に飛ばします。ですから、CM による収入というのは、リアルタイムで観ている人以外には通じません。企業の CM 離れが進んでいるのか、それを食い止めるために CM 枠を安くしているのか・・・。
また、地デジへの移行もTV局には頭の痛い問題なのかもしれません。今、放送されている地デジ放送で、フルハイビジョンなんてほとんど存在しませんし、ドラマならともかく、報道やバラエティを過剰な高品質で放送する意味なんて無いはずです。
ダビング10と補償金の問題も「ネットに流れるから」というのは建前で、実際には収入源を探しているだけなのではないかと、勘ぐってしまいます。
どうやら、TVのあり方が岐路に差しかかかっているのかもしれません。
企業が広告をテレビに頼っていた時代が終わりを迎えようとしている事は確かですよね。
「○○で検索」って、ネットで検索するようにCMに出てるんですから・・・。広告が
多様化した現在、収益の方法を模索しているんでしょう。
>>ソラねこさん
フルハイビジョンはほとんどの場合必要ないですよね。どんなに映画好きな人でも、スポーツ観戦が好きな人でも、その時間というのは限られてますから。
むしろ地デジは、無駄にレコーダーの使い勝手を悪くしてますし、B-CAS カードなんて、
得体の知れない独占企業のものです。なぜ、地上波までスクランブルをかけられなくては
ならないのか、意味わからんです。
ハードディスクレコーダーは30秒単位で先送りできるので(自由に設定できるものもある
らしいです)、大概の番組が4本の15秒CMを挟んでいるので、2回ボタンを押すとあっと
いうまです。
>>エリカさん
意味があるとすれば「電波の有効活用」でしょうか。アナログ放送だとデジタル放送に
比べ電波のチャンネルを多く必要とするので、最近の電波利用の多様化に対応するために
デジタル化は必要なのだとは思います。でもデジタル化が必要であるならば、それは国
(総務省)が主導してやることであって、国民に負担をかけるのは間違っていると思います。
今のままではだめなのかしら?
テレビ離れに拍車がかかるだけなのではないでしょうか?
地デジって、ほとんどの人は得しない訳ですし。
ハードディスクレコーダーってCМまるまる飛ばせるんですね、知らなかったです(´゚∀゚`;)
ちゅんたさんが言われるように、50年以上も続くテレビですが、
確かに岐路に立たされているかも知れませんね (--;)
テレビ局の財政悪化は、高額司会者のリストラで証明されましたよね。
確かに、無駄遣いをしないで、局アナを使えば良いのですから・・・。