パンドラの箱に入っていたものは?
- カテゴリ:日記
- 2009/06/16 22:15:27
昨日の「健全な精神は健全な肉体にやどれかし」に続き、今日は「パンドラの箱」の話をしたいと思います。
おそらく一番知られているのは、箱に残っていたのは「希望」という話でしょう。
まず、「パンドラの箱」とは何なのか。天界のゼウスが地上に送った「世界のあらゆる災い、悪意、疫病などあらゆる悪いものを入れた箱」です。
これを、パンドラ (パンドーラー ) は好奇心に負けて開けてしまい、世界に災い、悪意、疫病などが広まった、とされています。
さて、パンドラの箱に最後に残っていたものには、いくつか説があります。「希望」もその一つですが、僕はある小説に載っていた説を支持します。
「最後に箱に閉じ込めた1つは『未来を予知する能力』」
「あらゆる悪いもの」が入っていた箱に「希望」が入っているというのは、相反するものです。では「未来を予知する能力」が何故、悪いものか?
もし、予知した未来が絶望的なものだったら、生きていけるでしょうか?
もし、予知した未来が輝かしいものだったら、努力をしていけるでしょうか?
つまり、未来がわかるという事が「希望」そのものを奪う「悪意」である、という論理です。
皆さんは何が入っていたと思いますか?
「運命」ですか。路線が決まっているというのは、あまり知りたくないですねぇ・・・。
>>マーチさん
怪獣や悪魔というのは悪い物の象徴ですから使われるんでしょうね。
>>エリカさん
もし、自分を映す鏡ならば、人によってはよい方向に向かうかもしれませんね。絶対に
認めたがらない人もいるかもしれませんが (・∀・;)
>> vambraceさん
壺の説もありますね。この辺はウィキペディアに諸説が解説されていました。量子論の
世界では、場所と時間の確定は出来ない事になっていますので、未来は予測不能なはず
ですね。
「希望」自体が災厄である、これは僕にはちょっと辛い思い出があるので、その論も
また、ひとつの解のような気がします。
>>ソラねこさん
先がわかると面白くない、という感じもしますね。
人間にとって災厄と呼べる物、他には何でしょうかねぇ。
その「予知した未来」が「絶対」であるとは限らないと思うし…。
ああでも個人的に未来を予知する能力はいらないかなと思います。
本当、何が入ってたんでしょうね?
絵本だと、閉じる前に希望が自ら入ったような記述が有る物もあるが、基本的には前知魔って話だったはず。
次に起こる災厄や、死を囁く災厄。
ラプラスの魔なんて言葉もあるけれど、人間がその前知魔の様な芸当を出来ないのは、ハイゼンベルグさんだったかが証明していたようなおぼろげな記憶。
ラプラスさんは実在する人なので、魔物の名をラプラスだとするのは勘違いか混同と思われ。
ただ、「希望」自体が、質の悪い災厄なんだというちょっとひねくれた解釈も有りますな。
報われるのかわかりもしない希望に唆され、時として確約されない成果のために無駄な労を嬉々として払うという。
難しい・・・。
その人の心を写す鏡かなぁ。。
SF映画や特撮物では、よく怪獣や悪魔が入っていますが、
うーん、、難しいですね・・・(--;)
「運命」かな?