Neglect (育児放棄)
- カテゴリ:日記
- 2013/01/29 12:17:40
私の母はフィリピンで‘貧しい人たちの診療場’を開いています。
なので私はよく診療場に来た患者さんのことや、外回り(診療所で生まれた赤ちゃんや来た患者さんの調子を見に行く)で合った人たちのことをよく聞きます。
*診療所は元はマタニティクリニックだったのでお産は毎日のように来ます
去年、母が外回りに行ったときたまたま育児放棄をしていた家族に会いました。
一番年上は私と同じ年(15歳)なのに初めて会ったときは小学生かと思ってしまうぐらい痩せてました。
五人きょうだい(だった気がします)で一番下は私の弟と同じ年で二歳でした。
二歳なのに歩けず、体重もわずか四キロ。(私の弟は同い年で十キロです)
生まれたばかりの赤ん坊と同じぐらいの体重だったんです。
しかもまだ生まれてすぐだったころに高熱になったことがあって親のほうも無視してたんで高熱のせいで脳が少しおかしくなったようです。(私もよくわかりません)
それを見て私の母もダメだと思って一番やばい状態だったその子をマザーテレサの施設に連れて行きました。(もちろん育児放棄をしてた親の許可も強引にとって)
ただ、その施設は三か月ほど前に政府との事情で閉まってしまってそれからは毎日朝に私の母のスタッフたちがその子を向かいに行き、クリニックまで連れて行ってたくさん食べさせ、お風呂を浴びさせてました。(お風呂も浴びてなかったんで)
私も週末、やることがないときは離乳食を食べさせたりしてました。
その子はクリニックでは‘ユニス’と呼ばれてて(女の子です)みんな頑張って養った(?)かいがあって、最近はよく笑うようになりました。
それが、数日前ユニスは熱を出してしまって私の母は家に帰したくなかったみたいですが(不安なので)条件が夕方には家に帰すという条件だったのでしょうがなくユニスの母親に薬を渡して‘ちゃんと飲ましとくこと、面倒を見ること’と言っておいていきました。
もちろん育児放棄をしていた母親が面倒を見るわけなどなく、次の日の早朝(四時ぐらい)に死にそうな状態でクリニックに運び込まれました。(しかも連れてきたのはユニスの母親ではなく近所に住んでいる人)
私の母のクリニックではそんな状態の子を見れるほどの装備がなかったんでユニスはすぐに病院に連れていかれ、今も高熱は下がらないまま病院にいます。
親が付いていなければいけないんでユニスのそばにいるのユニスの母親で、ちゃんと面倒を見ず、昨日の晩様子がいきなりおかしくなったにもかかわらず何もしなかったのでさらに危ない状態にいるそうです。
赤ん坊の時は奇跡的に高熱を一人で乗り越えたうえもう死んじゃうんじゃないかと言われてたほどガリガリだったのに回復しそうだった生命力の強いユニスも今回はやばいんじゃないかと私の母は心配してます。
でも私の母は今特に忙しい時期で(心臓病の女の子の手術代がついに集まり、三日ほど前に手術をしてもらったところなので)ユニスに付き添うこともできないみたいです。
早く元気になってほしい願いでいっぱいです。
頑張れ、ユニス!!

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- 牙暁
- 2013/01/29 16:31
- 頑張って!ユニスちゃん!
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