Nicotto Town


今日もそれなりに~~~


千秋真一はそこには居なかった。


娘に本屋に付き合ったら、古本コーナーで「のだめカンタービレ」全巻買いしてもうたー。
1冊150円×全巻(オペラ編あり、、3巻のみ欠)・・金額予想してください。

さて、日曜日に『はじめましてオーケストラ』というイベントに行ってきました。
前半はプロ(大フィル)の演奏。指揮は新通英洋さん。
後半は中学生が壇上に上がり、合同演奏。

中学生は吹奏楽部なので、管楽器、打楽器のみの参加です。
中学校は6~8校位参加していて、
短いクラシックの小曲を1曲演奏する度に、学校毎に交代するという企画です。

交代の間に、演奏した学校の代表1名が指揮者にインタビューを受けるのですが、
殆どの生徒が「緊張した」と第一声。
オーケストラとの共演は初めてなので、良い経験が出来た、と答えてました。

ホルストの「惑星」の「木星」とか、最初は管楽器が揃わなくて音がばらばらになったりもしましたが、最後にはちゃんと盛り上がって終わってました。
最後は、客席最前列に座って待機していた吹奏楽部と、壇上との「星条旗よ永遠なれ」の合同演奏。

そして、東北大震災後、ネット上で話題になった「あすという日が」を壇上の演奏に合わせて吹奏楽部の生徒が合唱して、締めだったのですが、吹奏楽部ってやっぱり合唱上手い~~~。

800円で楽しい時間を過ごせましたー。


さて、火曜日に、大フィル練習場での、「公開リハーサル」に行ってきました。
この催しは、もともと年間会員向けだったのを、大阪市の助成金を受けるにあたり、もっと「大阪フィルハーモニー」を市民に公開するように、という意見から企画されたそうです。
往復はがきでの申し込みでした。招待なので、無料です♡

無料で、1時間たっぷりスメタナの交響詩「わが祖国から」の第二曲目「モルダウ」を聴けるという、素敵な企画でした❤この曲はリハの翌日本番だそうです。

指揮は「はじめましてオーケストラ」と同じく、新通英洋さん。
公開リハ、ということで指揮者の方が、客席に向かって、どういう風にリハをしているか、ということを説明しながら、進めていきますが、まず最初に、「TVドラマとかで作られている指揮者のイメージはどんなものですか?」と聞かれました。

TVドラマの指揮者、といえば「のだめ」の千秋真一。
あの語尾に「っ!!」を付けながら、演奏者を叱咤罵倒しつつの練習風景が想像できますねー。

「モルダウ」は、大フィルで何百回(?)も演奏されてきて、演奏者はもう暗譜しています。
ですから、指揮者がリハで行う事は、自分がこの曲を、作曲者の意思を踏まえた上で、どのように表現したいかを伝えるのが、リハーサルです、と仰られました。
「だから、自分たちのリハーサル風景は、皆さんがTVでご覧になるような風景とはずいぶん違ったものになると思います」

最初の、源流の泉の場面から。
「そこは、泉が湧いている。そして、フルートの水が湧きあがって流れる音に、ヴァイオリンのピッチカートは、その水滴がぽちゃん、と落ちるような感じでお願いします」

こんな風にリハーサルは進められました。

やがて源流は大きくなり、ヴィオラがさざ波を立て、チェロ、コンバスのうねりが加わり、やがて全体演奏で大きなうねりになっていく、その直前に、うしろでトライアングルが静かに鳴っています。

「この曲は『トライアングル協奏曲』とも言われるくらい、トライアングルの意味が大きい」
そういえばこの曲はトライアングルがよく聞こえてくるなあ、と初めて気が付きました。

そして、「大きなうねりの後ろで聞こえているトライアングルは、もしかしたら、遠くの街の教会の鐘の音かもしれない。そう言う音を下さい」

うねりは、森に入り、通過していく内に、
「遠くに見える岸で、結婚式をやっているのが見える。やがて(いつの間にか、船の上からの光景になっている)、それが近づいてきて、ワイングラスで乾杯するとき、となりの人とグラスをチン、と鳴らす音が聞こえてくる。それはとても嬉しい音なので、大きく、嬉しそうなトライアングルの音を下さい」

やがて、夜になり、ヴァイオリンが夜のしじまを表す。
「ヴァイオリンは、闇の恐怖、不安を表すように、揺れてください」
そのヴァイオリンパートだけ抜き出し演奏されたのですが、不思議空間に迷い込みそうな、不思議で美しい音色が聞こえてきて・・・。

この曲は12、3分の曲なのですが、それを1時間たっぷりと~~~。
もう何も言う事はございません。
感じたのは指揮者さんってすごーく謙虚だという事。

最後に質問コーナーがあり、
『指揮者さんは、楽譜に書かれている指示記号をあまり言わないで、抽象的な表現をされていたのは何故か」』いう質問がありました。

これに対する新通英洋さんの答え。
『表示記号は演奏者がすでに分かって居る事で、自分の意思を伝えるためには、そこに仮定の世界、たとえば物語性をもった方が伝えやすい』とのことでした。

また、『標題(作品タイトル)がない曲は、今日の様な指示をするのか』という質問には、

『前期の作曲者(ベートーヴェン、モーツアルト等)の作品にはありえるが、後期の作曲者では、それだけではない場合もありうる』とか。

長長とすみません。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました~~。


#日記広場:日記

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2013/03/11 09:40
かんちゃんさんへ

千秋違いじゃんっ
てか、芸能界情報暗いのでググっちゃったよ~。


 
(ulu)さんへ

まあ、直撃世代ですからねー。
千葉真一氏、今はどうなさっているんでしょうねー。
昔はアクション番組にその名を見ないことはなかったですが・・・(遠い目)
合唱の歌詞も、色んなバージョンがあるみたいですね。
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2013/03/10 10:24
ひゃ~ごめん。
↓あんころさん同様、千葉真一かと思って読み始めました(汗
千葉真一の出てくるイベントにでかけたのかと。
で、千葉真一はいなくて、真田広之がいたのかと(ちがう)
素晴らしい内容に、、、思わずごめんと思いました。

「モルダウ」といえば、中学の時の合唱曲、懐かしいです♪
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2013/03/07 21:35
遠藤の元嫁さんかっ♪
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2013/03/07 11:58
あんころさんへ

そう言うご意見、他にもありました。
作者さん、もしかして狙ってた?

今日のあんころさんのアバから、ティンパニストの真澄ちゃんを連想しちゃいました。
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2013/03/07 01:28
千葉真一かと思ったら違ったww
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2013/03/06 15:27
ゆきちゃんへ

千秋しぇんぱ~~い♡
あ、新通氏はとても若くてカッコ良かったぞ~~❤


te-tomさんへ

譜面台ぴしぴし叩いて、音楽を止めて、そこはそうじゃなくて~~、という場面は一度もなく、
大きく手を振って、演奏を止め、じゃあそこでたとえば・・・というストーリー構築になって、
再度同じ場所を演奏して、その変化を確かめる、という感じでした。

最後に通し演奏してくださったのですが、
ずっと練習でも良かったよーとか・・・悪い客じゃあ~~。
楽しかったです。
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2013/03/06 14:19
>感じたのは指揮者さんってすごーく謙虚だという事。
高圧的なイメージでしたが、
自分のイメージする演奏をお願いしてるわけだから、そうなるのかな?

映画のような情景を思い描きながら、演奏するんですね~
芸術家だなぁ・・・(当然w

たっぷり楽しめたようで^^よかったですね~♪
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2013/03/06 14:19
妄想するのじゃ!!
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2013/03/06 13:15
ゆきちゃんへ

だ~~か~~ら~~
居ないっていってるだろっ
そこっ!!ちゃんと文を読んだのかっっ
(長文スマソ)
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2013/03/06 13:10
ああ!!千秋先輩っ!
鼻血は出ませんでしたか?



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