Nicotto Town



屋久島の宮之浦の大冒険

 屋久島に居る屋久鹿は、本土の鹿より小さく、人を恐れないので近くによっても逃げないです。可愛い。
触りたいけど我慢我慢です。
 もののけ姫のモデルになった場所なので、映画に出てきた鹿の乗り物「ヤックル」ということで屋久鹿を全部ヤックルと私はかってに言ってます。
 さてマイカー規制もあって、規制のない白谷雲水峡に車を止めて熟睡。
 5時に出発のつもりがしっかり熟睡。起きたのは5時30分。あらあらです。
 日帰りで行けるとこまでのつもりで(20時間の行程を12時間で)
ザックの中は、水・シリアル食品・ナッツ(お豆系)・アミノバイタルスポーツ3300mgを6個とアミノバイタルスチィック20本(スピード勝負なのでアミノ酸は必需品翌日、筋肉痛にならないように)、雨具と防寒具とカメラとヘッドライトとハンドライト、山岳用GPS。(着替えと簡易テント(ツェルト)をもっていかなかったのが失敗でした。)
 元気よく出発。
苔むす森とか写真を撮って撮って撮りまくり
ウイルソン株でハートの写真を撮って縄文杉に到着。
何と3時間で到着。標準時間の半分。楽勝。
 ここでバカな私は、宮之浦まで登ってこれそうと無謀な考えを起こしてしまいました。
 この後にいろいろなトラップが隠されたいたのに。
高塚小屋と新高塚小屋を通過、先行者はここでテントを張って明日の登頂の準備。
 私は、その横をすたこらと通過。
第一のトラップ。雨が降り出した。さすが屋久島。一月に35日雨が降る言われるわけだ。
やはり滑りやすくなるのでスピードダウン。
 次のトラップは、私の前に姿を現すヤックル。それも目の前。可愛い釘づけ。
 メスのヤックルは、お話しましょうかと顔を近づけてくるヤバすぎる可愛い。
 こんな出会いが数度あったので頂上に着いたのは、私が制限にしていた12時を大幅に超えて13時。(これでも標準時間より4時間短縮)頂上は、雨で視界が悪く宮之浦の看板と岩だけしか見えなかったの。
 残念です(天気が良ければ東シナ海と太平洋を一望できるのに)
 下山開始は13:30。タイム計算をし直すとヤバい到着が日没1時間後。
 闇夜を峠越えしないと・・・
 雨で登山道は滑りやすくなってるし。悪戦苦闘で縄文杉を通過。
ここで登ってくる10人位の団体と会う。
「テント張る場所はもう有りませんか」
「テラスはもう一杯でしたよ。多少ぬかるみを我慢しないとむりです」と答えた。
ガイドさんと観光客だ。山慣れしていない団体さん。ガイドさんも大変そう。
「今から下山」ですか」
「はい」
「途中までしか無理ですよ」
「ダメならビバークします」
と答えた。白谷雲水峡に行くとは言えなかった。
 またしばらくして登山客、若い女の子2人」とガイドさん。
何か一生懸命説明している。女の子ははっきり言って登山のスタイルではない。ヤバそう。
 そのガイドさん、私を見て「あらら、今から下山ですか?〇〇で泊まって下さい危険ですから」泊まってと言うけど私の装備にテントが有ると思ってるのが不思議。
 ザックの大きさからみてそんな装備無いのは普通の登山者ならわかるのに。雇われガイドさんかな。
 「降りれるとこまで行ってダメなら泊まります」それよりその女の子の野営場所確保できるの?しっかり面倒見てねと言いたかった。
 自分でもヤバいと思っているのを人に言われると少し冷静さを失う。
 何だかんだいってトロッコ道まで降りてきちゃった。おおすごい。
マイカー規制が無ければこのままトロッコ道を降りて行けばいいのでけどもうバスは無いから、車のある白谷雲水峡まで山越えしなければいけない。
 トロッコ道を登山口まで移動。右足を出すたびに1.2、3と数えていく。
 100で150m移動。登り降りだと50m移動。とにかく4kmは移動しないと。
 そろそろついてもいいころなのにおかしいと思いGPSを確認したらもう過ぎてる。
 戻ってみると登山口が川になってる。見過ごすわけだ。
もう周りは漆黒の闇。ヘッドライトとビームライトを手に。登山開始。
ビームライトで登山道の確認をして、ライトを切ってヘッドライトだけで登る。
ビームライトは明るすぎて漆黒の闇とのコントラストに目が付いていけなくなるから。
ヘッドライトだけだと回りしか見えないので登山道をロストしやすい。なので2つは必需品。悪戦苦闘の末、峠を越えた時は20時を超えていた。
 不安がよぎった登山道が小川になると言うことは、沢・渡れるの?濁流?
大丈夫だよと自分に言い聞かせて降りてきたけど沢に来たときあと1kmなのに、、、
濁流。渡れない。そこにへたりこんでしまった私。うう・・・
 気温が6度・・冬の気温に体が濡れて危ない。ここに居ると凍死。
2時間遠回りだけどもう一つのルートを行こう。
 他のルートに切り替えて移動中に光る物が2つ。一瞬背筋が凍ったけどヤックルだ。
夜でも会いに来てくれたの?ありがとうねって。落ち込みが少し復活。
 その後に分かったのはこっちのルートは沢を4回渡らなければいけなかったの。
1個目の沢で半泣きで木と岩にぶら下がりながらクリア。
2個目は何とかクリア
3個目は濁流の合間に岩が・・・なるようになれでジャンプ。ひしっと岩にしがみついてクリア。(普段ならザイルももっているんだけど。・・
4個目は・・濁流の中に岩・・3回目と同じだ大丈夫・・ジャンプ着地成功と思った瞬間、足が滑って一気に落ちた落水。流されないように岩にしがみついてよじ登った。渓谷に私の悲鳴が響いた。そんなわけないか。濁流の音でかき消されていたから
ゴアテックスのウエアも靴も関係なくずぶ濡れ。半泣き通り越して全泣き。
なんだかんだ下山しているうちに遊歩道についた。雨もやんだ。真夜中23時。
駐車場にきたら私の車だけポツンと。昨日はこの時間帯には明日の登山のために20台位いたのに。洪水で登れないことが分かってたのかな。
私だけ・・駐車場誰もみていないのでスッポンポンでお着替え。(ヤックルが見てたかも)
もう絶対にむちゃはしないと誓って。人生初の大冒険でした。



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2013/05/21 20:20
ぺろろんみかん食べてましたか(笑)

みかん食い泥棒ですね!(笑)

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2013/05/14 22:07
こんばんは^^
改めて読みましたけど、本当大変な目にあったんですね(;´д`)
濁流に落ちて親指骨折したんですか?Σ(゚д゚lll)
生還できてなによりでした…
ちょっと不謹慎ですが、ドラマにでも出来そうな話だと思いました(^^;
現実でこんな経験って中々できなそう

それでもまた冒険したいって言ってるひとえさんは大物なのかも?(^∇^)
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2013/05/14 10:16
ひとえさん 一人で 旅行とか 山歩き。。登山ですか~~~
最後に来て 裸より 一人旅ってびっくりしました
無理なさらず 元気で帰って来れるコース選んでくださいね^^
もののけ姫の 舞台。。。いいですね^^
私 つい最近 台湾の 9分とかいう町だと・・思ってるのですが
テレビで 千と千尋の舞台の あの大きな モデルの屋敷 見ました^^
すてきですね。。画面で見てても不思議な 異次元の世界感じました
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2013/05/13 14:12
ひとえさん、無事でよかったですね ^^

無理なさらず、と言うところですが、「無理」は、後になると、いい思い出になるんですよね (^^ゞ

若いうちは、いっぱい無理して、いい思い出を、いっぱい作ってください )^o^(


でも、決して無茶はしないでね。 (/・_・\)

ひとつの無茶が、みんなを悲しませるからね ^^
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2013/05/12 05:45
お疲れ様でした。
お母さんが、守ってくれていたのでしょう
あまり、無茶はしないでくださいね♡
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2013/05/10 22:30
大冒険でしたね!
危なっかしい場面もあったけど無事でなりよりです。
リフレッシュできたかな?

僕も山遊びしますよ♪
夏場はテント・シュラフなしで沢にはいてますw
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2013/05/09 17:21
わたしも、今年は

山登りしてみようかなと思います♪

ひとえちゃん、こんばんは
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2013/05/08 15:38
ひとえさん
ほんとうに無事に下山できて、良かったです。
読んでいて、ドキドキでしたよ。
自然は、優しい時もあるけど、
厳しい時もあるんですよね。

すごい体験でしたが、
きっと、ひとえさんだから
生還できたような気がします。
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2013/05/07 00:42
こんばんは。読ませてもらいました。

結果良しとして、いままでの経験があなたを救ってくれたような気がします。
山には、自然には素直に威伏であれ!と思います。

私もある山で二十時間以上歩き続けたことが有ります。
雨も上がり避難小屋を出たのが8時。
頂上まじかで、1人が足首を骨折。
その人の経験や実力を前もって把握しなかった私の責任でした。
どうにか下まで降りてきたのが午前零時を回ってました。


山って、疲れますが、実に楽しいですね!
これからの山行は楽しい山に!と。
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2013/05/06 23:37
無事に帰って来れて良かった~^^ 
屋久鹿に会えて、苔むす森に入れて… 良かった~^^
ひとえさんは経験豊かなようですがそれでも今回の大冒険は読んでいてドキドキです。
無事に下山できて、駐車場にひとえさんの車だけで(?)本当に良かった。
心の方はすっきり、ほっこり!でしょうか (^_-)-☆
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2013/05/06 23:19
屋久島いいですね~俺も行ってみたいです。今日好きな邦画でたまたま屋久島を舞台にしてる
「学校」監督(山田洋次)という映画を観たんですが、やはり雨は多いみたいで一ヶ月に35日降るって
いうてましたね><縄文杉見れて良かったですね^^ しかし ひとえさんってほんま登山用具の名前
とかよう知ってはるし、ホンマ女性版インディージョーンズみたい。かっこいい!
山というか自然を甘く見てはいけないってようわかります。 次回の冒険話楽しみにしてますよ♪
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2013/05/06 22:32
よくまあご無事で戻られて何よりです。

無茶はいかんよぉ~o(^▽^)o
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2013/05/06 21:34
 大苦戦のようでしたね。でもご無事で良かったです^^。それにしても
ひとえさん、山歩きと言うか登山と言うか、かなりのベテランのようですね。
 私なんぞの近所の丘を歩いて山菜採りとか、野の草花の鑑賞などとは
レベルが違う^^。

 屋久島の鹿の生息数はバランスがとれているのでしょうか?こちらの
エゾシカは完全に均衡が崩れているようです。春先の北海道東部などに
行くと、ちょっと大げさな言い方をすると「佃煮にできる・・」ほど鹿に出会い
ます^^。本州でも鹿問題はあるようですし、こちらの一番の問題はヒグマ
の出没です。野生動物と人間の共存、難しい問題ですね。

 本題からそれてしまったコメントでごめんなさい・・・。
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2013/05/06 21:01
お疲れ様、どころではない
大冒険でしたね…

ものすごい強行軍。
よくまあ、帰れましたね。
って、帰らなけりゃいけなかったわけですが^^;

本当にご無事で何よりです。
ゆっくり疲れを取って下さいね^^
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2013/05/06 20:18
オカヽ(´∀` )ノエリー!!
自然相手にして、どうでしたか?
自分の中で何か変わりましたか。
いい経験してきたね^^:
ひとえちゃんは行動力あるね、格好良いよ(^O^)
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2013/05/06 17:50
ひとえちゃんてかっこいいなあ

でもなんともなくてよかったよお。

鹿さんは守り神だったのかな?

冒険してきたね(*^。^*)

私もリアルで冒険しようと思いました(*^。^*)

ひとえちゃんを真似しちゃうぞっとw
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2013/05/06 17:31
いや~~~凄い!!!の一言です!まずはww^^;

もう読んでるだけで
俺も大冒険しちゃったかのような
錯覚にまで陥りますww(笑)

団体や数人で行く登山も、何人か居てよかったー!!って思うときもあれば
この冒険は1人の方がさすがに良いなとww

でも当然危険な場面も何回かあったと思うし
よく無事に辿り着いたなとw

こんな経験めったに出来ないと思うから
羨ましい反面、俺がそうだったら、1人で大丈夫かな?ともww

方向音痴だしな~~俺(笑)

戻ってきて体調はどうですか?^^;
今はゆっくり休めてるかな?^^
本当大冒険お疲れ様です!!!!ヤックルに最後観られてたのかな~?
そこも気になりますww




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