富士山世界遺産登録おめでとう。

だけど・・いささか残念です。だだでさえシーズン中の大渋滞がさらに加速するから。５合目の駐車場狭いし、登山者の渋滞で前の人の背中とお尻をズーと眺めながら登るの大変。
まして、私のお尻では、景観を損なうと言われそう。
それに溶岩ばかりの岩場で変化ないから。富士山は見る山で登る山ではないといわてました。
だけど昨日、散歩しているときに富士山が見えた。

今日登れば駿河湾・伊豆半島・浜名湖・伊良湖が一望できると思った。登りたいな。

ところで、山ではすれ違う時、「こんにちは」「おはよう」ってなんで挨拶するのかな？

町では顔見知りしかしないのにと思っていた。

あるとき「人口密度と縄張り」と言う本だったのかな？読んで自分なりに考えて納得してしまいました。

それを朝のテレビでパーソナルエリア（他人にこれ以上近づいてほしくない距離）で思いだしました。

若い人ほど距離が近く、歳をとると他人への警戒心が強くなり距離が遠くなる。

この縄張り意識。人口密度に反比例するとのお話。

すいてる電車の中では、他人との距離とります。空いてるのに、見知らぬ人が私の横に座ってきたら、何？この人と嫌悪感をいだいて離れると思います。

だけど満員になってきたら、互いに接触しあっても嫌悪感が生まれない。

これは、空いてるときは縄張り（パーソナルエリア）が広くなり、混んでくるにしたがい狭くなるからだそうです。満員なら縄張りは無しかな。田舎はこの縄張り意識が広くよそ者が入ってくると警戒心が強く発生するとのこと。その警戒心を解くのが挨拶。挨拶をすることで私は敵ではありませんよと意志表示をする。確かに田舎に行くと気さくに挨拶をする人がいる。なるほど、そういう心理はうなずけると思った。

そこで山での挨拶が当てはまる。

単独で山を登る私の縄張りは相当広いと思う。登山客の少ない山で人の声が聞こえたり、熊よけの鈴が聞こえたら、緊張感・警戒心がすごく起こる。なるべく距離をとろうと思ってしまう。山で怖いのは熊と猪だけど人間が一番怖く感じてしまう。

だけど近くなったときに、「おはよう」「こんにちは」と挨拶されると緊張が一気にさがるような気がする。縄張り意識が消えて仲間意識が生まれるのかな。

人間の行動には意味があり、挨拶は緊張感をほぐすためにあるんだろうな。

挨拶はされる前にしたほうが、かっこいいかも。