富良野の銭湯の駐車場で寝落ちてしまいました。
朝３時３０分、ボーとしています。ここ何処？
富良野？なんでここにいるの？
アッ　雲海だ・・
トマムまで８０ｋｍあるんだ。
急いで出発。
ごめんなさい。だいぶスピードだしちゃった。
無事、到着。
もう、ゴンドラは動いてました。
朝、４時３０分ごろから。
皆さん、普段の格好。
そう、ここは雲海の見えるテラスで雑誌に紹介されてます。
テラスまではサンダルでも問題なしです。
私は、そこから頂上を目指すので山登りルックスへ。
登るといっても２００ｍくらいのプチ登山。
登山初心者の方は、ゴンドラ・ロープウェイ・リフトの在るとこを利用すると
便利ですよ。
ゴンドラに乗ります。
いい具合に雲があります。期待に胸膨らませて。（ペチャだけど）
ゴンドラが雲に入りました。
何も見えない。
しばらくして雲を抜けました。
終点です。
はやる心に促されてテラスに急ぎます。
そこに待っていたのは。
言葉には表せない絶景です。
雲が荒れ狂う波のように。
隣の、山が波間から島のよぷに浮いてます。
山と山の間からは、渓流・川のの流れのように雲が、下のほうに流れていきます。
お菓子にたとえるなら綿菓子の世界に落とされたような。
お好きなだけお食べなさいといわれてるようです。

さあ、ここから登山道に移動します。
ゴンドラ乗り場を出て５０ｍくらい移動するとあります。
誰も登ろうとしません。
入山届けの記録紙があります。
記帳します。私以外に３人だけ書いてありました。（登る時には絶対に書いてね）
ここには杖が用意してありました。
絶景を楽しみながら登っていきます。
景色を楽しみながら案外頂上まで時間がかかります。
頂上には、アベックと女の子ペアがいました。
頂上は、狭いです。２０人もいたら山手線状態かも。
みんな登ってこなくてよかった。
３６０度の絶景です。すごいです。
テラスなんかよりも数倍いいです。
もし行く機会があったら絶対に頂上まで行ってね。
降りるのがイヤ。ずーっとここにいたい気分。
時たま、私の横をすごい勢いで横を通過する生き物が？
景色に夢中になっているときは、虫が耳元を通ってるとばかり
思ってたのですが、なんとツバメが飛んでるんです。
４匹のツバメ。私を玩具にするように近くを飛び回っています。
風を切る音がすごいです。
今まで、つばめが飛び回っているのにこんな大きな音がしてるんだ。
「シャー」「シュゴー」初めての経験です。
町の雑音で聞き逃してた音。それ以上に近く飛んでくれてるのかな。
ツバメの編隊が織り成す航空ショーです。

他の人は、下山したようです。
私だけが残ってました。
いつまでも飽きない景色ですが私も下山しようかな？
あれ？荒れ狂う波のような雲が穏やかに。
そうなんです。気温の上昇に伴って雲も上に上がってきます。
雲海ショーも終盤かな？
下山してゴンドラ駅の近くの山道をウロウロ。
ここのも熊注意！立ち入り禁止の札。出るんだよねきっと。
以前、会ってしまったことを思い出して、ゴンドラ駅に戻ると
登山道を閉鎖して入山記録を回収しているお兄さんが。
「閉鎖するんですか」
「はい。ゴンドラの運行終了に残っている人がいると困るので」
「えっ、止めるのまだ８時だけど」
「はい」
雲海の見えるテラスを、うたい文句にしているので、雲海が見えなくなると
終了なんです。
まあ、良心的な。
いつまでもゴンドラ動かしてたら経費もかさばるし。
商売上手な星野リゾートと関心しました。
見に行く時は日の出から４時間までを目安にしてね。
ただ、トマムの周りには何も無い所。
ここに泊まるか、車の中で泊まるしかないの。
商売上手だよね。