ミク初体験
- カテゴリ:日記
- 2013/09/22 03:32:03
忘備録なので長文です。
富田勲×初音ミク 無限大の旅路~「イーハトーブ交響曲」~
大阪のオリックス劇場での公演に行ってきました。
発売初日にチケットを取ったので、座席はかなり前のほうを取れました。ミクがよく見れそう~~♪
お客さんの入りは、7~8割といった感じ。
オーケストラは「大阪交響楽団」。
合唱は「すみよし少年少女合唱団」。
大人の合唱隊も大勢いるのだけれど、団体名は表記されていませんでした。
指揮者と共に、壇上に上がったのは作曲者の富田勲氏。これは嬉しいサプライズ!
指揮者の河合尚市氏から、今日9月21日は、宮沢賢治の命日ですと語られると、場内ざわめき。知らなかったです~。
続いて富田氏から挨拶。かなりのご高齢のはずなのに、かくしゃくとしておられ、ミクを生オケと合わせるために尽力したソフトメーカーを紹介されました。
前半は、富田勲作品集。
「新日本紀行」
「山田洋次監督映画音楽集 たそがれ清兵衛~隠し剣鬼の爪~武士の一分~おとうと」
「交響詩ジャングル大帝 ジャングルの朝~動物たちのつどい」
NHK大河ドラマ「勝海舟 メインテーマ」
新日本紀行が生で聴ける、というのも嬉しい。中盤のフルート、fで吹いて欲しかったけど、作曲者の意向かなー。
山田洋次映画集、お盆のような丸い打楽器が使用されていました。なんという楽器なんでしょうね。軽妙なリズムを刻んでいます。オーボエがよかった~。
ジャングル大帝、富田勲の代表作。交響詩の序盤、パンジャが勢ぞろいした動物たちの前に現れる音楽ですが、これを生で聴けるとは!嬉しいですね。
勝海舟のメインテーマ。うーん。大好きな曲なんですけど、序盤からパーカッションとフルオケが爆発する曲なのですが、それがホールに響きすぎてしまい、ぐちゃっとつぶれた感じになってしまったのが残念~。
さて、後半が『「イーハトーブ」交響曲』
NHKで何度も放送されたので、ご存じの方もあると思います。
岩手山の大鷲<種山ヶ原の牧歌
♪種山ヶ原の 雪の中で刈った草は どこさがおいたが 忘れた 雨ぁふる・・・(種山ヶ原の牧歌 作詞作曲 宮沢賢治)
少年少女合唱団の歌声から静かに始まります。
剣舞(けんばい)/星めぐりの歌
・和打楽器のお祭囃子で賑やかに始まり、混声合唱と轟きあう。
♪夜風とどろきひのきはみだれ 月は射そそぐ銀の矢波・・・(剣舞 作詞作曲 宮沢賢治)
喧騒はやがて過ぎ去り、夜空に瞬く星がふりそそぐ。少年少女の歌声が響く。
♪あかいめだまの さそり ひろげた鷲のつばさ・・・・(星めぐりの歌 作詞作曲 宮沢賢治))
注文の多い料理店
怪しいメロディーで始まり、やがて中央のブラックスクリーンに一筋の光が流れ込み、それが初音ミクの登場でした。
♪わたしは初音ミク かりそめのボディ 妖しくみえるのは かりそめのボディ・・・(注文の多い料理店 作詞作曲 富田勲)
HNKで見たときよりも、体のラインは滑らかで、カクカクしたところがなく(姉情報によるとセガが協力してかなりレベルアップしたらしい)、指揮者の人が一目ぼれしたという通り、可憐な少女が歌い踊ります。
CDで聞いたときは「し」の発音が「ち」に聞こえていたのですが、それを見事にクリアーして「し」に聞こえていました。
ミクは、♪あ~ぶら かたぶ~~ら~♪と呪文を唱え、スクリーンの中で妖しく踊っていると、突然突風が吹き、ミクは悲鳴を残して消えてしまいます。
風の又三郎
♪どっどど どどうど どどうど どどう・・・ あまいりんごもふきとばせ すっぱいりんごもふきとばせ・・・(風の又三郎 作詞作曲 宮沢賢治)
合唱とオーケストラが、轟く風を吹き鳴らし、スクリーンにも風のように光が流れ込み、又三郎になった初音ミクが登場して、ともに、♪どっどど どどうど・・・と歌います。
銀河鉄道の夜
三拍子の、軽快な、でも少し物悲しいメロディーで始まり、スクリーンにはミクが登場しています。
♪ケンタウルスよ 露降らせ シャラシャラシャラキンコンカン コロンカランコロン・・・(銀河鉄道の夜 作詞作曲 宮沢賢治)
星祭の夜から、いつしか銀河鉄道の車窓の風景になり、おそらく南十字星の駅でしょうか、賛美歌が合唱で歌われます。
♪いつなのか わかりませんが 主はわたしに いわれるでしょう
もうよい おまえのつとめはおわった
その地を はなれて ここにおいで・・・(賛美歌 作者不詳)
この賛美歌の最後に、少年少女合唱団が「カンパネルラー・・・」「ジョバンニー・・・」と声を掛け合うところで、滂沱の涙が溢れ、もう少しで声を上げて泣いてしまうところでした。CDだったら賛美歌で泣いてるのになー。ここで来るとは予想外。
やがて再びミクが現れ、♪ケンタウルスよ 露降らせ・・・と静かに歌います。
雨にも負けず
混声合唱のみ。
♪雨にもまけず 風にもまけず 雪にも夏の暑さにもまけぬ 丈夫な体をもち・・・(雨にもまけず 作詞 宮沢賢治 作曲 富田勲)
岩手山の大鷲(種山ヶ原の牧歌)
最初に戻ります。岩手山の大鷲とは、岩手山の残雪が大鷲が翼を広げた形になることを差し、春の訪れと言われます。
以上がイーハトーブ交響曲です。
アンコール!!!!
あの聞きたかった、「リボンの騎士」!!
ミクがそのままの衣装で登場します。あれ?リボンの帽子を着けてるんじゃないの・・?と思ったら、上から落ちてきたーー!
それを被って、可愛くポーズ。
あーーーー!!このミク、お持ち帰りしたいーーーー!!!
そのくらい、可愛かったです~~~♡
CDでは「わたチの見る夢、秘密なの」でしたが、今日はしっかり「わたしの見る夢」と歌ってくれたので、えらいぞ、ミク~~♡
もうミクしか見てません~~。
アンコールもう一曲は、これも聞きたかった、「青い地球は誰のもの」
少年少女合唱団、この難しい合唱を歌いこなしてくれてました!
最後の最後まで、楽しかったコンサート。
ミクも、スクリーンの中から、可愛く手を振り、投げキッス。
いやー、ミクって本当に可愛いですねー♡
途中、ちょっと処理落ちしそうな場面があったのですが、オーケストラと共にバックアップ含む3台のパソコンで、指揮者に合わせてミクを歌わせていたエンジニアさん達、最後まで頑張ってくれました~。
テレビCMは知らなかったです。
どんなのだったのかな~。
半年前にチケットの販売があることを知って、ずっとわくわくしながら待ってました。
待ったかいがある、良いコンサートでした。
コンサートホールの仕様一つで、良い音聴きたいと思っても、叶わない場合があります。
今回も、シンフォニーホールもしくは、フェスティバルホールでやってもらいたかった。
音がね~、残響残りすぎて、残念な曲がありましたから・・。
おそらく、今回のホールの件で、音響関係の方は苦労されたと思います。
前半は、一度は聞いたことがある、という曲ばっかりなので、楽しいです。
後半は、演奏者よりミクばっかり見てたような・・・でも、すごく感動ものでした。
リボンの騎士はもう、嬉しくって可愛くって、カバンに詰め込んで帰ろうかと思ったほどでした。
かんちゃんさんへ
サファイアのコーデは帽子だけなんですけど、あの帽子だけでリボンの騎士と認識する記号みたいなものですね!
双子の騎士の存在を知ったのはかなり後ですね。
フランツとの間にできた、双子ちゃんの冒険のお話でしたっけ。
貸本屋で古い装丁の本をゲットして、今でも家のどこかにあります。
ジャングル大帝はいつも枕元にあった本です。
ラスト、読むたび鼻にツーンとするものを感じるのですが、夏の雲を見ては、レオの姿を探すようになりました。
(勿論、漫画『リボンの騎士』『双子の騎士』も持ってる☆)
(あ、『ジャングル大帝』も持ってる…って言うか、手塚先生の作品を多々所有してるゎ。。)
私も行きたいって思ったのですが・・・
素晴らしかった見たいですね 良いなぁ~(´▽`)はぁぁ・・♪(うっとり)
音楽には疎いので細かいことは判りませんがコンサートホールにも特徴が
それぞれあって音響効果にはみなさん、苦労するという話は聞いたことがあります
馴染みの多い曲ばかりなので入り易そうですね素人の私にも
ミクちゃんのリボンの騎士の姿はファンには垂涎モノだったでしょうwww
そういえば大阪以西での公演日程はなかったです。
そちらへも、持って行ってほしいですね!
東京で3公演、名古屋、花巻、大阪で各1公演やってますので、パッケージとしては出来上がっていると思います。
ただ、指揮の方もおっしゃられてましたが、ミクのエンジニアと、リズムの打ち合わせが大変だったそうで、
一緒に行った姉情報によると、指揮者によってもリズムが違うので、
そこらへんの調整が難しいのかもしれません。
奇跡のコラボと言われるミクとオーケストラの競演。
去年このコラボを知って、姉と二人で再演があったら聞きたいね、と言っていたので
大阪での再演、本当に嬉しいです。
このコラボを全国に持って行ってもらいたいですね!
ミクは前から知ってはおりましたが、このようなコラボは聴いてみたかったな。
こういうときほんと地方ってつまらんなって思います。
近くで経験できるなんちゃんうらやましいぞ~