Nicotto Town



映画「キャリー」

観てきました。
言わずと知れた原作はスティーブン・キングの処女作のリメイクです。

前作は観てないので比較はできませんが、この話の面白いところは念動力で怪物と化す少女が完全な被害者であるということですね。
素直に「こめん」と言えないスー。
完全な逆恨みからキャリーへの嫌がらせをエスカレートさせるクリス。

そして諸悪の根源はキャリーの母親です。
狂信的なカルトキリスト教徒で娘に「お前は汚れた子だ」と言って育て、
喜びを感じること自体が堕落だとして自分だけでなく娘にもそれを強要し、
挙句の果てに「お前は悪魔だ」と娘を殺そうとする。

念動力でクリスを追い詰め、キャリーが殺してしまうわけですが、その辺もまったく怖くなかったです。むしろ可哀そうすぎ。怖いのは母親の行動とキャリーを見る視線。。

原作者スティーブン・キングの自伝によると、キャリーのモデルはかつての自分のハイスクールの同級生の2人の少女で親がギャンブラーのため毎日ぼろぼろの同じ服を着てきた子(十代後半!)と厳格なキリスト教徒の母親を持ったネクラな子がモデルだそうです。(当然どちらも同級生に馬鹿にされいじめられた)

「キャリー」が名作になったのは生まれた境遇で這い上がれない弱者とそれを迫害する周囲の人間の弱さを描いたところだとおもいます。

ついでにいえば、キャリーを書いていた当時、スティーブン・キングはハーモンという田舎町の超薄給のハイスクールの教師、トレーラーハウス住まいで電話もなかったとのこと。町がどこにあるのかわからないけど、いい思い出は無いらしく「<プレイボーイ>のインタヴューで、私はこの町を「世界のけつの穴」と言って市民の激昂を買った。ここでお詫びして訂正しようと思う。ハーモンは、精々、世界の腋の下といったところだ」と語っている。
ホントのほんとに自分の生徒たちをモデルにしてないかな。と思ったりする。

アバター
2013/11/18 21:32
前作のキャリーを演じた女優さんの演技は鬼気迫るものがありました。
ホラーじゃなく、やりきれない悲しい話でしたねえ。
アバター
2013/11/18 12:40
前作を観ました。
あ、リメイクするくらい年月が経ったのかと思った^^;
いじめ問題は昔からありましたもんね。
ホラーよりも悲劇色が強い気がします。

わたしはお付き合いで清須会議を観てきました。
70点というところでしょうか。
アバター
2013/11/17 20:38
誰かをモデルにすると、基本的にはそれがわかってしまうとある日本の著名作家が作中に書いてた気がする。

(羊がどうとか、ノルウェーがどうとかの人)
アバター
2013/11/17 19:25
前作は怖そうで見なかったです。

そんなに怖い映画じゃ無いみたいですね。
機会が有ったら見て見たいです。
アバター
2013/11/17 18:28
現在ではモデルが誰だかわかってしまうと
本人たちが訴訟して廃業に追い込まれるケースがあるのだとか
同級生にせよ生徒にせよ、しなくていい作者様のコメントでしたね



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