Nicotto Town



ネタばれ読書日記

『蝶のいた庭』著ドット・ハチソン★1すごい話ではあるんだけど、中盤延々と殺される被害者たちの話になるし、最初「庭師が求めるもの」とぼかしてたのにあっさり「セックス」とばらすし、最終部分でヒロインの心が折れなかったもう一つの理由にかなーりうんざりした。
あらすじ取調室で語られるおぞましい事件の顛末。F...

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自作小説倶楽部1月投稿

『演歌の花道』
「いつか咲かせてみせます。大輪の、」「アヤメさ~ん。もう寝たほうはいいですよ。ほら、薬飲んで、あ! チューハイなんか飲んじゃ駄目じゃないですか」「この胸の悲しみに耐えかねて、呑まずにはいられない。ままならぬ世を嘆き、ひとり寂しく」「いやいやいや。少しでいいので頭を通常モードに切り替え...

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自作小説倶楽部12月投稿

『医師と極悪人』
「子供の頃は私は貴男を尊敬すらしていました」男は老人に向って話し始める。ここへ来るまで沸き上がった様々な思いを吐き出さずにはいられなかった。薄暗い室内にかすかな腐臭が混じる。壊れた窓から入りこむスラムの臭いだ。男が忌み嫌った。しかし懐かしい臭いだ。「私を覚えていますか? この病院か...

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自作小説倶楽部10月投稿

『ミステリにあってはならない結末』
「この事件の捜査を袋小路に追い込んだのは被害者自身でした」探偵の声は沈黙の中によく響いた。俯いたり、いらいらと時計を見たり、何事もなかったように紅茶をすすっていたり、それぞれの世界に閉じこもっていた関係者は一斉に探偵を注視する。探偵は一人掛けのソファに沈むように座...

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自作小説倶楽部9月投稿

『気の合う友達』
「当たっちゃった」と彼女がチケットをひらひらさせると集まった友達たちは口々に「さっすが、ユキ」とか、「うらやましい」とか羨望と賞賛の声を上げた。恒例の女子会だが大抵は自慢話会になる。その中でひときわ目立っているのが彼女だ。彼女の顔には満面の笑みが浮かんでいる。つい先日までストーカー...

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