ロンググッドバイ最終回感想 ネタバレ
- カテゴリ：テレビ
- 2014/05/30 22:51:40
これだから ハードボイルドは。。
探偵は淀んだ沼に投げ入れられた石のようだ。波紋を起こし一時真実を明るみに出すけど、沼はまた元に戻る。。（←私的ハードボイルドのイメージ）
総合的には90点 減点は最後に話が急ぎすぎなので、
私的には高得点、次回があれば見る。
なかなか感想を書けなかったのは「ドラマがあれじゃ、原作はどうだろう」とちょっと本屋に立ち読みに行ってきたためです。
原作の事件真相；（ちょっと調べただけなので間違ってたら教えてください）
小説家のウェイドの妻アイリーンは億万長者の娘シルヴィアの夫テリーが第二次世界大戦中イギリスで結婚して戦闘で行方不明・死んだと思われていた前夫であると知る。さらに今の夫ウェイドはシルヴィアと浮気。二人の夫に裏切られ、シルヴィアに奪われたアイリーンはシルヴィアを惨殺。テリーはアイリーンの罪を被ってメキシコに逃亡。その後アイリーンはウェイドを自殺に見せかけ殺害、探偵フィリップマーロウに真実に迫られ自殺、事件は収束する。後日マーロウは自殺したはずのテリーが姿も名前も変え生きていることを知り打ちのめされる。
ドラマのほうが舞台を日本（1950年代）に移して実に日本人にわかりやすくなってました。まず、原作テリーとアイリーンの結婚はテリーが軍役中のため偽名で結婚とあったキリスト教徒は神様の前で結婚すればＯＫなのかな？？（理解不能）最初から二人の関係にかなり嘘があった。
⇒ドラマ；台湾人（日本支配下なので日本人名を名乗る）の青年と日本人のお嬢様の駆け落ち。夫徴兵されて生き別れ。結婚の戸籍上記録はあったみたいだけど、当時の法律上は無理じゃないかな。しかし純愛のイメージ。小雪演じる亜以子（原作アイリーン）の狂気が幸せな過去を背景に引き立った大変迫力あった。
うつろな目で志津香（原作シルヴィア）を撲殺する姿がすごかった。
さらに終戦時台湾にいて、家族と絶縁状態だったとすればどんな悲惨な体験をしたのかと想像すると頭を抱えてしまいます。
しかしストリーは初めて知りました
いずれ読まねばと思います
話も面白かったし、久々に見応えのある日本製ドラマだったと思います^^
機会があったら見て見ます。
私は原作よりドラマの方がわかりやすいみたいですね。