Nicotto Town



Sキング原作「キャリー」を読む

今頃読んだのは 去年リメイク映画を見て周囲に映画を話題にした時。旧作を見た人がいるのに。
原作を読んだことのある人がいなかったから
たまたま図書館で借りれたので読みました。

最初の感想は「なんだこりゃ??」でした。
まず、昔の新聞記事でキャリーが3歳のころ家に「石が降った」事件を提示する。
最初っからキャリーが超能力者であることが明かされるんですね。初潮は超能力再発の原因らしい。

そしてこの小説の内容を分類すると
①映画で描かれたキャリーとその周辺の出来事
②『あばかれた影』という超能力者研究書
③『ホワイト委員会報告』(事件の調査委員会)
④『私はスーザン・スネル』という スーの告白本
⑤その他の記録

話は①~⑤を交えて進みます。
それぞれあまり長すぎないのでそこそこ読めます。頭に?マークを付けたまま読み進めると問題の暗黒のフロムパーティの夜が近づく。
当時の読者にとって いじめの延長でクラスメイトに豚の血を浴びせるという惨事も刺激的だったとおもいますが、ここで前述の小説の構造が活きてくる。
①はもちろん凄惨なんだけど、②と③で街全体のすざまじい被害が描写されるんですね。キャリーがガソリンスタンドの栓を抜き、ガス栓を抜き、高圧線を引きちぎって歩くもんだから周辺は火の海。死者409名、行方不明49名と報告されてます。(うちハイスクールでの死者は67名)

④からはスーからみたキャリーの普通の女の子の言動、最期の様子などが描かれ恐怖と悲劇をうまく両立させる。

事件発生からキャリーを直接知らないひともキャリーを見て「あの娘だ」と感じたとかなりご都合テレパスまであるけど、生まれた境遇のために 超能力だけでなく実は美人なのに身を滅ぼす少女、地域社会の息苦しさみたいなものをうまく描いた名作だと思います。ちなみに諸悪の権化のキャリーママは、あり得ない宗教観のために地域の嫌われ者らしいですが、ひたすらキャリーを支配する存在で 映画版(リメイク)ほど目立ってません。

アバター
2014/06/28 19:32
ホラーは僕も苦手です^^
アバター
2014/06/27 17:07
モデルがいたとか、いないとか、
昔あって話題になった映画だったような気がします
アバター
2014/06/26 21:22
キャリー予告だけしか見てないです。
ホラーわ苦手で・・・
チョット怖い感じがして

リメイクまでされたなら見る価値はあるかな・・・



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.