パート４
- カテゴリ：小説/詩
- 2015/04/26 21:50:07
それから4回目の冬が巡って来た。
佳は鎌倉の七里ガ浜にいた。
遠く海をじっと見つめていた。
あの時と変わらない優しい日差しと
波の音が心に響いてくる。
冷たい風が頬に当たった。
「暖めてあげるから」
そう言って彼は一人日記帳を強く抱きしめた。
気が付くと一匹の子犬が
佳の隣に座っていた。
後から一人の女性が「スキーター」と叫びながら
追いかけて来るのが見えた。
佳は犬を撫ぜ抱き上げた。
そして振り返り海を見た。
「ほらワンちゃんの背中が見える」
傾きかけた日差しの中、彼女に向かって言った。
風になびく髪を片手で抑えながら
きょとんとした顔をして彼女は笑った。
「そう、スキーターの背中は
小さいからみ見逃しちゃったね」
そう言うと彼女は
子犬の頭を軽く撫ぜた。
「覚えていたんだね背中の事」
「それは忘れられない事件だからね」
佳はハニカミながら彼女を見て言った。
「僕たちの原点の日」佳は言った。
「だから日記帳を持ってきたんだね」
「宝物だからね。これ」
佳はそう言ってノートを両手で力強く握った。
「6年前の今日、4年前の今日、
僕たちは鎌倉にいた」
「で、私は4年前に死んじゃうって嘘をついた。
あまりに鈍感で、無頓着な佳をノックアウトしたかったの」
「ノックアウトできなかったら
私その場でリングを去るつもりだったわ」
「泣いてくれてありがとう」真美は言った。
「嘘泣きだよ」佳が答える。
「強がり言っても無駄だよ」
真美は微笑みながら言った。
「６月の結婚記念日には
またここに来たいね」
「ああ、夕焼けがきれい」
真美は思わず叫んだ。
赤く金色に染まった低い空に
白地を淡いグレーに変えていく富士山が遠く浮かんでいる。
二人の長く伸びた影が再び一つになった時、
暗くトーンの落ちていく水平線のはるか遠くに
二人の背中が重なって見えた。
そして、その背中の横でスキーターが
シッポを振っていた。
それは楽しそうだった
これで終了
以前のバージョンでは彼女は亡くなってしまったんです
でも、お友達からクレームが来たので
書き直すといったまま年月が経ってしまいました
言葉は時によって人を傷つける事もある
それからセカンドは生にシフト？しました＾＾
（あの～、生はビールではありません
生命の生です・・・）
ほんとだ。
書き忘れてる！
すみません。
「そうかＬｉｎｅかぁ」、なんて思ったの覚えています
その頃は無かった？
なんて書こうかななんて・・・
書いたつもりで
書いてなかったんですね
気を付けます・・・です
長くなってるだけ？？？
そうは読んでて思いませんよ～
気になりだして結局書いてしまって長くなってるだけなんよ
ホントは短くしたいの(^-^;
お返事あってよかった…
パート１でお返事なかったから
ちょっと凹んでました
きっと忘れてるだけだよね！って思いつつ
ヘタレなんで聞くことも出来ず…今に至るｗ
んでも よかった(*´ω`*)
多分・・・
振り回されそうですね？
国道１３４から見る富士山
沈む夕日は絵葉書の様にきれいですよ
現代版はハッピーエンドのほうがいいかも・・・。
と思いなおしましたが、
佳はこれからも真美に振り回されるのでしょうか？
これからが大変そうだなぁ、といらぬ心配をしてしまいます。
たまたま本で見た犬の名前がスキーターだったんです
そこアメリカですけど・・・
言われてみると
それも有りかなって＾＾
それより今煎餅を食べ、コーヒーを飲んでるんだけど
コーヒーを飲みながら煎餅を食べているのか
煎餅を食べながらコーヒーを飲んでいるのか
解らなくなってきたわけで・・・
どっちなんだろう？
ワンちゃんの名前の由来ってあるのでしょうか～？
「スキーター」・・って 好きだー！から来たのかしらと思ってみたり
命を受け継いでゆく タスキ をもじったのかと思ったり・・・
何語かしらって思ってみたり～あ・・すみません 眠かったんだった＾＾；
何にでも、どこかに始まりがあるはず・・・
青春は広い海から・・・なんて良いですね
日差しと波の音
清々しい風と潮の香り
それだけでもいい雰囲気
地球は丸いですから
よ～く目を凝らすと見えるらしい？
そうですね～
月に反射して
自分の姿が見えるなんてどうでしょうか
愛の成せるワザです～
作戦成功！
そこから二人は新たに出発
ハッピーエンドにしちゃいました
長い文章は書けませんです・・・ハイ
やっぱ難しいですよね
奈柚さんも長い文を書いていますけど
凄いと思います・・・＾＾
そして原点の場所が海っていうのもいいな
嘘をつくのはよくないけれど、でも・・
ハッピーエンドで 本当によかった
運命によって繋がれている二人なんだろうな
この世でちゃんとむすばれて本当によかった
背中の話がとても印象的・・今度海に行ったら良く見てみようっと
自然の描写もさすがです 短い言葉たちが生き生きしてます ありがとう～
またぜひ忙しい時の暇な時間でいいので ハッピーなお話待ってま～す＼(^o^)／
こちらも騙されました＾＾；
ある意味 命がけの告白だったんかな
原点の場所があるっていいな って思いました＾＾
そうなんです
オリジナル？では違いますけど・・・
ハッピーエンドが
やっぱいいです
彼女はたくましいから・・・
彼はやさしいからから・・・
大丈夫だったのかも？
書いているうちに海が見たくなってきました！
よかった(´｡✪ω✪｡｀)
でも、そんな嘘ついたら…
怒られそうだなー( ;￣3￣)
ハッピーエンド✿˘︶˘✿ ).｡.:* ♬*゜
ほっこりできました！