Nicotto Town



花いかだ

桜の木が恋をしました
ある街の海の見える高台にある若い桜です

名前は桜夫
恋をされたのはすぐ隣の小さな桜子

彼には思いを伝えるすべがありません

そうだ
彼は思いを花びらに託して伝えます

散っていく花びらはいかだとなって清流を下っていきます
花いかだはそのまま海へと流れていきました

海はにこ...

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白い木蓮の花

木蓮の花が咲いている
その坂道の先にあなたは居た

私に微笑む事もなく
白い部屋の中で眠っていた

あなたの心は
何処へ行ってしまったのだろう

動くこともなく
静かな呼吸が聞こえていた

手を握ると
少しだけ暖かい

その温もりがあなたの
精一杯の微笑みなのだろうか

美しい花が眠っている
それは...

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久々の^^

久々の大大吉

全速前進
張り切っていきましょう

といってオーバーヒートしないように!

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それは温かな記憶

遠くへ
それは遠くへと逝ってしまった

冬の砂浜に居た
風は強く切るように冷たく吹き

潮の香りは懐かしい
想い出を脳裏へと運んできた

砂を右手でにぎった
無数の砂が零れ落ちる

いくつもの想いが
消えていくかのように

左手で涙をぬぐった
それは絶え間なく流れ落ちてきた

いくつもいくつも
白い...

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波紋

夜の暗さが
こんなに透きとおっている

キャンドルの光が揺れている
時の神が時間を止めてくれたら

あなたの横顔を
永遠に手に入れる事が出来るかもしれない

息を止めてみた
光の波が少しだけ穏やかになった気がする

振り向くあなたの顔から
光の波紋が静かに広がる

わたしは手を伸ばし
そっと触れてみ...

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