Nicotto Town


日々の日記


8月6日。夏休みのなか日

 今日は8月6日。当然ではあるが広島にウラン型の原子爆弾が投下された日で、昔からこの日は反戦と祈りの日であり、日本にとって意味のある日だ。

 だが、今回は(も)広島の話はしないで夏休みの話をしたい。北海道の小学生にとって8月6日は夏休みの折り返し地点となる中日(なか日)なのだ。7月25日から休みが始まり、終わるのは8月18日までの25日間が夏休みなわけで、その中間地点がこの6日なのだ。

 6日のテレビ番組は、朝から特番が組まれるのでアニメは休みになり、子供にとってはつまらない日というのが本音だが、それよりも夏休みの中日であり、当然ながら私は一切勉強する事もなく、宿題もやらないので、そろそろ親に怒られ始めるのが別の意味で特別な日であった。改めて子供の頃を思い出してみても、夏休みの間はあっという間に流れてしまった記憶がある。早朝からラジオ体操の為だけにわざわざ行かねばならず、あれも苦痛だった。体操が終わるとカードに毎回1つハンコがもらえるのだが、あの、マル出のゴム版が手に入らない物だろうかと真剣に考えた事があるが、しかし、もし仮に出来たとしても、親にも先生にも怒られるのは確実なので、実現させようと考えた事はない。

 改めて子供のころを思い出してみると、夏休み中はいかに暇をつぶすのかテーマだったような気がする。先にも書いたが、午前中にはルパン三世とかドラえもんとかの有名なアニメが放送されるのだが、それが終わると他にする事がなくなる。今ならネットやゲームでいくらでも時間は潰せるのだろうが、昔はテレビを観ているしかなく、しかも放送されているのもNHKと民放が2チャンネル(現在は民放5波)だけで、はっきり言ってつまらない番組ばかりで、外で遊びに出るしかなく、公園でぶらぶらしたり、友達と小川で遊んでいたりと、今から思うと健康的な事をしていたなと思うのだが、それいくらいやることが無かった。でも勉強をするは決してなく、あっという間に8月10日を過ぎてしまうのだが、やっとお盆のころ、終戦の日(15)に焦りだして宿題を始めるのが毎年の恒例行事だった。

 そんな、特別の日の事を思い出した。




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.