お盆
- カテゴリ:日記
- 2015/08/12 17:56:58
かろうじて関東にカテゴライズされる我が地元ですが、迎え火や送り火のかわりに提灯を持ってお墓に参ります。
そこでともした火を大切に家に持ち帰り、仏様をご案内するのですね。
精霊棚には鬼灯を飾り、胡瓜の馬と茄子の牛も用意します。
馬で急いで里帰り、牛でゆっくり彼岸に戻るのだと、祖母に教わりました。
お盆は仏教よりも、日本古来の祖霊信仰の影響が強い行事らしいのですが。
この手のことは勉強すればするほど、日本という国の懐の深さに驚きます。
特定の戒律にこだわらず、呼吸するように神を祀り、仏を拝み、先祖を敬う。
そしてなんでも神様にしてしまう、まさしく八百万の神の国。
今まで聞いた中でいちばんおもしろかったのが、「モノリス大明神」のエピソード。
有名なので知っている方も多いとは思いますが(以下、某巨大掲示板からのコピペです)
551 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2005/10/04(火) 20:01:25 ID:oGi3k9ne
SF、いわゆる空想科学物語が好きな人が集まって開かれる「SF大会」という
催しがある。元々はアメリカ発祥だが、日本でも行われている。
2001年の大会で、映画「2001年宇宙の旅」に出てきた「モノリス」という
黒い直方体が映画の描写に忠実に再現されて会場に飾られた。
始めのうちは単なるモニュメントであり、記念撮影や待ち合わせに
使われていたのだが、そのうち誰かが願い事を書いた名刺を根元に置いた。
それに気付いた人が同じように名刺を置いた。
小銭も置かれるようになった。
何時の間にか賽銭箱が置かれ、御神酒や御供物が周りを埋め始めた。
次の日、注連縄が掛けられた。
銀色の風船が周りの空間にも供えられ、御神体と化したモノリスには
願い事を書き込んだ名刺が絵馬のように突き刺されるようになり、
賽銭を投げ入れ、柏手を打ち、何かを祈念する姿も見られるようになった。
いつしか「モノリス大明神」と呼ばれるようになった。
日本人のノリの良さと宗教観が同時に現れた面白い事例です。
外国の人には中々説明しにくいけど、私は誇っても良いと思います。
「鰯の頭も信心から光る」の具体例といいますか。
こんな混沌としたおおらかな国に生まれてよかったと、ときどきしみじみ思います。
本当、日本人ならではの逸話ですよね(´▽`*)
去年のSF大会にも、しっかりいらっしゃったそうですよ、モノリス大明神w
順調に信仰を集めていらっしゃるようです(´ω`*)
ありがとうございます(´▽`*)顔の影が便利すぎる!
お盆の習慣は、川一つ越えた向こうで既に違うのが面白いです。
モノリス大明神に限らず、おそらく八百万の神々の大半が、みんなで作り上げていった神様なのでしょう。ノリと勢いだけで生まれた神様、過去にもある、絶対。我々の御先祖だもの。
日本人ならではー
モノリス大明神
私も拝みたい
お盆の風習は、各々の土地によって、違いますね。
モノリス大明神、みんなが作り上げていった大明神ですね。
次第に出来上がっていく過程が面白いです。
おもしろいですよねえ(´▽`*)その場で見たかったなあ
私もノリで柏手打っちゃいそうですよw
でも、なんかわかるような気がします
おおおまさか当事者のコメントをいただけるとはああああありがとうございます……!
なんというか、日本人の愉快で出鱈目で優しい宗教観が、
すごくいい形で顕れたエピソードだなと思います(*´▽`*)
初詣してハロウィンに仮装してクリスマスにケーキ食って大晦日に除夜の鐘をつく日本が大好きだ!
そのSF大会、参加者(個人ディーラー)&スタッフ(主催会社)として現場にいました…。
まさかこんな形で語り継がれるとは…。
そしてそれを此処で目にするとは…。
うーん「縁は異なもの」ですなぁ…。