ミステリーナイトレポート その3
- カテゴリ:日記
- 2015/08/16 18:35:43
13日 22時・捜査活動開始
いつまでも呆然としてはいられませぬ。魂を口の中に押し込みつつ、捜査開始です。
事件編上演後に、新たな、そして重要な資料が配られます。
同じ会場ですぐに『質疑応答』が始まるので、ほとんどの探偵はその場で待機しつつ、資料を読み込んでいました。私も何とか立ち直って、思い出せる限りメモを取り直します。
柚子「すんごいどうでもいいことばっかり思い出す……松本零士とか……」
友人「まあ無理もないけどさ……」
この後の『質疑応答』タイムでは、出演者に直接質問ができるというビッグチャンスがありますので、この段階で質問すべきことを洗い出しておくとベネ。
22時30分・質疑応答
関係者に直接質問し、答えを得るという、ライブ感覚のQ&Aコーナーです。今年は久々に出演した九十九一氏が司会を務めます。ミステリーナイトの名物なのだそうで、私たちは初めて拝見できました。流石の貫録!
さまざまな質問が飛び出すなか、爆笑と拍手が起きる場面も。
今年もいらした、めっちゃ声のいい車掌さん(すでに名物)とか、
天才少年探偵(えぐるような鋭いツッコミ)とか、
舞台袖に現れるちょうちょ(という名のカンペ)とか、
土下座祭り(以前にも同じことがあったそうですね)とか……!
つぎつぎと襲いくるさまざまな想定外のあれこれを、九十九氏はじめ出演者全員が力を合わせて乗り切る様子は抱腹絶倒ものです。これぞミステリーナイトの真骨頂よ……!(←ひどい)
あー面白かった、けど全然ワカンネ、と呟きつつ、本格的な推理活動にゴーであります。
23時30分・捜査活動
いよいよ本格的な捜査活動のスタートです。
新たに渡された情報シートと、ホテル内に2カ所ある『ヒントルーム』に展示されている証拠物件の数々をもとに、犯人を推理し、密室殺人に用いられたトリックを暴かねばなりません。
ただし『ヒントルーム』に入室するには、パスワードを入手しなければなりません。ホテル内に点在するヒントスポットを駆け回り、パズルを解いて……時間がないので焦る焦る!
しかし今年はどういうわけか、入室のためのパズルをあっけなく解くことができたのです。わたくし絶好調。時間を確保できたため、ヒントルームの証拠もしっかり見てメモすることができました。
意気揚々と部屋に戻ります。拠点でもってじっくり推理を煮詰めるのです。
14日 0時・ヒントビデオ上映
客室のテレビで、ヒントビデオが上映されます。おにぎりを食べながら真剣に視聴。同じ内容がリピートされますので、どのタイミングで見始めても時間内なら大丈夫。ただし見ておかないと詰みます。ここでしか開示されない情報があるので。
ビデオには有栖川有栖氏が出演しています(劇中でも音声のみ出演)作家さんだというのにやたらトークが上手いのはなぜか。高級旅館イイデスネ!(謎)他、去年は主役を演じてらっしゃった俳優さんの素敵な滑舌ぶりなどを見つつ、ヒントビデオで得た情報を推理に組み込む我々。
駄菓子菓子(だがしかし)
柚子「まるでわからん」
友人「右に同じく」
柚子「トリックは分かるけど犯人がわからん……」
友人「あたしは犯人がわかるっぽいんだけど、トリックが意味不明」
柚子「おかしかねえか!?」
友人「だって絶対この人だって!間違いないって!」
とりあえず、それぞれのペースで『逮捕状』と呼ばれるシートを埋めていきます。今年は『お助け探偵局』を利用する余裕すらなかった……メイビさん(出演している俳優さん)応対してたのに orz
『お助け探偵局』は、内線でホテルスタッフが謎解きのヒントをくれる素敵なサービス。役者さんが直接対応してくれることもあります。絶対に活用することをお勧めします。電話したかったよー!
しかしながら、今年は質問することすら思いつかない体たらくでありました。
2時・情報交換コーナー
エレベーターの混雑を見越して、丑三つ時に移動開始。
ホテル内に設けられた『情報交換コーナー』で、逮捕状を必死で埋めます。
情報交換……といいつつ、他の参加者と話をする人はあまりいません。仲間内で静かに話すくらい。もちろん勇気を出して話しかけてる人もいると思います。
私たちはもう議論し合う気力もなく、ひたすら逮捕状を埋めていました……横の友人を見るとトリック部分がほぼ真っ白。
柚子「おま……さっき説明したろ、信じてねえのか」
友人「信じるもなにも頭が働かんでようわからんし書く気力もない……」
柚子「そうか……」
友人「あんたこそ犯人あたしと違うやろ」
柚子「だってあれとかこれとか考えるとこいつが犯人としかぐがががg」
3時・逮捕状提出
よろめきながら情報交換コーナーを出て、逮捕状を提出。メイビさんが受け取ってくださるという嬉しい一幕も。
友人は結局、半分近くが白紙でした。水揚げされたマグロのような眼をしていたので限界だったのでしょう。私もかなりギリギリでした。
長い夜も、これにて御仕舞。
寝て起きたら、どきどきの解決編です!
(ミステリーナイトレポート その4に続く)