Nicotto Town



先人の教え

昨日は、東日本大震災から5年目となりました。

地震後から、地震に関する古文書の重要性が注目されてきました。
なぜ、今まで重要視されていなかったのか?
地震学者は、理系の人だから?
案外、そんな理由で重要視されなかったな気もします(^^ゞ
今回の東日本大震災は、1100年前の貞観地震に似ている1000年に一度の地震だったと言われています。
当時は平安時代。今も残っている史料はたくさんはないと思います。

でも、とある集落では、昭和三陸地震(昭和8年)(約80年前)による津波後に「此処(ここ)より下に家を建てるな」と記された石碑を設置したにもかかわらず、そこより下に新しい集落を作ってしまったために、その新しい集落が今回の地震で被災してしまったそうです。(その教えに則って、高台移転した古い集落は被害がなかったそうです※)

それは、文系理系の違いが問題ではない。
先人が言ったことを知り、覚えることは、きっと無駄にはならないと思います。
世界史でもない日本史でもない郷土史を学ぶと、その地域の過去の災害も知ることができるかもしれません。なかなか小学校の時にしか勉強できる機会もないと思いますが、図書館とかインターネットでもある程度調べることができる地域はあると思います。
うちの地域は、神奈川でも交通不便なそれほど都市化していない地域ですが、地域の人たちがまとめた地名の由来や史跡などについて公民館のホームページに掲載しています。(江戸時代に水田を作ったが、洪水で無くなってしまって、再建できたのが昭和の戦後になってから。とか)


※1000年に一度の地震だったので、別の地域では、昭和や明治の地震を基準に高台移転しても被災してしまった地域もあったそうです。


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2016/03/14 23:14
>風香さん
5年! 今でも鮮明に思い出せる気もするし、あやふやになったものもある気がします。
人間は、というか動物は、記憶を覚えられる生き物ではないです。だから、脳以外のものに記録する技術(文字、絵)を発明したように思います。
今は、記憶を残せる画期的なもの(写真・映像)ができましたが、写真はいいとして、ビデオテープやDVD、ブルーレイは、1000年後には再生する機械がないのかなと考えるようになりました。新しい機械が誕生したら、その都度、新しい媒体にコピー、ダビングしていかなければならないということですよね。
結構大変な作業ですよね(^^ゞ
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2016/03/14 10:31
震災から5年もたっていたなんて最近のことように感じます
先人や祖先の教訓は、深いですね
また被害にあった人たちから教わることもいっぱいありそうですね




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