Nicotto Town



勝手にBGM


毎回のことではないですが、小説や漫画を読んでいる時に、たまたま聴いていた音楽が妙にハマってしまう事があります。

他の人が聞いても、なにゆえにと不思議に思う組み合わせも多いでしょう。

そんななかで一つ、勝手にBGM自己ベスト5の中から上げるなら・・・

一時期、ウールリッチにハマっていたことがあります。単行本だけじゃ満足出来なくて、ミスマガのバックナンバーをチェックするほどでした。

その時、ピピッときて繰り返し聴いていたのがShine On You Crazy Diamond です。

あくまで全体的な曲のイメージ重視なので、歌詞はあまり関係ないですが。

特に歌が入るまでの前半8分ぐらいまでがイメージぴったりで、今でもメロディーを思い出すだけでウールリッチの、あの独特の世界が広がるのです。


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2016/10/04 22:47
書店は「社員割引で本が安くなる?」と云う理由だけで選びました。あの会社、よく採用してくれたな~~
と思います。

実は、高校卒業して、和裁士になる為の住み込みの会社に就職したのですが、半年で体調崩してギブアップ。
その後、進路をどうしよう・・・受験勉強もしてないし・・・
で、とりあえず母校の先生に相談したら、私の希望校なら推薦状出せるよと云ってもらえて、小論文提出
だけで受かってしまいました。

今、考えるとその会社を辞めても和裁士になる方法はあった筈なのですが、視野の狭かった当時の私は諦めてしまったのですよね。

叔父の会社はコツコツとする手作業は向いていたと思いますが、いかんせん、理系の頭脳をもっていな
かったことと、
あと人間関係のストレスでうつ病になってしまいましたし・・・


もえーんさんは、今はどんな仕事をされているのですか?
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2016/10/02 23:42
書店から技術屋さんとは、転身ですね。
叔父さんの会社を継いでみるのも良かったかも? でも最初の就職が書店というのも、柊さんそのままですね。
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2016/09/29 23:17
>何屋さんだったんでしょう。

長年働いてきても、何のスキルも身についてないので恥ずかしいのですが・・・
親戚の会社(制御盤を製造、販売)で、盤を組み立てたり配線したり、事務に、叔父が大まかに描いた製図をPCで描き直したり、人手が足りていなかったので何でもやってましたね。
叔父は後継者がいなかったので、叔父の病気で失業してしまいました。

大学生の時に何のビジョンも持たないまま、とにかく「働かざるもの食うべからず」って思いこんでいたのと
結婚するつもりがなかったので、とにかく仕事を見つけなきゃと就職活動に励んだのですが、今以上に世間知らずでぽやぽやしていたので、その時は東京のとある書店に何とか合格をもらいました。

その後、叔父の会社に行くことになったのは、色々な巡り合わせとしか云えません。


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2016/09/29 01:06
柊さんって、お仕事されていた時は何屋さんだったんでしょう。
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2016/09/29 01:04
>共通するものが多そうですが、目指すものと云うか、心の中心で大切にしているものが正反対なのかな~と感じます。

そうかもしれませんね。

>私の好きなものって、視線が外より、内なる自分に向けられているものが多い気がします。

そこは僕も同じなのかもしれません。
ただ、視線は内側にこもる部分もあるのですけど、具体的なアクションが、けっこう外に向かって発散していく部分が多いのかもしれません。箱庭好きというとおり、精神的には部屋に(内側に)籠るタイプでもあるのですが、どちらかというと外に出て行ってしまう。それが柊さんのいう正反対というところなのでしょうか。。。 まあ、両極を行ったり来たりするところがあるのかもしれません。バランスの悪い人間なのでw

いずれにせよ、根っこが刹那的なんだろうと思いいます。


>(未来派は、)主張するところは分かるのですが、代表的な作品を観ても?? な感じです。

それでいいんですよ。それがまっとうな反応です。

イタリア未来派はダダイズムとかと同じで、多くは作品そのものよりも、そこに向かう感覚やマインドそのものに意味があって、だから芸術「表現」の流派というよりは、芸術「運動」であり、場の共有と、そこで生まれる高揚が非常に重要です。でも結局それは、18世紀半ばからの産業革命によってもたらされた、飛行機の切り裂くようなスピード感、蒸気機関の圧倒的なパワー感、あるいは群衆が集まり興奮した時に産まれる無秩序なカタルシスや、それを盛り上げる大音響の無秩序で激しく勢いのある音楽、そういうものに感覚的にビリビリしちゃった!というだけとも言えるます。未来派がファシズムに近寄っていったことも、政治的な主張が明確にあったというよりは、戦争の持つ暴力性のダイナミズムや、当時のファシストの力強い勢いに惚れただけなんだろうと思います。

しょせんそれだけ、と突き放せば終わってしまう様な気もしますが、でも僕はやっぱりその生々しい強さに刹那的に熱狂してしまう気持ちには、どこかで共感してしまうのです。


>ルイス・バラガンが好きです。

私も建築は全然です。ルイス・バラガンの建物って、なんというか、なんかモンドリアンの絵みたい。輪郭のしっかりしたマーク・ロスコというかw 


>人は死んだらそれで終わり

そりゃそうです。だから、そこは自己満足ですよ。
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2016/09/29 00:15
もえーんさんとは、色々なものの好みとか共通するものが多そうですが、目指すものと云うか、心の中心で大切にしているものが正反対なのかな~と感じます。

もえーんさんが書いていた放浪癖にはびっくりしました。フットワークの軽さといい、そもそも小学生の頃に一人で遠出するなんて、私には考えつきもしないことでしたから。

もえーんさんが書かれていた、ここではないどこかの情景も、そのまま風に溶けて消えてしまえたらと思う感性も、私と似ているようで違うな~と。

幼いころから、私の世界はすごく狭くて、小さな小さなテリトリーの中で、気まぐれに居心地のいい場所を何か所かもっている。他人にほとんど関心をもたなくて、自分の世界だけで満足して完結している。

シュガーキューブスのバースデイは、子どもの頃の思い出にそっくりです。
5才で親の都合で、仙台から首都圏のT県に越してきたので、それもまたその後に影響したのでしょうが。

色々なことがあって、社交的とはいかずとも、必要な時は人に合わせる事が出来るようになっても、幼い時のまま変わっていないな~と、しみじみ思うのです。


>実はイタリア未来派が好きだったりします。
未来派についてはほとんど知らないのですが、検索してもあまりよく分かりませんでいた。
主張するところは分かるのですが、代表的な作品を観ても?? な感じです。

建築にはくわしくないですが、ミーハーというか、ルイス・バラガンが好きです。

バルビゾン派ではコローです。

私の好きなものって、視線が外より、内なる自分に向けられているものが多い気がします。


お墓の事書かれていましたが、身もふたもないかもしれませんが、人は死んだらそれで終わりと思ってます。
なのでお墓に入るのも散骨も、結局は変わらないのではと考えてます。
人の記憶も、憶えていようと思っても変わっていくのが常ですしね。




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2016/09/28 01:19
そういえば、象徴主義の絵って、ル・グィンの装丁とか刺し絵のようなイメージがあります。ああそうか、なんだか天野喜孝のイメージかもしれません、僕の中で。

>が私はそれよりクノップフの人物の少しエラがはってるところが残念です。
ちょっと笑いました~

私は「何とか派」というくくりで言うと、実はイタリア未来派が好きだったりします。すごく感覚的で、深みのある芸術運動ではなかったかもしれませんが、言いたい事や惹かれていたであろうことの意味はよくわかるし、わたし好みです。
一方でバルビゾン派が好きで(あれに「派」をつけるべきかどうか、今もって私は分かりませんが)、そしてエドワード・ホッパーが好きということで、もう何が何だか。。。
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2016/09/28 00:55
象徴主義は好きな画家が数えきれないぐらい多いですね。表現自体が私の好みにあうのだと思います。

プレ・ラファエロでは、特にバーン・ジョーンズやアーサー・ヒューズが好きです(正確にはプレ・ラファエロかは置いておいて)

ロセッティのベアタ・ベアトリクスやワッツの希望、ミレイのオフィーリアなど有名な絵ももちろん好きで、幸運なことに、何度か観る機会にめぐまれました。

プレ・ラファエロの好んだテーマ、オフィーリアやシャルロット姫など、ミレイやウォーターハウスではなく、ヒューズが好きなところは私らしいかなと思います。

クノップフやロップスもけっこう好きです。もえーんさんの云う狙い過ぎ感も何となくわかります。
が私はそれよりクノップフの人物の少しエラがはってるところが残念です。

ほかにも、ベックリンの赤い髪の人魚(タイトル忘れました)やセガンティーニのよこしまの母たちなど
こちらは残念ながら、実物を観たことはありません。

鈴木春信は男女の区別がつかないところや、着物の裾や素足の何ともいえない色っぽさが好きですね。

他の絵もそうですが、春信などは特に画集だけでは良さが分からないですね。なのに有名な作品は海外とか
ほんとうに残念です。
春信はユーモラスな構図も魅力の一つですよね。

なんか、なんともまとまりのつかない文章で・・・
絵画については、もっと集中力が出せる時にまた色々書きたいです。

いま思い出したホルスト・ヤンセンの花の絵もその時にでも。


もえーんさんの放浪癖についてのコメントは、時間をおいてまた書きます。
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2016/09/23 03:30
現実的には、単に放浪癖があると言えば、そうかもしれません。ちょっとコンビニ行ってくると言い残して、そのままコンビニはコンビニでも京都のコンビニに居ました、みたいなことは毎度のことでした。思えば子供の頃から一人旅が好きでした。小学生の頃、すでに夜行列車で一人で旅行をしていましたね。集団行動は必ずしも嫌いではありませんが、基本的には1人で時間を過ごしたいと思います。

センチメンタルな部分は多分にあると思いますが、湿っぽさは確かに薄いというか、乾いたセンチメンタリズムかもしれません。まあ、ジム・ジャームッシュみたいな感じですかw 「路上」もそうですが、ロードムービー大好きです。
ああだから、フランスのヌーベルバーグっぽいものは、嫌いじゃないし好きと言えば好きですが、微妙に違和感を覚えていたかもしれません。あの湿っぽい自意識過剰な感じが、居心地悪かったのかもしれません。

でも、たぶん本当の放浪者には、なれないし、ならないと思います。滅多に帰らないのかもしれないけれど、帰るべき場所があるということへの依存感は、ある様な気がします。


関係ないですけど、意味もなく同じことが繰り返されるような風景を、ボーっといつまでも見ていると、なんだか落ち着きます。テレビの砂の嵐とか、しばらく見てられます。あ、ウォーホールの映画で、エンパイアとかイートとか、そういうタイトルの映画があるのですが(知って・・・ますよね)、エンパイアは、エンパイアステートビルを定点でコマ撮りして、ただ色々な窓の明かりが、ついたり消えたりしている風景が延々と続くだけ。イートは、赤っぽい明りの部屋の中で、女の人がサラダやらをただ食べているだけの映像がひたすら続くだけ。でも、私は心地よくて、ボーっと見てました。



そういえば、真夜中のカウボーイがアメリカンニューシネマの範疇に入れられることがあって、個人的にはそれは納得できないかな。。。
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2016/09/23 02:59
モローですかー。モローもそうですが、ルドンだとか象徴主義全般や、ラファエル前派とか、そのあたりの絵はどれも好きそうですねぇ。純粋に美しいと思うし、私も好きですよ。ただクノップフだとかのベルギー象徴派は、面白いと思うし綺麗だけど、上手く言えませんがちょっと狙い過ぎ感があってw、どうかなと思ってます。でもベルギーはあこがれの国で、ブリュージュは一度は行ってみたいです。

鈴木春信は、ダイナミックな構図の絵が多くて、楽しいですね。最近は日本画も流行っているようですが、若沖とかキャラクター性の強いものじゃなくて、本流のものも流行るといいのですが。。。表参道の太田記念美術館は、楽しいですよ。

ジョゼフ・コーネルは、これも面白いです。わたし箱庭っぽいもの大好きなのです。


>もえーんさんて、すごく器用で、何事もパッとこなしてしまうイメージなんです。
器用は器用ですが、深まらないですね。。。

>実生活でも、同年代の人と比べても水準の高めの場所にいらっしゃる。
えっ? お給料、安いですよ~。たぶん平均レベルに達しているかどうか、というところかと。



「ここではないどこか」



鋭すぎて、ビクビクしてますw

そうですね、たぶんそうなのです。ただ、ここではないどこかは、憧れではないと思います。ここではないどこかの情景は心地落ち着く世界ですが、どこか寂しくもあります。
私は、どこまでも続く草原に佇み、風に包まれながら、眼下に広がる遠く続く風景をずっと見ていたいと思っていました。そのまま風に溶けて消えてしまえたら、どんなに心地よく幸せかと思います。
目をつぶり、意識を深く沈めて音だけに浸ると、ああこんなにも世界は広がりを持っているのかと感じ、その広い世界の中で、だんだんと自分が小さくなり、世界の真ん中で点のようになって行く気がします。

余談かもしれませんが、私はお墓には入りたくありません。骨は風に舞わすか、海にでも流してほしい。いっそ誰からの記憶からも無くなり、なかった事にして欲しいのです。
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2016/09/22 21:15
私も、絵画や美術は色々好きです。誰か一人と云われても選べないですが、

西洋ならモローで、日本なら鈴木春信です。絵画じゃないのでもう一人、ジョゼフ・コーネルも。

>俗っぽいと言われるかもしれませんが、エドワード・ホッパーかもしれません。

こんなこと書くと気を悪くされるかなと思って迷っていたのですが、書いちゃいますね。

もえーんさんて、すごく器用で、何事もパッとこなしてしまうイメージなんです。
実生活でも、同年代の人と比べても水準の高めの場所にいらっしゃる。

そんなもえーんさんが好きとえらばれるのが、エドワード・ホッパーで、そして「真夜中のカウボーイ」なのが以外なような、納得してしまうような・・・

二つの作品に私が感じるのは「孤独」のイメージです。

それも私の好むものはどうしてもセンチメンタリズムの匂いを消せませんが、ホッパーはもっとリアルでありながら湿度を感じさせない。

たしかもえーんさんは「路上」についてもふれられていたと思いますが、共通するテーマが「ここではないどこか」

若き日のもえーんさんは「ここではないどこか」に憧れていたのですか?
それはもしかして、いまもですか?

なんか唐突にすみません。上手に説明できなくて。
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2016/09/20 00:04
SFや推理小説は、小学生の頃に学校の図書館の本を読みつくす勢いだったはずなのに、タイトルや作者を全然覚えてませ~ん・・・ ル・グィンも読まずじまいです。

ポール・デルヴォーお好きなんですね。もともと絵は描いていたりしたので、古典から現代美術まで色々と好きな画家、作家もいるし、ポール・デルヴォーのような系統の画家もすきです。ただ誰か一人といわれたら、そうですね。。。俗っぽいと言われるかもしれませんが、エドワード・ホッパーかもしれません。

そうだ、急に思いだしました。
僕は、「真夜中のカウボーイ」が大好きでした。
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2016/09/18 02:34
「ああ爆弾」って映画があるのですね。「大誘拐」の監督さんですか、面白そうな作品ですね。

ウールリッチは日本人好みの作家なのか、以前TVの二時間ものサスペンスなどでも元ネタに使われていたようです。

長編も好きですが、短編の「送っていくよキャスリーン」や「死ぬには惜しい日」などタイトルがうろ覚えですが他にもいくつも好きな話があります。

作品だけでなく、献辞に人ではなく、長年暮らしていたホテルの部屋や愛用のタイプライターに捧げられていたのが何となくあの話を書いたイメージ通りのウールリッチだなと思ったものです。

SFは中学から高校にかけて読みましたが、今になって思うとちゃんと理解して読んでたのかな~と。
背伸びして分かったつもりになっていただけかもと。

それでも、ル・グィンの「闇の左手」やC・L・ムーアのノースウエスト・スミスシリーズとか懐かしいです
ね。あと「冷たい方程式」とか今どう感じるのか、また読み返してみたい作品です。

ピンク・フロイドは高校生の時、Another Brick In The Wall が出会いだったので強い印象が。

ビデオクリップがショッキングだったので、当時あのビデオに出演していた子供たちは影響受けたんじゃないかと心配になったものです。The Wallのアルバムの中ではComfortably Numb が好きでした。

一番はやはりShine On You Crazy Diamondですが。

もえーんさんが云ったように、抒情的な作品が好きです。穏やかな曲、激しい曲どちらも心揺さぶられる
音色が好きです。

ウールリッチの作品に感じられる透明な空気にも共通するもので、P・デルヴォーの絵画に似ているとも
思うのです。
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2016/09/14 19:04
ウールリッチは、よく知らなかったのですが、裏窓の原作者なのですね。岡本喜八の「ああ爆弾」って・・・ w
ミスマガってミステリーマガジンのことですか? 柊さんのところにお邪魔していると、色々と知らないことが広がって行きそうで、楽しみです。

私はSFは好きなんですが、やっぱりあんまり詳しくなくて。。。
あまりにありきたりで恥ずかしいですけど、「夏への扉」と「幼年期の終わり」は衝撃的でした。いまでも大好きです。

ピンク風呂井戸、お好きなんですね。
Shine On You Crazy Diamond、良い曲です。変に大げさではないけど、穏やかに抒情的なものがお好みなんですかね、全体的に。
Dark Side Of The Moonが好きなんですが、日本のプログレバンドの四人囃子の曲に、凄く似た曲があって「あ~」と思った事がありました。

わたし、いわゆる「ながら」がダメなのです。だから、家にいる時も、ちゃんと見る、聞くモードじゃない時は、無音です。音楽と小説や映像、漫画が重なる時はもちろんありますが、音楽を聞きながら何かの小説を思いだして、頭の中で映像化して音楽と合わせているとか、その逆とかの感じなので、読みながら聞くはない、というか出来ないんです。



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