公園のベンチに
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/10/25 11:39:12
私の居場所がここにある
キンモクセイの香る公園のベンチ
子供たちのはしゃぐ声が聞こえる
そして笑い声が聞こえる
秋の透明な風を受け
舞い降りてくる赤や黄色の小さな葉たち
ベンチにもたれかかり空を見上げる
青く描かれた空が木々の間から覗いている
私の次の居場所は何処
枝から飛び立つ小さな鳥を見て思った
その時に微かに揺れた細い枝に
鳥の意志を感じた
彼の次の居場所は何処
果てしなく広がる空
それは鳥にとっては無限にあるのかもしれない
私の次の居場所は何処
それは探すのではない
創っていくものなのかもしれない
私は公園のベンチを離れ
足を街の中へと向ける
陽が早く暮れてくる秋
でも焦らない
生きているから
力強く
明日も歩く
明後日も
必ずある
新しいベンチを見つけるために
私は
歩く

























