Nicotto Town


ちゅんたの絶望日記


Mac OS X Snow Leopard

まずは、MacBook Air の顛末を。

パソコンバッグが MacBook Air にはちょっと大きめで、そのせいか落ちたときにショックを逆に吸収できなくて、ディスプレイのヒンジ側がへこみました。元々、ディスプレイのヒンジの部分はデザイン上残してある部分で、空洞になっているのでへこみやすかったのですね。それ以外の問題はなにもありません。今もこの文章は MacBook Air で書いています。でも、美しくない・・・。


さて、本題のレビューの方を。

Mac OS X Snow Leopard は、バージョンで言うと 10.6 で6番目のリリースです。前バージョンのは「Leopard (10.5)」で Apple 的にはマイナーバージョンアップという位置づけで、「Snow Leopard」と名付けられています。値段もシングルユーザが3,300円、ファミリーパック (5ユーザ) が5,600円という安さです。

実際には、マイナーバージョンアップと言いながら、前バージョンとは全く書き換えられている部分も多いのです。ただし、それはユーザには見えないところ。主に開発者向けの部分は様々なてこ入れがされています。

しかしユーザ向けの改良も、もちろんされています。箇条書きに書くと、


・インストール方法が改善されて、インストールにかかる時間が短縮
・利用するハードディスク容量が削減
・起動時間の短縮
・Expose が改良されてさらに使いやすく
・初期にインストールされているアプリケーションが 64bit 化
・Time Machine (バックアップ) が高速化


などがあります。全部書くと長くなるので、二つ事項にスポット当てます。

一つ目は「Expose」。これは Mac のアイデンティティを強く表している機能の一つです。割り当てられているファンクションキーを押すと開いているウィンドウを縮小して、


1.全部のウィンドウを表示
2.アクティブなアプリケーションのウィンドウを表示
3.ウィンドウを上下左右にどけて、デスクトップを表示


を行います。一番最初に導入されたのは「Panther (10.3)」で、今回、本格的な改良が施されました。

1点目は「Dock Expose」。これは、Dock (Windows で言うところのタスクバー) に表示されているアプリケーションをクリックし続けると、そのアプリケーションのウィンドウが縮小表示されます。Dock に収納しているウィンドウも小さく表示され、ウィンドウ名がすべての縮小表示の下につきます。目的のウィンドウを見つけたら、クリックすると元の大きさになります。

2点目は「Expose Quick Look」。Quick Look というのは Leopard で導入された機能で、ファイルを選択してスペースキーを押すことで、アプリケーションを開くことなくファイルの内容を確認できる機能です。これが、Expose でも使えるようになりました。沢山ウィンドウを開いていると、Expose で縮小されたウィンドウは場合によっては小さすぎて内容がわからないので、見つけにくくなっていたのですが、Quick Look と同様にスペースキーを押すとウィンドウが一時的にフルサイズで表示され、確認しやすくなりました。スペースキーをまた押すと元に戻ります。


2つめの改良は正直、全く意識が出来ません。それは「64bit 対応」です。OS 付属のアプリケーションはほぼ 64bit 化されています。でも気がつきません。アプリケーションが 64bit になるということはユーザにはなかなか実感できないんですよね。しかも、Windows 7 の 64bit 版と違い 64bit のウェブブラウザしか入っていません。でもプラグインは 64bit になっている必要はなくて、32bit でも動くようになっているのが、非常に実用的です。ちなみに 64bit のアプリケーションは簡単に 32bit モードで動かすことも出来ます。


とにかく「微妙に快適になったかな?」という感じの体感ですが、Expose の改良はかなり使いやすくなりました。また、ウェブブラウザの Safari は Firefox に比べ CPU 使用率が低いというのも特徴です。イコール省電力ということで、バッテリでの駆動時間が気持ち伸びるかもしれません。

ということで二週間ほど使ってみた、レビューです。Windows 7 はまだ使ってませんが、ネットのレビューを読む限りは Vista を買った人にはもっと安いアップグレードパスを出すべきじゃないかと、思いました。

Snow Leopard は安すぎるかもしれませんが、Windows 7 は高すぎるんじゃないかなぁ・・・。
(-∀- )

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2009/12/13 00:02
>> SAYKA.さん

ああ、勘違いですね。Core Duo は 32bit ネイティブで動いていて、Core 2 Duo からは
32bit 互換モードを最初から使っていたということですね。

基本的に Internet Plug-in はすべて 32bit ですね。FLASH などは 64bit になれば大きく
性能が向上するはずなんですがねぇ・・・。
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2009/12/12 11:52
いや、core2自体は64bit対応だよ
プログラムのバイナリの話だね。firefoxの純粋な64bitは有ったと思うけど、FLASH playerの64bit 探しても見つからない筈・・・。
負荷率の秘密は 両方32bit互換で駆動って事だと思うよ。
そういう説明をすると判らないライトユーザが困惑するから通常は情報を出さないだけだけど、それにしても酷い。
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2009/12/09 23:35
>> orizaさん

コメントありがとうございます。
もう「吉野屋」状態ですよ!(-∀- )
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2009/12/09 14:40
スノーレパード入れました。
いや、これいいですね。早いし、軽いし、小さいし。
おまけに、安いと来たら、もう、なんのことを言っているのかわからないほど。

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2009/12/08 22:43
>> SAYKA.さん

OS X は 32bit の時 Intel CPU の「32bit 互換モード」で最初から動いている、という
記事を MacPeople で読んだのですが、そうすると、最初に採用した Core Duo は、
32bit CPU でありながら、互換モードを搭載していたと・・・摩訶不思議 (・∀・;)

Win だとせっかくの 64bit の恩恵も、受けられないんですよねぇ。いずれ Adobe が
対応するかと思いますが。しかし、Safari みたいに「32bit プラグイン O.K.」にして
しまうと、対応が後回しにされそうな気もします・・・。
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2009/12/08 21:06
理屈的にはrosettaと同じ様な事を中でしてるんじゃないかな。
でなければ64bitでコンパイルするオプションなんて存在する筈がないからね。

win側でも問題になってるFLASHの64bitが無いせいで(略
はてさて・・・
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2009/12/06 22:14
>>おのさん

コメントありがとうございます。

Air 重たいですよ(笑)。ただ、Air はメインマシンとしても使える十分な性能を持って
いるので、このサイズでこの重さはアリかなとも思っています。でも、軽いのが欲し
いですねぇ。

PowerPC のコードがなくなったのは大きく影響していると思います。あと、容量
表示が「1024MB = 1GB」ではなく「1000MB = 1GB」に変わったというトリックも
あるようです。

PowerPC 機はとりあえず Leopard までになってしまいましたね。あと2〜3年は
サポートは続くと思いますが・・・。ちょっと、PowerMac G5 の事を思うと
かわいそうですね。そんなに前のマシンじゃないですし・・・。


>> SAYKA.さん

やはり 64bit ですか。Apple は特になにも言ってませんが GCD にも対応させて
いるんでしょうか。

Firefox が重たいので、先日リリースされた Camino を今使っています。ちょうど、
CPU の利用率はアイドル時で Safari と Firefox の中間くらいですね。やはり、OS X
には Cocoa なようです。
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2009/12/06 13:36
>Safari は Firefox に比べ CPU 使用率が低い

ヒント:64bit
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2009/12/06 12:42
こんにちは

Macは軽いノートPCがないのでいつも残念に思ってます。Airも結構重かった気がしますが、どうでしょう?

> ・利用するハードディスク容量が削減

PowerPCをサポート外にしたのが、効いてるんですよね。
うちのはPowerPC機なので、Snow Leopardは使えなくなってしまいました。仕方ないですが悲しい。
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2009/12/06 10:36
>>びわさん

今回の落下の一件でパソコン専用バッグよりも、スリーブケースの方が重要だということを再認識しました。実は目をつけていたヤツはあったのですが、当時はお金がなくて・・・。

http://www.id-ee.co.jp/go/wb_suit_Air13/case-for-macbook-air13.html

QuickTime X は本当に大きく変更されましたね。機能的には QuickTime 7 より落ちた部分もあるようですが、Snow Leopard には両方はいっていますし、今まで Pro バージョンを購入しないと使えなかった機能が使えるのは魅力ですね。

動画キャプチャは、最近、文字で操作を表現するのが難しくなったマニュアルを大きく変えてくれます。例えばマウスの環境設定の説明がムービーになっていますが、やはり実際の操作が動画で見られると大きく違いますねぇ。

Expose の種は「Jaguar (10.2)」の時に蒔かれた「Quartz Extreme」の技術が花開いたものだと言えます。僕は詳しい構造を解説できないのですが、それまでの OS が CPU 側でウィンドウ表示の大部分を行っていたものを、GPU の 3D レンダリング側の機能を利用することで高速化する技術です。

ウィンドウをテクスチャとして平面ポリゴンに貼り付け、処理しているようです。これならば、GPU のお得意の「縮小/拡大」を簡単に使えますからね。Vista の Flip 3D も同じ方法を採っているのだと思います。


>>ソラねこさん

僕の先輩の格言ですが「体験しない方が良いことがある」というのがあります。例えば、うっかり自分が持っているパソコンより速いパソコンを使ってしまったが故に、自分のパソコンに不満を持つ、といった感じです。

でも、Vista にはアップグレードパスがパソコンメーカーから供給されると思いますから、ソフトや周辺機器の対応状況を見て、アップグレードするのも良いと思いますよ。

へこんだ部分は、ディスプレイを開くとわからない位置なのです。ディスプレイを閉めると悲しくなります・・・。
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2009/12/06 01:10
vistaからパソコンの世界に入ったので、使い勝手が他のOSと比べて悪くても全然気づかなかったり
します(;^ω^)

へこんだ部分を横目で見ながら使用されているのですね(;>_<;)
でも動作に支障がなくてよかったです。
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2009/12/06 01:06
ノートパソコンを入れる鞄選びは悩みますよね。
安くやつとかは緩衝材ほとんどなかったりしますし、逆に緩衝材がたくさん入っているのは
デザインが悪かったりと選ぶのが難しいです。
僕は結局この辺を買いました。mac book airだと中がスカスカになるのでおすすめできないかもしれません…
http://www.iskin.com/soho/

snow lepardの新機能は僕も試していないんですが、
スクリーンの動画キャプチャが簡単に撮れることかもしれないです。
http://d.hatena.ne.jp/pcmaster/20090905/p3

あとインタフェースの改善部分はやはりプログラムの素性が良いんでしょうな。
デザインと機能の部分は分けてプログラムするようにわけておくと割と簡単に、
画像部分は切り替えられるようにできるのですよ。
この辺こうしたら便利だなってのが次々実装できるのは、その辺が関係してそうですね。




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