先日のブログで、さんざん「絶望した！」と言っていましたが、今日は会社で仮想環境にインストールして使ってみたところ、なぜか思ったよりも快適で、(-∀- )？

色々検証した結果、いわゆる「体感速度」を大きく落としている部分を調整してやる事で、大分、マシになる事が分かりました。


と、説明する前に「仮想環境」の話を簡単に説明しておきます。動いているパソコンの中にさらに OS をインンストール出来るソフトがあり、それを総称して「仮想環境」と言います。

例えば、今日僕が構築した環境は、

　Mac OS X (ホスト) > 仮想環境ソフト > Win Vista (クライアント)

という構成です。こうすると、Mac と Vista の両方を同時に動かしてテストしたり出来るのです。Web 製作の現場ではかなり多くの Mac が使われている現場があります。でも、Web を見る人は Windows の方が多いですから、Windows での見た目も検証しなくてはいけません。でも、２台のパソコンを用意してテストするのは面倒です。そこで、こういった仮想環境ソフトが活躍します。


さて本題ですが、Vista にはパフォーマンスを計測する「パフォーマンスの情報とツール」というのが入っています。僕が昨年、Vista をテストしたパソコンでは「4.2」というスコアを出していました。なかなかのパフォーマンスであったのに、イライラするほど遅く感じました。

ところが、仮想環境ソフトで動かした Vista はスコアがたったの「1.0」でした。でも、体感速度ではこちらの方が早く感じるのです。

そこで気がつきました。このスコアが高いほど、Vista はウィンドウを半透明にしてみたり、閉じる時にアニメーションを表示したりします。これが大きく体感速度を落としているのではないかと。

そこでスコアが「4.2」だったパソコンの「視覚効果設定」を調整しました。「パフォーマンスを優先」にすると快適ですが、Vista らしさが無くなってしまいます。そこで、ウィンドウの半透明表示、閉じる時のアニメーション、スタートメニューの陰などをオフに設定しました。体感速度はかなり上昇です。

それと、先日も文句を言った UAC (ユーザーアクセスコントロール)をオフに、サイドバーの表示を非表示にすれば大分、快適になると思います。


が、一つ言わせていただきたい。そんな調整をしないと快適にならない OS ってどうなんだろう・・・絶望したっ！