日本版スパムコップは創設できるか?
- カテゴリ:パソコン/インターネット
- 2009/12/28 22:42:44
先日、元の会社の上司からメールが来たときに、僕が迷惑メール叩きをやっていることをメールしたところ、「最初は儲からないかもしれないけれど、日本版スパムコップでも立ち上げてみれば?」というメールが返ってきました。
・SpamCop.net
http://www.spamcop.net/
SpamCop は民間の機関で、ユーザから迷惑メール情報を募り、それらを解析してスパムフィルタデータを作り、ユーザはフィルタデータを利用するのに使用料を払うというシステムです。(僕の認識が間違ってなければ・・・)
さて、ここで問題です。日本版スパムコップを創設することは可能でしょうか?
僕個人の見解としては、日本人の気質として対迷惑メール対応を積極的に取らないのではないかと思います。つまり「あきらめてしまう」ということ。
例えば、日本の携帯電話事業者は、Docomo、au、Softbank、WILLCOM の4社だけです。それらの事業者が迷惑メール対策としてユーザに推奨しているのは「迷惑メールが来たらメールアドレスを変更して下さい」です。積極的な行動は各事業者共にしていないんですよね。
また、迷惑メールの公的通報先は財団法人の「日本データ通信協会」と「日本産業協会」。ぶっちゃけ、官僚の天下り先です。経験上、通報しても積極的な活動はしてないように思います。
それから、迷惑メールの送信に「刑事罰」が課せられないことも、迷惑メールが減らないことの一つの要因かもしれません。「行政処分」と「刑事罰」の両輪がないと意味がないように思います。
個人的には、僕が何かしらの事業をやっていて、片手間でやるならば可能かもしれませんが、スパムコップだけでは事業としてやっていけないでしょう。実際、 SpamCop.net も単独の事業ではないようですしね。
あとは・・・やったら、命の危険があるかも (-∀- )
ちょっと話はそれるのですが、今、日本の経済は「デフレ」ですが、先進国で「デフレ」
になった国は日本以外にないそうなのです。細かく説明すると長くなるので書きませんが、
そこにもやはり「日本人の国民性 (気質)」が関係しているようです。
あとは「抵抗の仕方がわからない」、そもそも「抵抗できるかわからない」という人も
いっぱいいそうですね。
日本の刑法に迷惑メール送信に対する罰則を設けるのは抑止力の一つですが、一番の特効
薬は「送信ドメイン認証」です。From のメールアドレスが詐称されていないか確認する
手段の一つですが、これを有効にするには全世界のメールステムの変更が必要なので、
なんとも・・・。困ったモノですね (・∀・;)
変に抵抗して痛い目にあうなら、あきらめる人のほうが多いのかも。
迷惑メールに関する「刑事罰」ができるのは一体いつになることやら…トホホ・・(;´д`)ノ| 柱 |