Nicotto Town


いつまでもまったりソロプレイヤー


攻略組 ミカン 「変化」

突然、第1層の中心に飛ばされた。
「あれれ?何千人にも及ぶプレイヤーがいる。わかった。GMの茅場 晶彦から、『このゲームの100層を目指して攻略を頑張りたまえ。』って何千人のプレイヤーに言いに来るんだ。」
そう、思った。
だが、茅場はこう言った。
「プレイヤーの諸君は既に、メニュー表示からログアウトボタンが消えていることに気付いてるだろう。バグだと思っている者も多いだろう。これはバクではない。ソードアートオンライン本来の仕様だ。」
「えっ。全く気づかなかった。でも、どうすれば私達はこの世界から出られるの?」
その疑問に茅場は答えた。
「この、浮遊城アインクラッドの第100層を攻略すればこの世界から強制的にログアウトできる。」
「それならいいや。私は偵察組に回って一回また、セーブポイントに戻るのを何年か続けて攻略に貢献しよう。」
だが、それも無理なことを茅場が言う。
「このゲームでHPが0になったプレイヤーの現実世界の命は消滅する。」
「ってことはゲームオーバー=命の消滅?」
「最後に君たちに素敵なプレゼントを用意した。アイテムストレージを見たまえ。」
「ん?手鏡?」
私の体をポリゴンが包む。
「えっ。これは私のリアルの姿って。髪の長さが変わっただけじゃない。きっと、周りの人もって。みんな、姿が変わってる。私はほぼ、リアルの姿を再現してたからな。」




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