先日，ある女性がブログに，御主人が寝言ならぬ寝歌を歌うと書いてらっしゃいました。
その御主人の歌は，奥さんにも何の歌か分かるとのことでしたから，
ちゃんとメロディを追っているのだと思います。
私としては，羨ましいです。
単身赴任する前に見た夢では，私は全然歌えませんでした。


千葉のマンションには，娘と同じ学年のＫ君も住んでいます。
その子のお父さんは，私よりも年上で，年相応の風格があり，
とても落ち着いていて，ダンディーです。
それは，私も認めます。
しかし，カミサンや娘が私の前でたびたび
「Ｋ君のお父さんってダンディーでカッコいいよね～」 と言うのが，
内心面白くなく思っていました。
そんなある日，Ｋ君パパが私の夢に出てきました。

私が，湯上りにタオルを腰に巻いて，これから着る下着を選んでいると，Ｋ君パパが
「ふみふみさんがどんな服を持っているのか見せてください」
と言いながら部屋に入ってきました。
私がパンツを穿き，靴下を選んでいるとＫ君パパは出ていきました。
なぜかタンスに靴下が無くて，押入れから段ボール箱をいくつか出して探していると，
またＫ君パパが入ってきましたが，今度は腰に刀を差しています。
「その刀は？」 と聞くと，Ｋ君パパはいつもの穏やかな話し方で
「ふみふみさんを切らせていただきます」 と言いました。
私は，「あなたは暴れん坊将軍ですか？　暴れん坊ですか」 と言いながら，
段ボール箱を楯にして応戦して，何とかＫ君パパを家の外に押し出しました。
すると，Ｋ君パパは，近くを通り掛かったカップルに近付いていきました。
「いけない！ 今度はあのカップルを切ろうとしてる！」 と思い，
大声で 「暴れん坊将軍だ！ 暴れん坊！ 暴れん坊！」 と叫びましたが，
カップルは気付かずにこっちに歩いてきます。
暴れん坊将軍のテーマ曲を歌った方が気付くのではないかと思い，
「テー，テー，テテーテテー。テーテーテー，テテー」 と歌おうとするのですが，
慌てているせいか上手く歌えず，
「テー，テー，テテー…，ああっ！ テー，テー…，ああっ！」 と何度も歌い直していて，
そこで，隣に寝ていたカミサンから 「うるっさい！」 と起こされました。


ついでに，慌てていて上手くできなかった夢をもう一つ。

チャイムが乱暴に押され，カミサンが出てみると，
ふかわりょうとその妻と子供２人が立っていて，
「駐車場にある大量のウンコは，お前たちがやったんだな！」 と激怒しています。
ふかわの目は異常に興奮していて，
ついにはウンコを掴んでカミサンに投げ付け始めました。
カミサンが家の中に逃げ込んでドアを閉めると，
親子連れは全員でドアをドンドンと叩きながら怒声を発しました。
私は，このままでは全員殺されると思い，警察に電話しようとするのですが，
恐怖で指が震えて，何回やっても１１０番が上手く押せません。
「そうだ！ ボタンが駄目なら声で掛ければいい」 と気付き，
受話器に向かって 「１・１・０」 の正確な音程で
「あっ，あっ，あーっ！」 と叫びましたが，
これも慌てているのでなかなか上手くできず，
何度も何度も 「あっ，あっ，あーっ！」 と叫びました。

朝食の時に，「今朝嫌な夢を見たんだよ～」 とカミサンに言ったら，
「うなされてたから，嫌な夢見てるって分かってたよ。
でも，面白いから起こさなかったけどね」 だって。
愛情，薄くないか…？

夢の内容を話したら，「あっ，あっ，あーっ！」 のところで，
カミサンと娘が 「それ，昨日の夜テレビでやってたコナン君の映画だよ～！」 と
大笑いしました。
そういえば， 確かに昨日，コナン君がそうやって警察に電話してたわ～。