未熟な電話
- カテゴリ：30代以上
- 2015/10/26 19:35:05
子供の頃，そば屋の出前を取ることになった時，
兄が 「何事も経験だ。今日はふみふみが電話しろ」 と言いました。
家族の注文を聞き，電話の前に座り，
住所，氏名，注文の品を何度か頭の中で復唱して，
いざ，電話を掛け，相手が出て店名を言うやいなや，
「◯丁目の◯◯ですが，カツ丼の並を一つ，カレーライスを一つ，
鍋焼きうどんを一つ，たぬきうどんを一つお願いします」
というように，一気に注文すると，
お店の人は失笑気味の声で，「今日は定休日ですよ」
電話の後，兄から叱られました。
相手が出たら，まずは 「出前をお願いしたいのですが」 と用件を言い，
相手が 「どうぞ」 と言ってから具体的な注文を言うものだと。
以来，電話を掛ける時は，まずは大まかに用件を伝えて，
担当者につないでもらってから詳しく話すようにしているのですが，
社会人になってから，それが上手くできずに失敗したことがあります。
運輸省と建設省が統合して国土交通省になるより前，まだ私が若かった頃，
運輸省のタクシーの担当課で短期間働いていたことがあり，
全国のタクシー事業者から提出される輸送実績報告書の集計をしていました。
この報告書，内容をチェックすると，結構不備が多い。
報告書には，報告書を作成した担当部署名，担当者名，電話番号が書かれているので，
そこに電話して記載内容を確認します。
大概は，書かれている番号は会社の大代表か担当部署の直通番号で，
「はい。◯◯タクシーです」
「運輸省です」
「お世話になっています」
「こちらこそお世話になっています。◯◯課の◯◯さんお願いします」
「少々お待ちください」
という感じで担当者につながります。
ところが，とある愛知県のタクシー会社の報告書に書いてあった電話番号は，
一般の利用客からの配車依頼を受け付ける番号でした。
そうとは知らない私は，大代表か総務部あたりに掛けているつもりで，
一方，電話に出たオバチャンは，
タクシーを呼びたいお客さんからの電話だと思っていました。
オバチャンは元気に 「はい。◯◯タクシーです ♪」
私も元気に 「運輸省です」
急に声が曇って 「ウンユショウ…さん…？」
他社と違う反応に戸惑って 「え，あ，はい。運輸省です…」
「はあ…。あの，どちらのウンユショウさんでしょうか？」
「はっ？ え？ く，国の機関の運輸省ですが…」
「ウンユショウさん…。ええっと…，どちらの？」
「ええ～っと，お宅様のタクシー事業を管轄している，運輸省なんですが…」
「ウンユショウさん…。ごめんなさい。分かりません」
あれ～？ 変だな～。タクシー会社で運輸省を知らないはず無いんだけど…。
事業者からの報告書は，東京にある運輸省本省に直接提出されるのではなく，
全国の９ブロックにある地方運輸局経由で提出されます。
もしかしたら，地方運輸局も，事業者から直接受け取っておらず，
各都道府県にある陸運事務所 （今だと 「運輸支局」？） 経由で
受け取っているのかもしれません。
タクシー事業者は，運輸省本省と直接やり取りすることが無いから知らないのかな？
「えっと，あのう，愛知県に陸運事務所ってありますよね？」
「ああ！ はい！ 分かります ♪」
「その上部機関で，中部地区に中部運輸局というのがありますよね？」
「え…，あ…」
「更にその上部機関の運輸省なのですが…」
「ウンユショウ…，ウンユショウ…。知りません～」
「あっれ～，御存知ないですか～。全国組織なんですが～」
「どこにあるんですか？」
「東京です」
「東京？！ 東京からの御依頼はお受けしていません！ 遠過ぎます！」
私の電話が未熟でした。
す～い～ま～せ～ん～。
全然失礼じゃないですよ～。
読み逃げ、無言歓迎します＾＾
サブ？
サブアバというやつですか？
私はこのアバしかありませんよ～。
御安心ください。(^_^)
昨日、３０代カテの記事を
たくさん読み逃げしました。
無言で帰っちゃって失礼しました～。
サブで来てました？
どうでもいいかもしれませんがなんか気になるのです。
女性には優しいです。＾＾
ああ…。
明日の，千葉に帰る新幹線。
隣の席にセクシーな女性が来ないかな～。
ふみふみさんって優しいわぁ～＾＾
相手が出る前に喋るって、
私より上手 （うわて） ですね～！ (≧▽≦)
今の子たちって、友だちに電話する時、
友だちのスマホに直接掛けるから、
相手の家の固定電話に掛けて
出た親に挨拶して友だちに代わってもらう経験ができず、
社会に出てからの電話がアレルギーは
私たちの頃より大きいでしょうね～。
あはは～～
私も子供の頃 初めて黒電話をかけた時のこと、
受話器を取って ダイヤルを回し、
トゥルルゥ～(←なつかしいっ)の呼び出し音を待たずに
緊張のあまり 間髪いれずに「○○さんですかっ」と叫んだことを
今でも忘れません(*≧∀≦)
意思疎通の難しさを痛感したのも
社会人になってからでした～(=＾▽＾=)
ぎゃはははは！
「ウーロン茶」 と 「Ａランチ」 ！
全然違うようだけど，思い込んで聞くと同じかも～！
逆に，ウーロン茶を頼んだだけのお客さんにＡランチを出さないでよかったですね。 ＾＾
お客さんから「ウーロン茶ください」って言われて「ウーロン茶ありません」と答え、
また繰り返し「ウーロン茶ください」って言われて「ウーロン茶ありません」と答え、
お客さんから、ウーロン茶じゃなくて、エーランチ！」ってちょっとキレられたのを思い出しました＾＾；
ウーロン茶っていってるって、思いこんだんだも～ん。
ランチタイムのヘルプのバイトだったけどｗｗｗ
もう，泥沼に腰まで浸かってしまったような，
「どうしてこんなに前に進めないんだ！」 というもどかしさでしたよ～。
代わってほしい担当者の名前を さっさと言えばよかったのかもしれませんが，
自分が誰かを名乗らないということが どうしても考えられなかったんですよね～。
頭が固かったのは私の方ですよ～。（笑）
オバチャンも焦っただろうけど、
そのオバチャンに説明を繰り返す、ふみふみさんの根気強さにも笑えます。
じゃなくて、尊敬します。
とんとんさんの言う通り、タクシーの依頼と思い込んでるオバチャン
柔軟性や社会的知識を問う以前に、頭が固まってますねぇ
両者が真剣だから、余計に面白いです(^m^ )
そうそう！ そうなんです！
完全にアンジャッシュ状態でしたよ～。
本文が長くなり過ぎちゃったから 「遠過ぎます！」 まででやめましたが，
このオバチャンから担当者に代わってもらうまで，やり取りがまだ続いたんですよ～。
「ああ！ タクシーを頼みたいんじゃないんです。違うんです～。
提出していただいた輸送実績報告書のことで確認したいと思って，◯◯課の…」
「ユソウジッセキ…？」
「はい。輸送実績報告書です」
「ユソウジッセキ…，何ですか？」
「報告書」
「ホウコクショ？」
「ええ。提出していただいたんです」
「どこにですか？」
「運輸省に」
「ウンユショウ…。分かりません」
「ええ，ええ。いいんです。◯◯課の◯◯さん，お願いしたいんですが」
「只今，外出しておりますが」
絶句！！！
次の日に掛け直したはずですが，次はどんな掛け方したのか，もう覚えていません～。
それとも，向こうから折り返し掛けてほしいって頼んだのかな。
なんか，ショックでそこからの記憶がありません～。ｗｗ
ありがとうございます！
次は，経済問題について部下と熱く語り合った話を書きます！
オバチャンは，
自分の会社の近くに 「ウンユショウ」 という会社か建物があるらしいと，
一所懸命考えていましたが，
愛知県には あ～り～ま～せ～ん～。（笑）
あ，いけね！
下ネタ書き忘れました。
ガルルルル～！
電話にでたおばちゃんは「私の任務は車をまわすこと！」って思っているから
通じるわけないって＼(≧▽≦)丿
思いこんでいる人とのすれ違いの会話は、まるでアンジャッシュのﾈﾀみたいになりますね＾＾
ふみふみさんのブログは、いつも楽しいです＾＾
ふみふみさんは、悪くないですよ～～～。
電話に出たおばちゃんが、笑える～～～(≧∇≦*)www
「東京は遠すぎます！」って、ぜんっぜんわかってない感じですね～～～。あはは＾＾
私も人のこと言えないくらい飲み込みが悪いですが、
このおばちゃんはひどいわww
って、ブログが真面目すぎて、不自然なんですが・・・・・