Nicotto Town


出逢いのあの日に行こう


兄の恋人


兄には,二十二,三歳の頃に付き合っていた女性がいました。
父の見舞いにも何度か来てくれたし,
父が他界して兄と私が二人で暮らし始めた後も,
よく家に来て三人で食事をしました。
優しくて控えめで,可愛い人でした。
当人同士は結婚するつもりでしたし,私も賛成でした。

でも,その人の親御さんは難色を示しました。
その人の名字が珍しくて,親御さんとしては,
嫁に出してその名字が途切れるのは駄目だということです。
兄は,それなら自分が相手の家に入りましょうと言いました。
私も賛成でした。

しかし,私たち兄弟の親代わりとなった親戚の叔母が,
長男を婿に出すわけにはいかないと猛反対し,
兄が相当説得したらしいのですが,許してもらえませんでした。

結婚したいのに,結婚できない。
別れたくないのに,いつかは別れなければならない。
そういう状況で,兄は,飲み会で別の女性に会いました。
その女性は家出していて,兄に初めて会ったその日に,
兄と私が暮らしている家に転がり込んで,
そのままその後も帰らずに,私たちの家に居続けました。

ある夜,チャイムが鳴りました。
私は,ピアノを弾いていて,
どうせ客は兄の客だろうと思い,
そのままピアノを弾き続けました。
しかし,兄は,新しい彼女とテレビを観ながら盛り上がっていて,
チャイムの音に気付きません。
仕方なく私が玄関に出ると,
急に兄に会ってもらえなくなった兄の恋人が立っていました。

私は,真っ暗な気持ちになりました。
いつもなら 「こんばんは~。どうぞ~」 と中に入れるのに,
「ちょっとお待ちください~」 と言ってドアを閉め,
兄の部屋に行って,恋人が来ていることを伝えました。
兄は,玄関に行き,
弟 (私) が居ない所で話そうと言って,
恋人を家に上げずに,車でどこかへ行きました。

兄は,恋人ときちんと話して別れ,
しばらく後に私に,新しい彼女とこのまま暮らすから出て行ってほしいと言い,
更にしばらく後に,兄たちは入籍しました。
そして更にしばらく後,
兄夫婦が引っ越すことになったので,手伝いに行きました。
兄は,嫁さんには内緒で家具の中に隠していた元恋人の写真を私に見せ,
本当は今でもその人が好きなんだと笑っていました。

兄は,その後離婚し,
しばらくしてから,新しいお嫁さんをもらいました。
元恋人に似た,とっても可愛い人です。


今の兄が幸せではないという意味ではありませんが,
もしも夫婦別姓が認められていたら,
兄の人生は違っていたんだろうなと思います。


そう言えば,私とカミサンの結婚も,その叔母から猛反対されました。
まあ,私は押し切っちゃいましたけどね。

アバター
2015/12/24 22:14
ねこまんまさん

兄が,「自分が選んだ道」 を 「選ばされた道」 と思って
変に引きずっていないことを願います~。
まあ,多分大丈夫だと思いますが~。 ^^
アバター
2015/12/24 00:14
それもお兄さんが選んだ人生ですから・・・

アバター
2015/12/23 23:18
夢芽さん

私は一度,叔母の知合いの娘さんと見合いさせられそうな雰囲気になったことがありました。
危ない危ない。
そんなきっかけで知り合った人と結婚するのなんて,絶対嫌です~。
アバター
2015/12/23 23:03
おせっかいな叔母さんですね・・・
アバター
2015/12/23 11:32
とんとんさん

ふむ~。
土地とか血を大切に思う人って,多いのでしょうね…。

それを大切にして幸せになれるのなら良いでしょうけど,
もっと大切なものを見失って不幸になることも多そうですよねえ。
アバター
2015/12/23 10:57
たぶんね、家系というより「財産」というか
「その土地」を血のつながりのない者に手渡したくないという執着のようです。
売っても大した金額にならない田舎の土地でも「広さ」と「昔ながらそこに根付いていた」ということへの執着。

そういう他人から見たらつまらない考えが、どれだけの人を不幸にしているか・・・><
アバター
2015/12/23 10:49
りんなさん

自分が幸せになるためじゃなく,
親や家のために結婚を決めてしまったら,
やっぱりいつか壊れそうな気がしちゃいます~。

自分が望んでした結婚なら,
結婚後にいろいろあっても我慢できそうですよね。 ^^
アバター
2015/12/23 10:39
とんとんさん

自分の子供が親の養子に!!! @@

そこまでして家系を途切れさせたくないって,
どんだけ名家なんだよって思ってしまいます。

「名家」 と言えば,私の家も祖父の代までは土地の名士で大金持ちだったんですよね。
それを,父がぜ~~~んぶ遊びで使い切って超貧乏になったんですけど。
叔母としては,子供の頃の大金持ちだった家を覚えていますから,
あの華やかだった家系が消えてしまうのは悲しかったのかなあ。

いや,相手の家に入って兄がただの種馬になってしまうことを心配したのか…。
アバター
2015/12/23 10:26
紫の上さん

てへへへへ。
私としたことが,失敗,失敗。
まあ,要するに,
兄と恋人は親たちに引き裂かれたのであった
ってことで,大筋合ってるからいいか~。(笑)
アバター
2015/12/22 22:56
まずは自分が幸せにならないと!^^ですよね~♪
ふみふみさんちは幸せなのですよ♡
アバター
2015/12/22 10:30
名字が変わらない場合、「養子」じゃないと思いがちですが、
経済基盤がどこにあるかを考えた場合、大きいほうに組み込まれ、
実質「養子」状態になっている「マスオ」さんは多く、
生まれた子は奥さんの両親の養子にされて、奥さん実家の名字は残る、という場合も
当たり前にあるんです。
「マスオ」さんは血のつながりもないので、わざわざ養子にもしたくないって
奥さんの実家の親戚からも思われるしね~。
ほんと、種馬なのよ。
アバター
2015/12/22 10:10
ふみふみさん♪ドンマイドンマイ~♪

私も話している途中から
まったく思い違いをしていたことに気付きながら
なんとか帳尻を合わせるのに四苦八苦すること 
よくあります~(*≧∀≦)
アバター
2015/12/21 22:36
とんとんさん

えええ~っ!
男の子が生まれたら夫は用済みってことですか?! @@
はあああああ。
相手の家に入ったのに,そこで居場所を失うとは…。
アバター
2015/12/21 22:29
あ~~・・・・千葉の田舎のお嫁さんの家に入って暮らす旦那さんは
私の知っている限りみんなとても苦労しています><
男の子が生まれた途端「種馬はいらない」とばかりに邪魔にされて;;

結婚って二人だけの問題じゃなくなるから、面倒が多くなるんですよねえええええ
アバター
2015/12/21 22:25
りんなさん

りんなさんの従妹さんは,周りの反対を押し切ってまで結婚したのに,離婚ですか~。
そのケースだと,「やっぱり」 と見られちゃうのか~。
まあ,周りが祝福した夫婦だって離婚するケースは山ほどありますから,
「やっぱり」 は言わんといてって感じでしょうけどね~。 ^^

思えば,私の父はバツ2,母もバツ2,兄もバツ1,従妹もバツ1です。
一度も離婚していない私が取り残されちゃった感じ?(笑)

しかし,兄みたいに,我慢して別の人と結婚した場合,
元の恋人のことをどこかで引きずっちゃうんでしょうね~。

私はこんな昔話を書いて懐かしんでいますが,
その私の娘は,今もう既に16歳で,結婚できる年齢なんですよね~!
突然,「教頭先生と結婚する!」 とか言ってきたらどないしよ~。@@
アバター
2015/12/21 22:05
紫の上さん

どっひゃーっ!!!
どひゃ,どひゃ,どっひゃーっ!!!
ここまで書いてきて,記憶違いに気付きました~!!!
兄の元恋人の名字は,ごく平凡なものでした。 orz
今,父の生前の日記帳で確認しました。

正しくは,名字の問題ではありませんでした。
今思い出しました。

恋人の実家が九十九里海岸の方にあり,子供が娘しかいないので,恋人の親御さんは,
ゆくゆくは九十九里に一緒に住んでくれる男とじゃなきゃ結婚してはならんと言い,
兄は,千葉県の警察官だから,
県内の太平洋側の警察署に異動を申し出て,
この先は恋人の実家で相手の親と暮すと叔母に言い,
それに,叔母は猛反対したのでした。
今度はちゃんと思い出しました。間違いありません。

ああ,どうしよう。
もう今更,本文やとんとんさん・なごみさんへのコメを修正するのはしんどい。
とんとんさん,なごみさん,許してくだされ。 ><

兄は,我が家の家系の長男の長男なので,
嫁さんの家に入って暮すことが,叔母としては認められなかったようです。
しかし…,こっちの両親は既に死んでいるのだから,
相手の親と暮らしたって支障は無さそうなものですよねえ。

そこら辺の感覚が,昔の人と私たちの世代とでは違うのかなあ。

まあ,しかし,あの叔母は,性格はメチャメチャ悪かったです。
自分の結婚相手は社長で,お金もあったせいか,
いつでも自分以外の人を見下していました。

私が叔母の家に遊びに行った時,
自分の娘にクラスの集合写真を持って来させて,
娘の同級生の写真を一人一人指差しながら,
「この子は頭が悪い。この子は顔が悪い。この子は運動ができない」
と,全員に駄目出ししていました。
それを聞かされる娘 (私からみれば従妹) は,どんな気持ちだったんだろう。
従妹も悪い性格になってしまうんじゃないかと心配したものです。

あの人は,本当に性格が悪かったなあ…。
アバター
2015/12/21 21:25
なごみさん

私の職場には,二十数年前に,
男も女も自分の名字を捨てられない立場であるために事実婚の道を選んだ二人がいます。
当時,ちゃんと職場の上司たちを呼んで披露宴もしたようです。
ただ,子供は作っていません。
どちらの戸籍に入れたら良いのか分からなくて作れなかったそうです。

私の兄たちも,取りあえずは事実婚という道もあったのかなあ。
ただ,兄は警察官なので,
一緒に暮らすけど入籍はしないというのが,
職場の雰囲気として許されないという事情もあったのかもしれません。

ただ,どんな困難があっても,頑張れなかったのかなあ,とは思います…。
しかし,やはり,長男には,次男には分からない悩みがあるのだと思います。
お気楽な立場の私が何か言える資格は無いように思います。

なごみさんが疑問の 叔母の猛反対の理由って,
私とカミサンの結婚の方の反対理由ですか?

一つは,↓ とんとんさんに書いた,
相手の家が 「立派」 じゃないということで,
もう一つ,それより大きな理由は,う~ん,
ここには書けません。
墓場まで持って行きます。

全然納得できるものではなく,私は叔母をぶん殴って縁を切りたかったです。
でも,それはできませんでした。
叔母にはどうしても披露宴に出てもらわなければならず,
へそを曲げられたら困るので,頭を下げて認めてもらうしかありませんでした。

何しろカミサンのお母さんが,
自分の方は親戚を30人以上呼ぶから,
私の方も親戚を同じぐらい呼べと言うのです。
しかし,いないんですよ。
両親は死んでいるし,祖父母も死んでいるし,
父の兄弟は泥棒をして逃亡してたり刑務所に入っていたりで,
もう,兄夫婦以外には,叔母夫婦に出てもらうしかないんですよ。
それでも全然足りないんだけど。

あの時は悔しかったなあ。

カミサンのお父さんは,
小規模にやればいいじゃないかと言ってくれましたが,
カミサンのお母さんがねえ…。
友引の日で,いい教会が空いていたのに,
絶対に大安の日で神前式じゃなきゃ駄目だって言って,
カミサンのお父さんがこっちの味方をしてくれても,
そこもお母さんは譲ってくれなかったなあ。

ま,今はそのお母さんと仲良くしてますけどね。
実の息子たちなんかより私の方がよっぽど。(笑)

あ,また,千字超えちゃう。www
アバター
2015/12/21 21:04
とんとんさん

兄の職場に彼女のいない人がいて,
仲間たちで女の子との出会いの場を作ってあげることになり,
兄は人数合わせで呼ばれただけだったのに,
家出娘は,恋人募集中の男よりも兄を気に入ってしまい,
無理矢理ついてきてしまったらしいです。
兄も,恋人と別れなければならなくった時で,
どこか破れかぶれになっていたのかもしれません。

でも,おっしゃるとおり,あんな人に関わらなければよかったのにと,私も思います。
元の彼女は,私のことも 「家族になる人」 として接してくれていましたが,
新しい彼女は私を 「邪魔な男」 としか見ていませんでしたから,
ちょっとこいつは嫌だなと思っていました。

もしも兄から新しい彼女との結婚の相談をされていたら,
私は反対まではできなかったかもしれませんが,もちろん賛成もしなかったでしょう。
現実には,私が一人暮らしを始めた社宅に,1年以上後に兄がヤボ用で来て,
帰る時に,ふと立ち止まって振り返り,
「あ,そうだ。ふみふみ。俺,結婚したからよ」 とだけ言いました。
結婚式は挙げずに籍だけ入れたので,
親代わりの叔母や,相手の両親には,
いつ,どういうふうに言ったのか知りません。

元の彼女の時に,叔母と対決してほしかったとは思いますが,
我を通して叔母と喧嘩して恋人の家に入れば,
一人残る弟の私が,親代わりの叔母と気まずくなり,
私が将来困るかもしれないと心配して折れてくれたのかもしれません。

とんとんさんの弟さんの件,
有名大学を出ていないと認めないって,悔しいですね。
あの頃の親たちは,下らないことを言っていましたねえ。
私の叔母は,私の結婚相手の父親は一流企業か役所に勤めていなきゃ駄目だと言い,
大工の娘のカミサンとの結婚に猛反対でした。
当の私は三流高校を出て小さな所で働きながら三流大学の夜学部を出ただけだし,
何しろ,相手の父親と比較する自分の父親はとうに死んでいないし,
仮に生きていたとしても,私の父なんて本当に駄目な人だったことは,
妹である叔母がよく知っていたのに,全く,何を言うんだと思いました。

もっとも,カミサンのお母さんも,
カミサンが私と結婚したいと言った時,
両親が揃っている人と結婚してほしかったと言ったそうです。

ああ! まだまだ書こうとしたら,千字を超えちゃった!(笑)
アバター
2015/12/21 12:51
うーん・・・難しいですよね・・・
私の従妹はみんなの反対を押し切り、結婚し、離婚・・・
結局皆が反対してたっことで「やっぱりね・・・」となったのですが・・・
まぁ、本人は今ものびのびと楽しんでおりますから良かったのかなww
その息子たちも、なんで~~って思えるくらい母親思いの良い子に育ってます。
我慢しちゃうのは、引きずることになるのかな・・・
アバター
2015/12/21 09:37
ふみふみさん♪

一人一人にドラマはあるといいますが、
お兄さんは きちんと別れ話をした「責任ある男」ですね~
心の中にしまっておくものは きっとお墓まで持ってゆくのでしょうね

何でも反対する その親戚の叔母様は
あんまり良い印象ではないですね(*≧∀≦)
アバター
2015/12/21 09:09
家より、ふたりの幸せを第一に考えてくれたら、
歩み寄りもでき、違う結論が出たかも知れないです。
今時の親なら、考え方も変わってきているから
家有りきの反対は、無かったかも知れないですね。

猛反対の叔母様の、反対理由は
納得できるものだったのでしょうか?
親代わりとして、責任を感じていらっしゃったと思うけど…

とんとんさんの弟さんの話も、悲し過ぎる…
アバター
2015/12/21 06:57
結婚したい、結婚すると心は決めたのに反対にあって結婚がダメになる話は
思った以上に良くありますね。
お兄様のその「転がりこんてきた最初の奥さん」の存在。
そんな人を家にいれなければよかったのに・・・なんて、読みながら思ってしまいました。
他の女性を好きなのに、そうじゃない人と結婚するって、最初から未来が見えない感じで哀しいです。
お兄様、叔母様のことを無視できなかったんですね・・・
女性の立場からしたら、そこが悔しいところです。

そういえば、私の弟は、かつて結婚をしたいと思った女性がいたのですが、
女性のお父様に猛反対されて、その女性がお父様に逆らってまで結婚しようと思ってくれなかったことで
二人は別れました。反対された理由は、弟の学歴です。
弟は高校から専門学校に行って、国家資格を取ったのですが、
ちょっと従業員の多い会社を経営していた相手のお父様に、「有名大学を出ていない男はダメ!
専門学校卒なんてもってのほか」と弟は直接言われたそうです。

弟の彼女さんは、その後命が危なくなるほどの交通事故にあって、
病院でずっと弟の名前を呼んでいたそうで、「彼女の見舞いにいってやってくれ」と
知人に言われ、一応行きましたが、泣いて謝られても、
もう時間がたち過ぎていて弟としては「なにをいまさら」って感じで元には戻りませんでした。

結局その後、結婚したいと思える相手に出会えず弟は40を過ぎました。
今の彼女ともたぶん結婚しないでしょう・・・
結婚すれば、面倒なしがらみが出て、しなくて済むならしないでもいいけれど
一緒に年老いていきたいと思える相手をみつけてほしいです。




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.