Nicotto Town


出逢いのあの日に行こう


「じゃないですけど」

最近テレビを見ていて気になるのは、
無意味に「じゃないですけど」と言う人が増えたことです。

自分の言いたいことを言い表している丁度よい言葉があって、
折角それを言ったのに、
その直後に「じゃないですけど」と自分で否定して、
何を言わんとしているのか不明になっちゃう人です。

例えば、ものすごく慎重に物事を進めた人が、
「石橋を叩いて渡る、じゃないですけど、慎重に進めました」
と言うとか、
良いことはすぐ実行しますという人が、
「善は急げ、じゃないですけど、すぐにやります」
と言うなどです。

「石橋を叩いて渡る」じゃないの?!
「善は急げ」じゃないの?!
「石橋を叩いて渡るように、慎重に進めました」とか、
「善は急げで、すぐにやります」とか、
そのまま言えばいいじゃないですか。
間に否定が入ると、聞いている方は混乱してしまいます。

おそらく、「じゃないですけど」を乱用する人は、
自分が言ったことわざや四字熟語の意味を間違えていた場合のために、
保険を掛けるような気持で「じゃないですけど」と言っておきたいのでしょう。
今は、一言言い間違えただけでネットで攻撃されかねないから、
そうしておかないと不安なんでしょうね。
しかしねえ、慎重になり過ぎて、
何を言いたいのか分からなくなるぐらいなら、
多少間違えたっていいやって開き直って、
シンプルに喋る方がいいんじゃないかなあ。








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