Nicotto Town


神楽坂策利


九龍と少女。

即興で小説考えてみました。




高校の入学式といえば、桜が咲いていて晴天というのが最も好ましいと思う。
小説や漫画、アニメやドラマも大体そんな感じだ。
しかし、僕が経験した入学式は全て雨で、桜は咲いていなかったりもう既に散ってしまっていたりと、華やかな入学式なんか経験したことはない。
今日は晴れている。雲ひとつない晴天で、入学式びより。
多分、僕が高校に落ちたからだろう。
私立は金がないという理由で受験はせず、公立校だけ受けたのだが。
ばりばり不合格だった。

「あぁ……」

何回目だろうか。
かれこれ今日だけで三十一回ぐらいため息をついた気がする。
多分この部屋の中、幸せが「わんわんおー!」て言いながら走り回っていることだろう。
……幸せが走り回ってるってどういう状態? しかも鳴き声わんわんおなの?
駄目だな。
なんか今、僕可笑しくなってる。

「紫杏、起きてるなら下に来なさい! 朝御飯出来てるわよ?」

母さんの声だ。
僕は仕方なく自室から出た。
本当は自室の窓から晴れている空を眺めて今日という一日を終わらせようと思っていたのだけれど、母さんはそれを許してくれないらしい。
僕の自室は二階にあり、リビングは一階にある。
その為、朝飯食べるには階段を降りないといけないのが面倒くさい。
もう十五にもなれば、充分腰痛とか肩こりとかするようになるもんなんだよね。

「紫杏。今日からバイト探しよ」
「はぁ!?」
「当たり前じゃない。働かざる者食うべからずって言うでしょ」

バイトなんて初耳だった。
しかも、探せってのがキツいよなぁ……。
義務教育の時、ずっとボッチだったんだから会話とか苦手だし。

「ところで紫杏。アンタ手に何落書きしてんの?」
「え?」

母に言われて手を見ると、手には赤い龍の紋章。
ほんのり光ってやがるし。

「身に覚えないよ? こんなの。それに、蛍光ペンとかだと光らないでしょ? 僕が好き好んでやったわけじゃない」

そう言ってから、手の紋章を見る。
なんだこれ。



字数の限界で終わりませんでした。

アバター
2013/09/30 20:13
またもや失礼いたします!
入っていただいたサークルの宣伝をしてもらってもよろしいでしょうか??
してもらわなくても結構ですが・・・。
できればお願いします!
アバター
2013/09/29 20:14
此処に失礼いたします!
サークルに入っていただきありがとうございます!
UTAUを持っているのですか!すごいですね!
作詞と作曲(?)お願い致します!



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