Nicotto Town



賞が趣味とまで

いくことは危ないとわかっているし、要あたりに知られたらとんでもなく叱られそうでもあるが、期限は期限。無駄に延滞料を払うのは嫌だった。
 明日の早朝でもぎりぎり大丈夫とはいえ、なんだか気になるし、何よりも、この時間なら、普段なら客で溢れているレンタルコーナーも書籍コーナーもけっこう空いていて、ゆっくり選ぶことが出来る。<a href="http://www.chengixin517.com/">prada 服</a>
 だから美音は、ときどきあえて深夜にその書店に行って、古い映画を借りてくる。
 今のにぎやかで立体的な映画にはついて行けなくても、昭和の恋愛ものとか家族ものの映画はけっこう好きだった。

「了解。気を付けて」

 そんなメールが返ってきたのを確認して、美音は自転車で駅前に向かった。

 返却ボックスにDVDの入った小さな手提げ袋をぽとんと落とし込んで、ほっとしていつも通りに旧作の邦画のコーナーに行く。
 そして美音は、普段ならこの時刻、まず誰もいない一角に女性の姿があるのを見て驚いた。

「あら…りかさん?」

 見たことのある顔だと思ったら、それは商店街に店を構える加藤精肉店の跡取り息子のゆきひろと半年ほど前に結婚したばかりの、りかだった。
 店で使う肉類はたいがい予め注文して届けてもらうので、美音が加藤精肉店に足を運ぶことはあまり無かった。
 それでも、たまに思いつきでメニューを立てた時に材料を調達に走ることもある。
 そしてそれは、おおむね昼下がりの暇な時間で、所在なさげにりかが一人で店番をしていることが多かった。
 注文の品を取り出して、一生懸命に真剣な顔で量るりかの初々しさが美音はとてもいいと思っていた。

「あ…美音さん、こんばんは」

 ゆきひろと一緒かと思ったらりかも一人だった。
 しかも腕には沢山のDVDを抱えている。<a href="http://www.shenqulj88.com/">prada sale</a>

 肉屋の若嫁さんは控えめで大人しい、と評判のりかの趣味は映画鑑賞だったのか、なるほど彼女らしい趣味だ、と美音は勝手に納得する。
 だが、そのチョイスがあまりにも偏っていてちょっと気になった。

「ねえ…りかさん。随分泣ける映画ばっかりだね」

 美音は映画鑑賞が趣味とまでは言えず、そう沢山の映画を知っているわけではなかったが、りかが抱えている映画はとにかく『泣ける』ことで有名なものばかりだった。
 りかはそれらのDVDを抱え直し、困ったような顔で美音を見た。

「あ…ごめんなさい。別に私がどうこう言うことじゃなかったわ。気にしないで」

 そう言って、美音はごく自
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