Nicotto Town



笑みを浮かべる長門を睨む

濉⒅形????」
「これから少しの間だけど会えなくなるんだ。これくらい、いいだろ?」
 翔輝の言葉に、大和はもう抵抗はせず、静かにうなずいて彼に身を任せた。
 翔輝の腕の中で、大和は幸せそうに笑みを浮かべた。
「中尉???私やっぱり、中尉の事が???」
「???大好き」
「「えぇッ!?」」
 突然の声に振り返ると、そこにはいつの間にか翔輝の手を握っている武蔵が立っていた。
「む、武蔵?」
「???翔輝、私もギュッてして」
「え? あ、ちょっと???!」
 武蔵はそう言うと手早く大和をどかして翔輝の胸の中に飛び込んだ。その早業に翔輝も大和も一瞬反応が遅れてその進入を許してしまったが、すぐに反撃する。
「な、何するのよ武蔵!」
「???邪魔しないで」
「あぶッ!?」
 武蔵は自分の肩に手を掛けて邪魔しようとした大和に冷静にローキックを炸裂させた。そのあまりの痛みに大和は悲鳴も上げられずにその場に倒れて悶絶する。
「や、大和ッ!?」
「???翔輝はこのままでいい」
「ちょっと武蔵! 離してよ! 大和が、大和がぁッ!」
「???平気。姉さんなら勝手に復活する」
「そういう問題じゃないでしょッ!?」
「???翔輝、好き」
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「武蔵ぃッ!」
 いつの間にか痛みのせいで気絶してしまった大和の横で、幸せそうな笑みを浮かべて翔輝に抱きつく武蔵と、そんな彼女に抱きつかれて身動きできない翔輝。
 いつもと同じ、何気ない日常がそこにあった。
 夕方、戦艦部隊は護衛部隊と別れて一路呉に向けて発進した。第八章 第十三節 燃え盛る瑠璃の灼熱逆鱗

 五月二一日、戦艦部隊は各艦それぞれ無事に呉海軍工廠に入渠した。
 戦艦『大和』も生まれ故郷である第四船渠に入渠。整備作業の為に残った兵達も次々に退艦していった。ただし、艦の長である艦長は艦に残らなければならない。その他参謀長や航海長、通信長、砲術長等のそれぞれの科の長も残る。その為に艦橋には艦を降りていく兵達を見送っている松田達が残っている。
 一方、甲板ではアタッシュケースを持った翔輝を見送る為に多くの艦魂が集まっていた。
「今回は何日くらい休暇なの?」
「二泊三日って所ですね」
 長門の質問に翔輝は正直に答えた。翔輝の返答に長門は少し驚いた。
「三日だけ? 私の所の航海士達は一週間くらい休みを取ってるのに」
「あまり陸の上に長居するきはありませんし、大和に心配かけたくありませんからね」
 翔輝は大和を見ながら笑顔で言った。翔輝の言葉に長門が大和を見詰めると、大和はうつむいているが頬がほんのり赤くなっていた。
「あらあら、優しいのね長谷川君。でもたまには自分のわがままを通してもいいと思うけどな」
「別にいいですよ。陸に上がったら何にもできない男ですからね」
「そんな事ないと思うけど」
 長門は小さく微笑んだ。
 長門との会話を終わらせ、翔輝は他の戦艦達の方にも声を掛けた。
「それじゃ、ちょっと行ってくるよ」
「ふん、行くなら勝手に行け。羽目を外し過ぎんなよ」
「???な、何? その無責任な見送り」
「お前がどうなろうと知ったこっちゃねぇって事だ」
 榛名は不機嫌そうに翔輝に罵声を飛ばす。翔輝はそんな榛名に態度に苦笑いするが、長門はニヤニヤと笑う。
「あらあら、素直じゃないんだから」
「な、何だよ?」
 榛名はニヤニヤと笑みを浮かべる長門を睨む。
「本当は離れたくないんでしょ? 素直に言っちゃいなさいよ」
「うっるせえええええぇぇぇぇぇッ!」
 顔を真っ赤にして軍刀を振り回して追い掛ける榛名を笑いながら紙一重で回避しながら逃げる長門。相変わらず頼りなさそうだがものすごい力を秘めている人だ。
 そんな二人を苦笑いしながら見ている一同。
 




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