先日、買い物に出かけた帰り道の出来事、（その道は新しく作られ、周りは宅地造成中で民家がまばらなしかないところ）宅地の事務所があり、その事務所の入口沿いに大手飲料メーカーの自販がおいていあるのですが（普段、通っても気付かないのですが）その自販の前に自動カードに乗ったご老人が何か手を道路にさして何かを求めている仕草をしていました。ちょうど信号待ちから青になり、進みかけていたので、何だろうと最初は思いました。交差点を過ぎたころから、「あれ、もしかすると・・・、あのご老人何かトラブルかな、もしかするとカートが動かなくなっているのかな」と脳裏に浮かびました。その通りは民家もすくなく、歩行者もあまりいないところで、交差点から近いため、通り過ぎる車も気付く事がないのでは・・・・・。 　　心配！戻ろう！

 そう思い、ぐるっと回ってその通りへ。（幸い駐停車禁止のマークがなく、道路幅がったので）道路沿いに駐車して、そのご老人にトコトコと近づき、 「大丈夫ですか？」とおそるおそる声を掛けました。 そのご老人は（恐らく、脳梗塞の後遺症のためか言葉を出すことが出来ず 「あ～、あ～」と言うだけでした。よーく見ると（その自販の前は砂利になっていて）案の定、カートの車輪が砂利にハマって動けなくなっているのがわかりました。ご老人は言葉は話せないのですが、ジェスチャーでそのことをしめしいたので、僕は「ギアーをバックに入れてください」と言うと、ご老人はカートのギアをバックにいれてくれたので、カートを押して（カートを傷つけないようにゆっくりと押して5分間程）ようやくコンクリートのところまで出る事が出来ました。ご老人は喜ばれ、 手に千円札を差し出されました。僕は「いえいえ、受け取れませんから、後は大丈夫ですね」と言葉をかけて自分の車に戻り帰宅。 　家に戻って雑用をすまし（この事件から数時間後）、午後のお茶を手にしながら、 

などと思い、（多分口元はニンマリ！）そのシーンを思い起こしていた時、 

　　　　　　　　「あれ、待てよ！」

（恐らく、勘の鋭いお方はお気づきだと思いますが・・・・）

 あのご老人、最後に千円札を差し出したのは、自販機で買ってくれっていうことだよね！そうだ！自分はお礼に差し出したと思い・・・・。ｗｗｗｗｗ 　

　部屋で暫く顔を真っ赤にしていました！ 　

「あ、やってもうた！これってサザエさんにでてくるパターンやん！」 そう思って再びその道へ行ってみたのですが、当たり前のようにそのご老人もカートの姿もなく・・・。無事に戻られたと思います。 　　　　　

「俺って、サザエさんそのものやん」・・・・