Nicotto Town


ユウの想いごと


小説『モモ』

ミヒャエル・エンデ 著
『モモ』を読みました。

先日ネットニュースで
『日本の悪名高き長時間労働』という
文言を目にしたのだけれど
この本の発行部数が
本国ドイツに次いで
日本が2番目に多いということに
なんとなくうなずけるというか
これから先
労災とか過労死とかの
悲しいニュースを目にする度に
おそらく私は
この本を思い出すでしょう。

街の円形劇場跡に住み着いた
みなしごの少女モモが
周りの住人を癒し元気づけ友情を育む中
時間どろぼうなる組織が
人々の生活を侵食していくという話で。

児童向け小説なので
ひらがなが多く
読みやすさを重視したような文章だけれど
ファンタジーな展開の中に
現代の競争社会とか
子どもの管理教育とか
恐慌に陥った人々のありさまとか
シビアな要素がふんだんに盛り込まれていて
心に響きました。

大人の私は
主人公モモよりも
モモの周りの大人たちが
次第に時間に追われて
とげとげしくなっていくさまに
感情移入してしまい
身につまされる思いがしました。

実は私が小学生のときに
映画版『モモ』が
夏休みの子供向け番組として
テレビで放映されたのだけれど
「なんだ、ミンキーモモじゃないんだ・・」と
チャンネルをかえてしまったことを
今になって後悔しています。
 

アバター
2018/08/14 17:50
こんにちは。

10年以上前に一度読んだだけなので、うろ覚えですが、怖くてハラハラドキドキし、主人公のがんばりに感動したように思います。
ミンキーモモもうろ覚えですが(o^^o)笑えて楽しいアニメでしたね。
アバター
2018/08/12 21:17
小学生の頃に、学校の演劇教室か何かで
モモを鑑賞した記憶があります。
本は読んでないかも。
でもでも・・・最後の「ミンキーモモじゃないんだ」に
すべて持ってかれました(笑)
私もミンキーモモ大好きでした^^
アバター
2018/08/11 17:30
モモも有名ですが読んでないですね~私は。時間を盗む話ですか。
でもエンデのドイツは日本とは違い労働時間に偉く厳格に思えます。
昔からこれほどではなく、啓蒙の結果なんでしょうか。
一方、日本では高プロ通ってしまいましたから、過労死また増えるでしょうね。



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