映画館へ
『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』を観に行きました。

お色気美女戦士達が
ゾンビとかエイリアンとかを成敗
上映予定プログラムで
はじめて題名を目にしたときに
そのような内容を想像したのだけれど
まったく違いました。

女子テニスの現役世界チャンピオンが
獲得賞金額の男女格差への不満を理由に
新たなテニス協会を設立し活動をはじめたところへ
55歳の元男子世界チャンピオンが
試合を持ちかけるという
実話を元にした話で。

スポ根の要素より
ヒューマンドラマの要素が濃く
主人公の内面と
敵役の内面が
ていねいに描かれていました。

主演のエマ・ストーンは
がっちり体型で美しくて
敵役のスティーヴ・カレルは
コミカルで哀愁漂う演技がよかったです。

男女不平等のことだけではなく
LGBTのことも描かれていたのだけれど
シリアステイストではなく
コメディテイストなので
肩肘張らず楽しくみれました。
俳優さんそれぞれの
70年代ファッションも可愛かったです。

けれどこの作品の
本国アメリカでの興行成績は
いまひとつだったようで
たとえばテニスの試合シーンを
『テニスの王子様』のように描いたりとか
たとえば映画プロモーションで
セリーナ・ウィリアムズと
ジョン・マッケンローが試合をするとかしていれば
もっとヒットしたのかもと
いろいろ夢想したのでした。