Nicotto Town


ちょこころねの日記


バレンタインの挑戦状~セバスと新人メイド~


またまたバレンタインにさかのぼったお話です。
セバスがどうして今年はないんだと言ってくるので、書かなくちゃなと('ω')
お話には現実の時間の流れは影響しないと思って書いてみました。

バレンタインまであと一週間ほどになったころのことでした。
一日の仕事を終えて自室に戻ったセバスは、机の上に手紙があることに気が付きました。

筆跡を見た途端にあのメイドからの手紙だと分かりました。
(また勝手に部屋に入られたらしい・・・鍵は閉まっていたはずなのに)
手紙を読んでみるとこうありました。

セバス様は今年もお嬢様に差し上げるバレンタインの
プレゼントの準備をなさっていらっしゃると思いますが、
今年は私とそのプレゼントで勝負をしてください。

プレゼントのテーマは健康的なバレンタインとさせてもらいます。このお題でお嬢様が好ましいと思った方を勝ちとします。

お嬢様もお年頃でいらっしゃいますので、バレンタイン当日にお時間を作っていただくのは申し訳ないですから、三日前のお夕食後とさせていただきます。

と書いてありました。
また一方的に色々指示をしてきたな。
三日前ということは・・・あと四日弱か。
健康的なバレンタインか。チョコレートの菓子といえばどうしても甘い物が多いので健康的となると少し考えなくては。

その日からセバスは毎晩遅い時間まで調理場に立って、試作品をあれこれと作っては、また考え直し、と冷蔵庫にはチョコレートがいっぱい溢れるようになりました。
さすがに作りすぎたか。
メイド長から「これでは冷蔵庫に食材を入れるスペースがありません!」と怒られてしまった(^-^;
さらに「最近セバスさんがチョコをたくさんくれるので、太ってしまいましたよ」とまで言われて。

チョコレートはやはり甘さがあった方が食べやすく美味しいからな。お嬢様は少し甘い方がお好きだし、バレンタインだからこそ甘さのあるチョコ菓子を作りたい。

そんな風に悩んでいたセバスでしたが、とうとう対決の当日を迎えたのでした。

対決はお嬢様のお部屋で行われることになりました。
セバスは決められた時間より大分早く部屋に来てメイドを待っていました。
メイドは指定時間の数分前にやってきました。
(やはりこの女性だったか)とセバスは思いました。
一番最初に勝負を挑む手紙を受け取ってから、手紙の主が誰なのか考えてきたセバスでしたが、想像していた人物でした。
やはり一番勤めの浅い人間だろうと・・・考えていた通りだ。
そもそも屋敷に長くいて私を見ていれば、あんな勘違いをするはずがない。
セバスはそもそも自分に恋愛感情を抱く人間がいるということこそがおかしいと思っているので、きっとなにか勝手に誤解しているのだというのが、手紙の差出人を判定するのに一番の根拠となっていました。

メイドは「失礼いたします」と言って笑顔で二人に挨拶しました。その笑顔にはなにかしら余裕すら感じられるのでした。

(なかなかの度胸のあるタイプか、それとも自信過剰なのか。
顔に出ないタイプかもしれないなとこっそりセバスは思いました)

「さっそく始めましょうか?」メイドがそう言うと、
「はーい。お願いね。楽しみ~♬」とお嬢様はご機嫌そうに答えました。
「私からご披露しますわ。こちらをどうぞ」そう言って持ってきた紙袋から銀のストライプのリボンのかかった鮮やかなピンクの包装紙に梱包された小箱を取り出して、お嬢様に渡しました。

「可愛い包装紙ね!ありがとう(*^▽^*)すぐに開けてもいいかしら?」
「どうぞ。こちらは厳密に言いますと一から私が作った物ではございませんが、お嬢様のイメージして調合して参りました。
それからこちらはセバスさまに」

そう言ってセバスにも同じ位の大きさのエメラルドグリーンの包装紙の小箱を渡しました。
「勝負ですので、セバス様にもどんなものか知っていただかないと、勝敗が決した時にご納得いただけませんでしょう?」

勝負している相手から物を受け取るのは少し抵抗はありつつも、確かにそうかもしれないな、とセバスはその箱を受け取り
二人は箱の中から取り出したのは、茶色の小瓶でした。

お嬢様は「お化粧品かな?」と言いながらキャップをとってスプレーしてみると、甘くて美味しそうなチョコレートの香りがしました。
「チョコレートの香りの香水ってあるのね✨いい香り~」とうっとりした顔をしています。

セバスも自分の瓶をの香りを確かめてみると・・・これは・・・
「セバス様にはコーヒーの香りとチョコレートの香りのブレンドのものにしました」
(なるほど。コーヒーの香りがチョコレートの甘さを抑えてくれている。これなら甘すぎないので普段使いやすい)セバスはそう思いました。

「お嬢様は最近少しダイエットをなさっているとか。チョコレートは美味しいですけれど、体重も気になりますよね。
香水でしたら体形をきにすることなく、チョコの代わりにいつでも楽しめます。もちろんデートの時にも(´艸`*)」

「そうだね~。これならいつでも、寝る前だってチョコの香りを楽しめるわ。すごいアイデア!ありがとう♥」とお嬢様はご機嫌そうです。
メイドは自信を感じさせるほほ笑みでゆっくりと頷いて「お気に召された様で何よりです」とお嬢様の言葉に応えました。

文字数が足りなかったので次のページにつづきます~

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2024/04/14 16:47
ころねちゃん 昨日は貴重な時間を ありがとうね~^^

たのしかった
昨日もお祈りしといたからね(*´艸`)
私も 今日もがんばろ(=^・^=)
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2024/04/09 11:58
ちょこころねさんのいないニコットタウンサイトは味気ないです♡
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2024/04/08 19:15
チョコだけに、ちっちゃーなチョコレートで、「チョコっとです!」とかのオチもあるかも!?
んー。。
それは、きっとなさそ~w
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2024/04/08 19:13
書かなくちゃってwww
出だしからウケましたよw
メイド長、セバスちゃんの試作品を勝手に食べまくっちゃってる?ww

香水とは!!!!!
よほどの自信が☆
実は、セバスちゃんに気があったり???

オイラだったら、匂いを嗅いだらチョコが食べたくて食べたくてヤバイかもっす(;´∀`)
セバスちゃんは、どんなチョコ?を!!!?^^
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2024/04/08 17:43
ころねちゃん 昨日はありがとうね
たのしかった~(=^・^=)




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