初めての手づくりチョコ~セバスとお嬢様~
- カテゴリ: 自作小説
- 2024/04/13 20:27:39
それはバレンタインの前日の深夜のことでした。なかなか寝付けなかったセバスはベッドにいても退屈だったので、眠くなるまで歩くことにして邸内をぐるぐると歩き回っていました。
カチャカチャ・・・調理場から金属音が聞こえてくるので、そっとのぞいてみると、お嬢様が一生懸命に泡立て器を使って何か作っているようです...
毎日の中で感じたことや考えたこと、
興味のあることをつらつらと書いています。
それはバレンタインの前日の深夜のことでした。なかなか寝付けなかったセバスはベッドにいても退屈だったので、眠くなるまで歩くことにして邸内をぐるぐると歩き回っていました。
カチャカチャ・・・調理場から金属音が聞こえてくるので、そっとのぞいてみると、お嬢様が一生懸命に泡立て器を使って何か作っているようです...
前のページからの続きです。まだの方はそちらからどうぞ(^_-)-☆
「では私の番ですね。こちらをどうぞ」と言うと、セバスはテーブルの上をお嬢様の前まで移動しました。その上には銀のトレーにのったお茶と、リボンをつけたカクテルグラスの中に入ったチョコレートがありました。
「ハートや葉っぱの形や可愛いチョ...
またまたバレンタインにさかのぼったお話です。セバスがどうして今年はないんだと言ってくるので、書かなくちゃなと('ω')お話には現実の時間の流れは影響しないと思って書いてみました。
バレンタインまであと一週間ほどになったころのことでした。一日の仕事を終えて自室に戻ったセバスは、机の上に手紙...
気が付いたら前回から二か月が経過していました・・・。続きを早めに書きたいと思いますと書くと、どうも延びる傾向があったりするのだろうか(^-^;あまり間をあけすぎると登場人物たちに、ぷいっとそっぽを向かれてしまいそうなのでコツコツ地道に書いていかねばと思っています(*ノωノ)
前回のお話は...
これはまだお屋敷に、お嬢様もセバスもいない頃のお話・・・。
屋敷のバラの庭園で彼女は静かに過ごしていました。群青色の夜空には綺麗な星が煌いていて、その綺麗な星を見上げながら、庭園に漂うバラの優しい香りを楽しんでいると心が穏やかになっていくのが分かりました。
のんびりした気分でしばらく過ごしていた彼女...