Nicotto Town


☆ ドリーム・スター ☆


夢の叶う場所で ・・・




  夢の叶う場所で ・・・


あんなに暑かった夏が終わって
空には まだ忘れないでとばかりに入道雲
そんな夏の雲と秋の雲が混じる晴れた空の下 

「あのねっ ず~っと 夢みていたんだ 私」

「ん?何を夢みていたの?」

「恥ずかしいけど 言うねっ 。。。 笑わないでよっ」

「うん 笑ったりなんかしないよ 何?」

「う~ん どうしようかなぁ。。。」
「 約束してくれる?笑わないって」

「うんうん 絶対 笑わないから 教えて」

あのねっ いつか私の前に素敵な人が現れてそして
とっても素敵なお城に連れて行ってくれるの
そして ・・・ 私の 私のこと そっと抱きしめて
お前だけが 好きだよ って ・・・
エヘッ 。。。 超 恥ずかしいんだけどぉ 。。。

なんで ちっとも 恥ずかしくなんかないよ
素敵だと思うよ それが夢だったんだぁ。。。

照れながらも 澄んだ瞳で 話していた

夕暮れ時になり 夜のパレードも近くなる頃

シンデレラ城の近くに 白雪姫の願いの井戸と
言う場所があって そこに行きました

ここは 井戸の底から 白雪姫の美しい歌声がこだまする
そして その時に歌声を聴きながら願いごとをお祈りすると
願いが叶うのだとか 。。。

二人 お祈りをして いよいよ パレードへ
そして シンデレラ城の前で フィナーレの花火打ち上げ
お城がライトアップされて ワンス・アポン・ア・タイム

握っていた彼女の手をそっと引き寄せて
そっと抱きしめて 耳元で 言いました

さっき 白雪姫の願いの井戸で なんてお祈りしたと思う?
君は 何を お祈りしたの?

不思議なことに 2人は 同じこと 考えていました

2人は お祈りではなく お礼をしていたのです

以前 別々でこの井戸に訪れていて
いつか ここに2人で一緒に来たいと 
お祈りをしていたのです

ですから すでに 夢が叶って いたのでした

えっ その後 2人の会話ですか?
お恥ずかしいですけれど 想像のとおりです

  「お前だけが 好きだよ」   

彼女は コックリ うなずいて 綺麗な瞳は潤んでいました

いつまでも 子供の頃のような気持ちを忘れずにいれたら
どんなに素敵なことでしょう

たとえ大人になってしまっても
大切なのは 気持ち 心だと いうこと

今という時を 忘れずに そして 大切に

素敵な季節 秋 ゆっくりと流れる雲
これからは 紅葉の時期も訪れますねっ

あなたも 素敵な夢が 叶いますように 。。。


                        Dream star ☆



























  









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