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☆ ドリーム・スター ☆


懐かしの想い出日記



  懐かしの想い出日記

第二章   じじちゃん ばばちゃん あば だだ

 私の故郷は 東北の鼠ヶ関と言う 漁村です
 現在は 素敵なヨットマリーナーも出来ているようです

私は 父親が他界して以来 いや それ以前から鼠ヶ関には行ってません。

私が知る 知っている あの鼠ヶ関は もう無いでしょう

当然と言ってしまえば 当然です
時代が変わり 時が進み 幼少期からの記憶は変わらずとも
いくら東北の田舎町でさえ 変わっていくものなのです

じじちゃん= おじいちゃん ばばちゃん= おばあちゃん
あば= おばさん(長男の嫁)だだ おじさん (長男)
女性= あま  男性= やろ

その土地 その場所で方言が異なり あるのです

鼠ヶ関は 港町 海岸寄りなので 少し離れた山の中の方では
少し訛りが異なっていた記憶があります。

故郷とは 今となっては 私の記憶の中だけに存在していて
素直に現在を受け入れ出来ずにいるのかもしれません

毎年 この年齢になっても夏になり夏が終わる頃に
当時の記憶が蘇り あの鼠ヶ関港の花火大会の夜空に
夜空に 高く 遠く 舞い上がり 一面に広がり
一瞬を 惜しむかのように消えていく火の粉のように ・・・

駅前の 肉屋と電気店を営む おじさんの家から裏道で本家まで
田んぼがあり 小川 用水路が流れていて 鉄工所の鉄の匂い
砂利道を歩く感覚 ザクロの木に実が そして いちじくの木にも
当時はSLが走っていて 汽笛が高鳴り聞こえてました。

その頃は いつか自分が老いて 当時を懐かしむことさえ
考えもいませんでした

海水浴場近くに 中華そばを作り食堂を営む おしさんの店があり
おじさんは 庄内観光に務めていて 私が夏に帰郷すると
アワビ サザエの素潜り撮りに連れて行ってくれました
おじさんは実家 本家で ビールを飲み 私をカブ
バイクの後ろに乗せて自宅の食堂まで飛ばし帰り
食堂にある ソフトクリームの機械から 売れ残り分の
ソフトクリームをタッパに入れ持たしてくれたのでした

父の兄弟は 長男は後を継ぎ 漁師に 他の弟は
電気店 肉屋 食堂と経営していたので私は帰郷しても
鼠ヶ関では どこの子と聞かれても すぐ あぁ んだかぁ
誰もが知っている家の孫の存在でした

父は7人兄弟の末っ子だったので いとこは沢山いて
その中でも私は 大の おばちゃん子で
5歳から中学を卒業するまで帰郷の際は おばあちゃんのとなりで
寝起きするような孫でした

そんな私を 特別扱いするような おばあちゃんが大好きで
どれだけ 人間 人とは 幼い頃 スキンシップ
手を握ったり 一緒に寝たり 会話したりが大切か
大人になって 人の親になり わかりました

今の 現在の家庭では あまり普通ではないかもしれない
祖父母がいる環境 親が子を思う気持ち 親を思う子の気持ち
家族の役割とか 特別で大切な家族の 絆 

いつまでも そんな家族が 存在すること
どこかで あって欲しいと思います。

んだぁ まんず 東京には 様々なもの ある
んでもや だいずなのは 何か?
人の 心 思いやりとか きもつ (気持ち)だぞ

うまぐは しゃべれぬぐても
きもつ は つたわる はげの
わの気持ち ちゃんと 相手さの目 まなこ見て 言え







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