師走ですものねぇ、走る師を見た経験は無いですけれども。

見えない所で走っておられるのでしょうなぁ。

てゆーか師匠は走らずに舎弟を走らせるのが現実でしょうか。

この語の師っつーのは坊主だったように記憶しております。

【余談】
その点では１月の方が師に相応しいような気もします。
だって「お正月」…（和尚がtwo）…　ごめんなさい orz

年始に神々を祀る前にご先祖を供養するってのは良い心がけ。

でも日本では神仏を合祀（神仏習合）していたのですよね。


～　ここからは個人的な理解と思い込みなので勘違いや間違いも含む　～

神仏習合以前の「神」ってのは「氏神様」で、今の神（神社）のイメージとは違って、土着で閉鎖的で素朴で階級社会を構成・支配する概念だったもの。

そこに仏教が伝来して、皆で「仏様」を祀る概念が起こる。氏神制度だと下賤の民とか被差別民やらは良いこと無いので、こぞって仏様に救いを求めるワケですよ。仏の下の平等は思想上保障されてるから。

さて困ったのは氏神を祀る中～上流階級。神を捨てて仏に流れる民を統治しないと社会が崩壊する。
そこで神様が仏様に救いを求めるっつー理屈を思い付く。これは名案！
そもそも日本の神々は日本神話でもあるように人間臭いとこあるからね。
そんなこんなで、何とか融和を図って神仏が習合されて、神仏はゴッチャになってく。

そうすると今度は、仏教が大衆の支持を受けて力を持ち始める。律令制を布いていた統治者や上流階級としては困ったモンなんだけど、人数の多い貧しい民は、ドンドン仏教に流れるんだよ。仏教は何となく平等だし苦しみから解放するって言うから。

そんであまり科学的でない時代のことだから、仏教の一部は呪術的になって救いを求める大衆に応えていく。お経とか強化されつつ密教が流行ったりする。

対して独自の教えを捨てていない神道側は、独自に「清浄」と「穢れ」の二項対立を作り出して、仏教とは違う価値観を作り理論武装を図る。（お祓いとか盛り塩とか今でもやるでしょ？）仏教の独り勝ち状態と対峙しつつ共生する手段を得たワケだ。
（「穢れ」っつーのは死とか血とかが象徴的で、病気や生理・出産なんかもそう）

そうすると今度は浄土思想っつーのが出て来てだな、そもそも穢れから救われちゃう。最大の穢れは「死」なんだけれども、極楽浄土に行くのに何が穢れだってなもんだ。極楽浄土へ行く方法も具体的に説かれちゃったもんだから民衆はソッチに流れるさね。

そんなこんなを経ながら（いろいろ割愛ｗ）、明治時代の「神仏分離」までは習合されたまま続く。

神仏分離では別に仏教を排斥しようとしたワケじゃなかったんだけど、結果的には便乗して廃仏毀釈を起こす地方の神学関係者がいて、お寺や仏具を破壊する運動をしたりもする。

こっからは大日本帝国的な天皇陛下万歳へと流れるんだけど、それはまた機会があれば。

要するに自分でもまとまりつかなくなってきたから投げ出しますｗ