Nicotto Town


ラクトリオ


キレる一歩手前・前編


【※毒吐き注意】

 この言葉を、多分あの子は分からんだろうクポと、心の中で罵ってやった。

 親しき仲にも礼儀あり。

 リアルのラクトリオは電話が嫌いになった。友達のせいである。
 短大の時からの友達は、卒業してからもたまに遊びに行く仲で。住む場所が私とは圏外だから、たまにしかお茶できない。そんな彼女とのやり取りできる唯一の手段といえば、やはり携帯に頼らざるを得なかった。

 今はだいぶナリを潜めたが、多い時で1日7回ものコール。
 働いてない時は、余裕で彼女の話・相談を聞けてたが、今は違う。私がパートで働きに出るようになったからだ。

 仕事が終わり、くたくたになった体で長時間、彼女の話を聞くのはつらい。しかも私から切り出さないと、終わる気配が全くないのだ。もちろん、メールでやり取りしてもらう事に変更してもらったが、あまり効果がない様子。そして、極めつけが私からのメールの返信がないと、知らせるためにコールしだす始末。

 ストレスが溜まり携帯に嫌悪までするが、ぐっと我慢。しかし、それも長くは続かなかった。

 友達の改行なしの長文メールにキレました。腹が立って、一件一件、返信する。最後のメールには、こう返してやった。

「今回私が送ったメール、読みづらいよね?一切改行してないからね。○○から送られてくるメールもそうなんだよ。送信箱で読みなおしてみて。私の気持ちが分かるはず」 




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