Nicotto Town



アメリカでゴジラ-1.0がヒット

自分はゴジラはあまり見たことがないし、マイゴジもシンゴジも見ていないのだけど、今回マイゴジが歴代邦画部門の全米興行記録を更新した。


実は、アメリカはそもそもゴジラファンがけっこう多いらしいのだ。
というのも、昔アメリカでTVが一般家庭に普及したときに
番組が足りないので、穴埋めに日本の娯楽映画なども放映されていた。
そのときにゴジラも放映されていて、子供たちにそこそこ人気だった。
それが今60~70歳台の年配の層で、どんなゴジラ映画でも一応みてみるコアなファンが一定数ついている。

しかし、今回のマイゴジはそのコアなファン以外にも波及してヒットした。
本来、アメリカ人は字幕映画は全然見ない。
では、なぜアメリカでヒットしたのかいくつか要因を調べてみた。
1:ポリコレでハリウッドの大作映画が軒並み大爆死して、ライバルが少なかったた。
ディズニー100周年の"ウィッシュ"、マーベルコミックの"マーベルズ"などは今後の再起が危ぶまれるほどアメリカでの評判が悪い。

2:東宝が海外配信に力を入れた。
アメリカに会社を作っていろいろやっているらしい。とくに上映映画館の拡大とか。

3:マイゴジ制作陣がアメリカの映画ルールを理解していた。
多分今回一番大きな要素。実はアメリカである程度ヒットさせるにはちゃんとしたルールがあって、その一番のルールは実写映画は大きな嘘はひとつまでというものだ(岡田斗司夫調べ)。
このルールは結構厳しくて、ゴジラ出現という大きな嘘に対して、それ以外は架空(空想)のものが出せなくなる。そしてマイゴジはそれをギリギリ踏みとどまった(細かい瑕疵はあるけど)。
とくに今までのゴジラは、ゴジラを撃退するときにどうしても架空の兵器に頼ってしまい大きな減点となっていた。
今回のマイゴジは、どうやらオゾンを使って撃退したらしい(見てないからよくわからないけど)。実際はまあ無理らしいのだが、それでもいつもの大きな減点を逃れ高評価となったようだ。

4:VFXが一定水準を上まわっている。
VFXの技術が低いと映画の没入感が乏しくなり、覚める。山崎監督の過去作「アルキメデスの大戦」「永遠のゼロ」「三丁目の夕日」などからのフィードバックで、高度でいてそれほどお金のかからないVFXが実現した。今回のゴジラを戦後にしたのはこのフィードバックできる舞台装置として選ばれた。

マイゴジ、シンゴジどっちのゴジラが優れているかという議論も多いが、多分シンゴジなければマイゴジ作れなかったし、あまり意味のない議論のような気がする。
ただ、シンゴジのカヨコ・アン・パタースン(役柄名)の英語だけは何とかするべきだったかもしれん(この女優昔英会話のCMにでてたよね?なんの皮肉だよ・・・)

自分が監督ならSHELLYを起用して、信じられないドSキャラとしてアメリカ人に衝撃を与えるけどね。

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2024/01/02 22:13
シンゴジラは監督が役者に演技指導しないので、役者が動向よりも、キャスティングしたやつの責任かもしれない。
東映は枕営業があったみたいだが、東宝もそうなのだろうか?
個人的には、ゴジラは生物なので平気で殺すより毒で殺す方が現実的に思える。まあサイズ的に大量の毒が必要になるのでこれも現実的ではないけどね・・・



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