先日の記事に関してですが、今現在リプレイ用のキャラクターを作って、軽く試運転してみました。うまくいったら(そして気力があったら)リプレイ書いてみますね。

さて本題。私はTRPGを布教しているのですが、「名前は知ってるけど……」「興味はあるんだけど……」ということをよく返されます。体のいい拒否だという学説がある事も事実ですが、それでも私としてはTRPGをガンガン推していきたいのであります。

まずTRPGとは何か？
一言で言えば「ルールが定まったごっこ遊び」です。世の中には多くのTRPGルールブックがあり、それぞれのゲームが独自の世界、キャラクター、敵を抱えています。コンピュータゲームと同じですね。そしてルールブックを参照しながら、司会者(GM)が用意した課題や冒険や抗争なんかを切り抜けていく……そんなイメージです。

嬉しい限りですが、近年TRPG人口が急増しています。TRPGへの入り口として最近大きな役割を担っているのが「リプレイ動画」じゃないかと思います。リプレイとはTRPGを遊んだ記録(あるいはキャラが遊ぶところを妄想してみた記録)です。ニコニコ動画で4、5年前あたりから「クトゥルフの呼び声(CoC)」の動画が大流行して、TRPGを知る人が増えました。ニコ動には再生数は多くなくとも、非常に面白いリプレイ動画が沢山あります。雰囲気を掴みたいのなら、動画から見てみるのもいいかもしれません。

しかしハードルはここからなんです……と言うわけでよくある質問から返してみますね。

①どこで遊べばいいの？
TRPGに興味がある友人が複数人いらっしゃるなら、みんなでおでこを突き合わせてルルブを囲んで、手探りで遊んでみるのも面白いでしょう。ただその場合、ルールが簡単なゲームか、世界観を想像しやすいゲームがいいかもしれません……
人が集まらない時や、初心者ばかりでは不安な方は「コンベンション」という言葉を検索してみるといいと思います。コンベンションとは大勢が集まって5、6人班に分かれ、TRPGを遊ぶイベントです。全国各地にTRPGサークルがある他、ゲーム制作陣主催のイベントも多いです。コンベンションの情報はホビーショップなどでも手に入ることが多いです。
また、ネットの時代に生きる我々は「オンラインセッション(オンセ)」という手段もあります。要はチャットや通話で遊ぶわけですね。Twitterなどでプレイヤーを募集している人も多いので、少し覗いてみてもいいかもしれません。

②ルールブックって何？
TRPGにおけるルールブックはゲームの遊び方とデータが収まった、言わばゲーム本体です。コンピュータRPG(CRPG)と違うのはストーリーはルルブには載っていないこと(それはGMやプレイヤーの自由ですからね)。
CRPGが数多あるように、TRPGのルールブックも何作品もあります。お恥ずかしながら、私が知ってるのは氷山の一角です。最近のTRPG人気の昂揚を受けてか、大きめの本屋さんならルールブックを置いているところが増えました！ゲーム攻略本の近くに置いてあったりすることも多いので、一度手にとってみてはいかがでしょうか？
一般的なルールブックには、キャラクターの作り方・そのゲームの世界観・魔法や技、アイテムなどのデータなどが書かれています。最近ではリプレイや参考シナリオ(GMが用意するストーリーのこと)が書かれているルルブも増え、初心者へのハードルは実際下がっています。お手頃な価格のルールブックも多いので、百聞は一見に如かずです。

③遊ぶのに必要なものは？
TRPGは会話で成り立つゲームですので、遊ぶ相手が必要です。コレが1番難しいかもしれない。でも他のものは大して必要ないです。ゲームにもよりますが、6面ダイスが4、5個あれば沢山のゲームができます。
あとは、参加者みんなで楽しもうと言う気概です。これさえあれば他に何もいらないかもしれません。TRPGは勝ち負けのあるゲームではなく、GMとプレイヤーが協力してドラマを生み出す遊びです。ごっこ遊びで必ずしも正義が勝つ必要はないですし、むしろ常識とは違うストーリーも面白いかもしれません。

最後に私が思う初心者にオススメの作品を2つ挙げます。どちらも値段は張らないので、参考にしてくださると幸いです。なお、ここに書かれていない作品に興味を持ったら、その作品で遊んでみてください！自分が面白いと思うものが1番いいです。

・ソードワールド2.0
王道ファンタジーRPG。所謂「剣と魔法の世界」の作品で、ルールもシンプルなのが魅力。プレイヤー人口が多く、ネットに情報が多いのも見逃せない

・ダブルクロス3rd
現代世界で超能力者が大暴れ。どんなキャラでも作れる一方で、10面ダイスを30〜40個ほど使う欠点も