拒絶の悪魔、ルキフグス
- カテゴリ：小説/詩
- 2014/06/28 00:38:54
世界を拒絶し、自分さえも拒絶してしまう悪魔、ルキフグス。
その悪魔と一緒に歩き出してごらん。
そこがあなたのスタート地点だから。
思考は止まる。
自分を操る糸を認識し、感情を眺めて
まるで棘（いばら）を抜くようにときほぐされていく。
心はほぐれ、ときほぐされていく。
あなたの足跡を探している人がいる。
あなたの産声を待っていた人もいる。
たとえあなたがいないと叫んでも。
あなたの帰りを待つ存在はある。
愛も悪も本当は人間の物差し。
時代によって変わる正義に人生を委ねてしまった自分を抱きしめ。
正義によって傷ついてしまった魂を
今ここに抱きしめる。
拒絶の悪魔はボクの姿の一つかもしれない。
もしからしたらあなたの中の姿の一つかもしれない。
世界に見せている自分とは矛盾した自分がいる。
否定しても、封印しても・・・
あまのじゃくとして心にわきあがる。
そしてあまのじゃくとして行動してしまう。
過去は過去でいい。
そんなあなたがいてもいい。
例えあなたが誰かに反対されても、例えあなた自身が認めなくても。
そんなあなたがいた事を許せる日も来るかもしれない。
正直、許せなくてもいい。
ただ神様はそのあまのじゃくな自分と、手をつないで一緒に歩く事をボクに教えてくださった。
一緒に歩く。
それは対話をするという事。
あまのじゃくな自分との対話。
他人には見えない心の対話。
それが人生の道を大きく照らす。
自分が嫌がるようなことをわざと思考して、自己嫌悪に陥ります。
邪悪なアイツは私を試しているのだと思っていましたが、
どうしてそう思ったのか、対話してみるのもいいのかもしれませんね。