Nicotto Town


グイ・ネクストの日記帳


人間の生きた証は何らかの形で残り、継承される


キリスト教の教えに反する者として処刑裁判をかけられ


死んでいったジャンヌダルクこと、ラピュセル。

この時の死が、ブルコーニュ公の心を動かす。

それはシャルル7世との和解につながる。

フランスはこの時代、ほんとに滅びかけていた。

そもそもの発端はフランス内の大貴族同士の争い。

さらにイギリスという新しい国の誕生の幕明け。

そう、イギリスとフランスの戦争って思いがちだが。

実はフランス同士の争いの発展に新しい国の名前がついただけ。

そして、ほんとに滅びかけていたフランス。

ジャンヌダルクはオルレアンを救った。

後の裁判では無実も証明された。

ナチスに強力したバチカンの陰謀で聖女にも認定された。

さて。

結果としてフランスを救った聖女として今なお大人気。

さて。

それでも

死の瞬間に戻るなら

絶望の中、死んでいった事がうかがえる。

ジャンヌダルク裁判・・・は本として復活している。

4600円と高く、中古にいたってはプレミアがついてもっと高いモノまである

読んで良かった。

明確な悪意のもとに殺された事がわかって。

裁判の記録がそのまま

無実の記録として理解できた。

人間の悪意の恐ろしさもまた理解できた。

ジャンヌダルクは記録の中では「ラピュセル」と書かれていた。

そして

教会側は私怨から・・・神秘さを否定し、キリスト教徒がもっとも嫌がる火刑。

火あぶりを。

ゲヘナの炎、炎は地獄の象徴。

だが、聖書の中には

キリストが、ゲヘナの中へおもむき、手をとろう。助けると、約束されている節もある。

話がそれた。

ラピュセルのように

どんな死を迎えても

それがどんなに絶望的だったとしても

本人にとって。

それでも。

それでもだ。

彼女の裁判の真実を知りたい人が存在し、

彼女の人生を旅行する人が存在し、

今なおゲームでも大人気キャラとして、活躍している。

わたしにとっても。

彼女の裁判は

600年前の出来事だが。

忘れられない裁判であり、火刑だった。

いや、忘れたくないのだ。

火刑・・・。

だからといって、火で、生きたまま焼かれるわけでは無い。

槍で突き刺され、黒煙で窒息死すると・・・火は消される。

そのあと、服は剥がされ、裸体をさらされて

ジャンヌダルクは・・・普通の人間であった・・・と。

印象づけてから、火を再び燃やして灰にする。

その灰は家族に渡らない。

「わたしがあなたを守るから」それがジャンヌダルクのメッセージ。

聖霊。

(せいなるかな)

死は関係ない。

死に方じゃない。

人間の生きた証は、何らかの形で残り、継承され、勇気をあたえる。

救いの無いわたし

それでも救われたい。

あい




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