侵入社員を読んで
- カテゴリ：勉強
- 2012/03/22 18:16:21
Ｔｉｔｌｅ：ＰＡＲＡＮＯＩＡ （日本語タイトル侵入社員）
Ａｕｔｈｏｒ：Ｊｏｓｅｐｈ Ｆｉｎｄｅｒ （ジョセフ・フィンダー）
あらすじ
米国のハイテク企業に勤務するアダムは、いわゆる駄目社員。
待遇の低さにも嫌気が差し、遅く出社、早く帰宅がモットー。
ある日、友人の退職パーティーを企画するが、経費は会社のコンピューターを
不正に操作して捻出する。しかし、それがバレて、上司から厳しい選択を迫られる。
横領罪で55年の服役か、ライバル社にスパイとして入社するか。
企業スパイを選んだアダムの特調が始まった。 よれよれのジャケットを捨て、
一流ブランドのスーツを着こなし、上司から経営学、ハイテク知識、盗聴などスパイ技術を
叩き込まれる。そんな努力が実り、アダムは見事にライバル会社への再就職に成功。そこで意外な才能を発揮し、出世街道を爆走する。そして夢のような生活を手に入れたと思ったのだが・・・。
スリル満点で、ジェットコースターに乗っているような展開でした。
過去のハイテク技術は、このときこんな争いをしていたのかと、勉強になりました。
人間関係も、考えさせられるものがあり、最後は私ならどうするだろうと思案しました。
最近読んだ本の中では、これが一番面白かったです。
もし、機会があったら、みなさんも読んでみてください。
（難しい本ではありません。誰でもすぐ読めちゃいます＾＾）
星 新一さんのショートショート大好きでした。
私が演劇をやっていた時に、星さんの小説を元に
台本を書いて、舞台化し、結構みんなにウケました。
舞台には結構主役級で立たせて頂きましたが、
このときに、私は自分で舞台を作ったり、台本を書く方が好きだと
思いました。
久しぶりに、星さんの小説が読みたくなりました。
このタイトルほんと考えられていますよね。
内容が想像できて、つい手にとってしまいました。
でね、上・下のイラストも考えられていて、
上は、普通のジャケットを着た主人公の胸から上の半分が描かれていて、
下は、上等のスーツを着た主人公がにやりと笑った半分が描かれています。
でも、とても親子関係やボスに対しての心情など、揺れる心も書かれていて
主人公に感情移入して、一緒に迷ってしまいます。
最後は・・・自分ならどうするだろうと考えてしまいました。
そうそうｗ、一般ウケする本じゃないと、薦められませんねｗ
この本なら、男性も女性も、抵抗なく読めるのではと思います。
女性作家が書いたロマンスは、男性には甘ったるすぎるし、
男性を都合よく美化しすぎて、読めないでしょう。
逆に男性作家が、書いたバイオレンス過ぎるものは、
一般女性には、キモ！勝手にやっててと思われちゃうしｗ
この主人公には、多分みなさん普通の自分を重ねられるのではないでしょうか・・・。
夢野久作さん・・かなり異色の作品を書かれた方みたいですね。
ごめんなさい。実際読んでいないので分かりませんが、薦めれた方、驚いたかも・・くすっｗｗ
米国のシリコンバレーの物語は、すさまじい個性の逸話がたくさんあるようです。
まずショックレーの元を去ってスピンオフ会社が出来まくる話。
特に インテルの Andrew Grove。ついこの前亡くなられた Apple の Steven Jobs辺りは
かなりムチャクチャだと思いました。
お話の内容もそおいう感じですね＾＾
スパイ小説は、なんとなく現実味がない気がして、食指をそそられなかったのですが、
Lilyさんの感想で、読んでみたくなりました
人に本を薦めるときって、かなり一般受けする良作ですよね
自分がいいなと思っても、中身がマニアックだとなかなか人に薦められません
最近うっかり、夢野久作の本を友達に紹介しちゃって、
「なんじゃこりゃあ？！？」って言われてしまいました(´ω`)
誰でも特別階級に憧れを持ちますよね。
普通の本なら、その階級を得て当たり前の、
生まれ、頭脳、行動力、容姿などが揃ったスーパーマン的な
ヒーローなのでしょうが、この本は今の自分がその特上階級に
放り込まれたらどうなるかというドキドキ、ハラハラ感があります。
自業自得でこうなっちゃったとはいえ、あまりにも場違いな所で
自分の勘だけを頼りに行動しなければいけない主人公を
ついつい応援してしまいたくなります。
最後・・・・本当にこれでいいのかな？ 自分ならどうするかなって・・色々考えさせられました。
通勤電車の中で読む本なので、とぎれとぎれに読むため、
間が空いてもすぐ読みにかかれる、
あまり難しくない本をと思って何冊か買ったのですが
この本は、続きが気になって気になって仕方なくなりなり、
電車に乗るのが楽しみでした。
出来る社員に見せるためのコツ、勝者に与えられる特権、それは果たして・・
う～ん一杯書きたいんだけれど、書いたら読むの面白くなくなっちゃうので止めますｗ。
男性作家らしい客観性と深い洞察力で、主な登場人物設定がしっかりされています。
スパイものにしては人間味溢れたストーリーです。
(ﾒ・ん・)？なんだか、さくらに似てる・・・・・
まぁ、、不正なことできるような知恵がなくて良かった(｡≧∇≦｡)
❀Lily❀さん 紹介上手デスネ。。。
読みたくなっちゃう(｡◕ . -｡✿)♬♫❤
ついついいってしまう私ですが、あらすじを読んでみると
わくわくどきどきしながら読めそうな本ですね！！
早速名古屋市図書館で検索しましたら３冊（上下）ほどあり
どなたも予約はしていないようですので次回予約してみます。
よい本とめぐり合った時に、自分がいかに主人公、あるいは
好きな登場人物に感情移入できるかどうかがその本を好きに
なる決め手ですね！