安らかに・・・・
- カテゴリ：その他
- 2015/04/20 22:31:21
先週の火曜日に、お向かいに救急車が止まりました。
奥さんが衰弱してしまい、ご飯を食べられなくなったそうなので
入院させると、旦那さんが言われました。
予定は1か月ほどになるかな・・と不安そうでした。
このご夫婦は本当に人情があって、娘の大学合格祝いに、
天ぷら屋さんに連れて行ってくれて、ご馳走してくださいました。
奥さんは、かなり資産家のお嬢様で、物腰のたおやかな、優しい人でした。
去年の秋に体調を崩し、長い間療養していて、お顔も見かけなくなっていたので
本当に久々に会ったのですが、ガツガツに痩せていたので、心のどこかで
危惧していました。すぐに疲れてしまうので、外出もままならないところをおして
娘の為にお祝いをしてくださいました。
手もとに届けられた写真には、品良く優しい笑顔の奥さんが、一緒に写っています。
あれから何日経ったのでしょう・・。先週の火曜に入院してしまい、
お見舞いに行こうと思った時に、娘が風邪をひき、うつすと大変なので、
今日（月曜）に行こうと思っていたのです。
昨夜、夜遅く、何となく予感がして、今朝早く目が覚めました。
カーテンを開けると、お向かいの旦那さんが俯いて門の所に、立っていました。
声をかけることもできず、誰か知らせてくれるのを待ちました。
夜になり、旦那さんがやってきて、今朝亡くなったんだ。
仮通夜で、親族だけで集まっているから、顔を見に来てやってくれ。
綺麗な顔をしているから、今のうちに見てやってくれ。と涙目で言われました。
私と娘は黒スーツに着替え、手ぶらであることを詫びながら、奥さんにお別れを
言いました。安らかで、本当に綺麗なお顔をしていました。
涙がこみ上げましたが、私の顔を見て、旦那さんがつらそうに眼をしばたいて
横を向いたので、私が泣いたら、親族の手前、気丈にふるまっている旦那さんが
つられて泣いてしまうと、ぐっと我慢しました。
天国で幸せになってください。心で呟きながら、親族にご挨拶をして、家に戻りました。
縁があって、この地に引っ越し、親しくして頂いた方が亡くなられて
本当に寂しいです。
でも、お花が大好きだった奥さんは、長い闘病生活を終える時期を選ばれたのでは
と思いました。
「願わくば、花の下にて春死なん その如月の望月のころ」
旧暦で１～2月・・新暦では３～4月の歌だそうです。
お花見をする私達を、窓から眺め、手を振った奥さんを思い出します。
安らかに・・・どうぞ安らかにお眠りください。
昨日、ご主人が、回覧を回したりしてくれたみたいで
お世話になりましたと、ご挨拶にみえました。
ほんとにがっくり寂しそうで、とても心配になりました。
お嫁さんが、相当堪えているみたいで・・・とそっと囁かれたので
奥様を日頃から大事にされていましたからね。と言うと、
それを上手に相手に表わせれたら、義母も・・・・・と俯かれました。
昔の男性は、なかなか気持ちを態度でしめしたり、言葉で表したりしませんものねと
言うと、そっと義父の後ろ姿を見て、頷きました。
私達の前では、奥さんをとても褒めていたご主人・・きっとお二人の時は、
それまでのことがうねりとなって、飛び越して優しい言葉をかけられなかったのかもしれません。
それでも、旅行に連れていったり、あれこれ世話をやいたり、傍からみれば
ものすごく愛情が見えたのに・・・。きっと奥様も最期は、ご主人の心を察して安らかな気持ちに
なっていたのでは・・・と願わずにはいられませんでした。
お向かいさんからは、荷物を整理している音がします。
いなくなった人の荷物を片づけるのは、会えないことを認識させられるので
余計に辛い作業だと思います。
私は、海外転勤になった主人の荷物を詰めた時、空っぽになった整理箪笥を見て
本当に寂しくて泣きました。
主人には年に何度か会えるし、もう７年目なので、いないことに慣れてしまったのですが、
お向かいのご主人は、もう会うことも叶わないので、きっと片づけは進まないと思います。
長々と読んでいただいてありがとうございました。
みなさんの温かい心に感謝します。
お向かいさん、亡くなられてしまったんですね・・・
娘さんの合格祝いにご馳走をしてもらったというお話を聞いていたので
とても優しい方が近所にいていいな、と思っていました。
そのお祝いからまだそんなに経っていないのに、本当に急ですね・・・
Lilyさんのブログを読んで、お向かいさんがとても素敵な方だった事が伝わってきました。
ご冥福をお祈りします。
その方に直接はお伝えできませんが、この場を借りて心からご冥福をお祈りいたします
想いがしますね。まして、それ程お年寄りでもなければ・・・。
Lilyさんの言うように、花の季節を待って亡くなったのかも知れません。
私にとっては見も知らずの人ですが、このブログを通して知ったのも、
何かの縁。ご冥福をお祈りします。
実は、昨年父を亡くしました
しばらくはいろいろな忙しさに紛れますが、やがてぽっかりしてしまいます
延々と、考えずに済むPCのパズルゲームを朝までしていたりの生活を送りました
ふと、これではまずいと目についたニコタに登録して
いろいろな方の鮮やかなお庭やブログを拝見していて目が覚めたというか…
それからはコメントしたり、イベントに参加したり
こうして交流させていただいたりで元気になりました
時々、あれ、なんでいないんだろう？と思ったりもしますが
思い出がたくさんあるので…
時間は偉大です
お隣の旦那さんは、Lilyさんがお隣でよかったときっと思っています
そして奥さんは幸せな方だったと思います
ご冥福をお祈りいたします
つい最近のことでしたね？
急なことで、ご愁傷様です
心からご冥福をお祈りいたします
私は4歳の頃におじいちゃんが亡くなってしまいお葬式に出たときのショックを良く覚えています。とてもやさしいおじいちゃんだったので本当に悲しかったです。
きっとお向かいの奥さんがLilyさんや旦那さんなど多くの方々に最後の姿をみてもらいきっと幸せな気持ちで天国に旅立った事を願います。ご冥福をお祈りします